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派遣の無期雇用とは?有期雇用との違いやメリット・デメリットについて解説

更新日:2023.10.20

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派遣として働く女性

派遣の無期雇用は、有期雇用よりも正社員に近い働き方と言えます。

事前に両者の違いを把握していくことが大切です。

 

今回は、派遣の無期雇用とはどのような働き方なのか、有期雇用との違いについて解説していきます。

派遣の無期雇用とは

派遣社員は一般的に有期雇用であり、働ける期間が定められています。

 

一方で、無期雇用は長期的に働ける可能性がある働き方です。

無期雇用として働くためには具体的にどのような雇用形態なのか、把握していかなければなりません。

 

常用型派遣の一種

登録型派遣は、派遣会社に登録する働き方です。

これに対して、常用型派遣の場合は派遣会社に雇用される点が登録型派遣と異なります。

 

無期雇用派遣は常用型派遣の一種であり、同じ意味で用いられる場合も少なくありません。



契約期間の定めがない

無期雇用とは、契約期間を定めない働き方を言います。

正社員と同じで、契約期間がないので中長期的に同じ職場で働ける可能性がある働き方です。

 

有期雇用は契約期間が定まっているので、満了後における生活に不安を感じることもあります。

一方で、無期雇用の場合は期間の定めがないことから雇止めがない働き方です。

就業規則に違反する等がない限り、一般的に契約を終了することはありません。

有期雇用の無期転換ルールがある

有期雇用の場合、契約期間経過後に安定した収入が貰える保障はなく、不安定な働き方とも考えられます。

そこで、無期転換ルールが用いられるようになりました。

 

無期転換ルールとは、有期労働契約が5年を超えて更新されている場合、労働者からの申し込みで無期労働契約に転換できるルールです。

有期雇用でも、5年間働き続ければ無期労働契約に転換できる可能性があるので、労働者にとって有益な制度と言えます。

派遣における無期雇用と他の働き方との相違

派遣社員は派遣会社と契約を行い、派遣先で働くという特殊な働き方です。

他の雇用形態とどのようなところが異なるのか、違いを押さえていかなければなりません。

 

契約期間や契約先などの違いに着目していく必要があります。

また、有期雇用と無期雇用の働き方の違いを知り、自分に向いている方法で働いていくことが大切です。

有期雇用とは契約期間が違う

有期雇用は、契約期間が定められている派遣の働き方です。

契約期間が定められていると、契約が満了すれば同じ職場では働けなくなってしまいます。

 

契約満了を迎えた場合には、他の会社や部署で働くしかありません。

一方で、無期雇用の場合、契約期間に定めはないのが特徴であり、有期雇用とは契約期間が異なります。

正社員や契約社員とは雇用先が異なる

派遣の無期雇用は、あくまでも派遣であり、派遣会社に雇用されています。

一方で、正社員や契約社員は派遣先会社に雇用されている直接雇用です。

派遣社員は派遣会社に雇用されているので、給料は派遣会社より受け取ることになります。

 

就業している派遣先会社より指示を受けて働くことになるので、混同しないように注意しなくてはなりません。

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無期雇用派遣のメリット

派遣は待遇が良くないというイメージが根強く、働くのに躊躇してしまう人もいます。

無期雇用派遣の場合にはメリットが多く、自分のライフスタイルに合っている人にとっては効率的な働き方です。

 

無期雇用派遣として働く前に、メリットを理解していく必要があります。

雇用が安定している

無期雇用派遣は、働ける期間の定めがないので中長期的に働ける可能性があります。

継続して勤務することで専門知識が身についたり、キャリアを形成することが可能です。

 

雇止めなどの危険にさらされながら働くことは、安定した働き方とは言えません。

無期雇用派遣であれば、雇用が安定してきます。



次の派遣場所が決まるまで給与が出る

有期雇用の場合には、働いた分だけ給料が支給されるので、任期が満了して待機期間に入ると給料が無くなってしまう危険があります。

無期雇用派遣の場合には次の派遣場所が決まるまで、派遣されている時のように給与を受け取ることが可能です。

 

給与は生活の基盤であり、できる限り安定して支給されることが望ましいと言えます。

無期雇用派遣は、待機期間でも安定して給与を受け取れるのが特徴です。

3年ルールに縛られない

有期雇用の場合には、3年ルールと言って同じ職場に最長3年間しか勤められません。

3年間勤めてしまえば、別の会社または職場に派遣されることになります。

 

無期雇用派遣は雇用期間の定めがなく、3年以上でも問題なく同じ職場で働くことが可能です。

雇用期間の制限に縛られず継続的に働けるので、勤務先での信頼関係構築や、給料が安定するなど、多くのメリットを享受できます。

無期雇用派遣のデメリット

無期雇用派遣はメリットも多いですが、少なからずデメリットもあります。

デメリットは事前に把握しておくことで回避していけるようになるので、知っておかなくてはなりません。

 

無期雇用派遣という働き方であるがゆえに、生じる問題があるのも事実と言えます。

しっかり理解して、それぞれに対策を講じていけるように心掛けましょう。

派遣会社の採用選考がある

無期雇用派遣では、派遣会社において慎重な採用選考が行われます。

スポットや短期で派遣する場合とは異なり、中長期的に働く可能性がある社員を選択しなければならないからです。

 

ミスマッチを防ぐために、スキルや能力だけではなく経歴や性格など、他の派遣社員と比較検討されます。

自分に合った職場で働ける可能性は高くなりますが、選考段階で待遇の良い職場に選ばれない可能性もあるので注意しなければなりません。

派遣先を自分で選べない

有期雇用の場合、自分で働きたい場所を自由に選べることが多いです。

一方で、無期雇用派遣は派遣会社が最適な会社を選考して派遣されます。

基本的には、決められた場所に派遣されることになるので、自分で選ぶことができません。

 

自分に最適な派遣先会社に勤務する場合もありますが、通勤時間がかかる場所に派遣されるなど、選べないことによるデメリットが生じてくるのも事実です。

待遇の差が否めない

同一労働同一賃金により待遇差が無くなってきていますが、完全にないわけではありません。

事前に決められた規定や合理的な説明ができる範囲であれば、異なる取り扱いが認められます。

 

また、無期雇用派遣は派遣会社に雇用されているので、適用されるのはあくまでも派遣会社の労働条件です。

派遣先で長期的に働いている正社員と比較すると、待遇に差を感じてしまう場合があるかもしれません。

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まとめ

今回は、派遣の無期雇用とはどのような働き方なのか、有期雇用との違いについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

 

派遣の無期雇用は、有期雇用よりも正社員に近い働き方です。

雇用期間が定められていないので、雇止めのない働き方を実現できます。

 

3年ルールに縛られず、待機期間でも給与が支払われるのが特徴です。

一方で、採用選考があったり、採用先を自分で選べないデメリットもあります。

 

正社員と比較すると、未だに待遇差を感じてしまうのも否めません。

メリットやデメリットを考慮して、自分にとって最適な働き方を見付けていくのが賢明です。

 

5年間働くことで、無期転換することもできるので、ライフスタイルにあった働き方を実現していきましょう。

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