お役立ち情報
派遣の転職お役立ち情報になります。
派遣社員として働く際にボーナスの有無は非常に重要となるので、ボーナスを貰えるかどうかを確認しておく必要があります。
今回は派遣社員はボーナスがでないのか、ボーナスを貰う方法について解説していきます。
そもそもボーナスとは
ボーナスとは、個人の業務成績や会社の経営業績が上がることなどにより、定期給与とは別に支給される賃金です。
給与と同じく生活の基礎になるので、大切な役割があります。
ボーナスの種類を把握していくことで、どのような時に支給対象になるのか、理解しておくのが賢明です。
賞与や特別手当と同義
ボーナスは、能率が高い従業員に対して、賞与金を定期給与とは別に還元することで、モチベーションアップが期待されています。
給与とは別に支給されることから、余裕が生まれるので、生活の基盤として大切です。
ボーナスと似ている概念に、賞与や特別手当があります。
これらはほぼ同じ意味で使われていることが多いので注意が必要です。
会社により支給条件が異なるので、事前に理解して業務に臨んでいくのが賢明と言えます。
ボーナスの種類は多様
「ボーナス」と一言でいっても、実は様々な種類があり、支給される条件が異なります。
まずは「通常賞与」と「決算賞与」に分けることが可能です。
どのような点が異なるのか、違いを押さえていきましょう。
支給対象となる条件の設定方法について、理解することが鍵を握ります。
通常賞与
通常賞与は夏または冬に支給されることが多く、基本給連動型賞与や業績連動型賞与があります。
基本給連動型賞与は賞与の計算において基本給が基礎となり、手当は基本給に入らないことから、思っていたより支給額が少なることも考えられるので注意しなければなりません。
これに対して、業績連動型賞与は個人の業務成績により支給されるので、具体的な条件を確認しておくことが大切です。
決算賞与
決算賞与は決算後に支給されることが多く、会社の業績により支給されるかが決定します。
会社の業績に依存しているので、業績が良くなければ基本的に支給されません。
ボーナスを支給するかは自由
ボーナスはそもそも法定されているものではなく、支給するかは会社の自由です。
義務ではないことから、貰える会社と貰えない会社があります。
また、業績が良いからと言って支給するかどうかも会社次第です。
支給対象も会社が決定できるので、対象範囲に自分が含まれているのか確認しておく必要があります。
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法改正により派遣社員でもボーナスが貰える
派遣社員は、正社員と比較してボーナスが貰える可能性は少ないです。
しかし、法改正により正社員と非正規社員の待遇の差を無くそうという試みがなされており、絶対に貰えるわけではありませんが貰いやすくなった状況になりつつあります。
どのように貰いやすい状況に変化したのか、把握していくことが大切と言えます。
同一労働同一賃金とは
同一労働同一賃金は、同じ労働をしている場合、同じ対価が支払われるべきという考え方です。
非正規社員が正社員と同じ労働をしても待遇の差が生じていることから、待遇の差を無くそうという規定の整備がなされました。
パートや有期雇用における規定の解釈が曖昧だった部分も明確化され、派遣に関しても規定が設けられたので、待遇差が無くなってきていると言えます。
派遣先均等・均衡方式
派遣先均等・均衡方式とは、派遣先における社員と派遣社員の待遇の均等・均衡が求められる方式です。
同じ仕事をする場合には、待遇が同じであり違う場合には合理的な説明が求められます。
待遇差が生じないように、比較対象労働者の待遇情報を派遣会社に提供しなければなりません。
待遇には賞与も含まれているので、基本的には比較対象労働者と同じ賞与が支払われることになります。
労使協定方式
労使協定方式では、派遣会社と派遣社員の代表により待遇を規定する方式です。
派遣先会社の待遇と同等とした場合、派遣先が変わることにより待遇が変わってしまいます。
事前に定めておくことで、派遣先による影響を受けずに安定した働き方を実現していけるようになるのが特徴です。
ただし、教育訓練や福利厚生など最低限の部分に関しては、情報の提供が求められています。
派遣社員がボーナスを貰える可能性とは?
法改正により、派遣社員がボーナスを貰える可能性は高まっています。
一方で、実際に受け取れる可能性は未だに高いとは言えません。
受け取るためには、貰える可能性のある働き方により勤務していくことが大切です。
常用型派遣や紹介予定型派遣は、正社員と類似する働き方であり、ボーナスを貰える可能性がある働き方です。
両者の働き方について理解しておくことが、ボーナスを貰うための鍵を握ります。
常用型派遣
常用型派遣は、無期雇用派遣とも呼ばれ、期間を決めずに派遣先会社で勤める働き方を言います。
登録型派遣との違いは、期間が決められていないので、任期が満了しても雇用が継続している点です。
雇用が継続しているので、待機期間中も給与が支払われます。
派遣会社の正社員と類似しているので、同じ待遇が受けられ、条件を満たせばボーナスを受け取れるのが特徴です。
紹介予定型派遣
派遣先均等・均衡方式の場合には、正社員と同じ取り扱いがなされるので、ボーナスを貰える可能性はあります。
紹介予定型派遣であれば、雇用形態は異なりますが、働き方は正社員と類似しており、条件を満たせる可能性も高くなる方法です。
ですが、派遣先均等・均衡方式は、合理的な説明により異なる取り扱いが認められており、詳細は会社ごとに定められている取り扱いに注意しなければなりません。
派遣社員がボーナスを貰うための注意点
派遣社員が、ボーナスを貰うためにはいくつか注意点があります。
従来より貰いやすい状況になってきていますが、条件を満たさなくてはいけません。
働き方によっては、条件を満たしづらい状況になってしまいます。
ボーナスを受け取れれば生活が安定するので、注意点を意識して働いていくのが賢明です。
事前に条件を確認しておくことが大切
派遣社員でもボーナスを受け取れる可能性はありますが、条件は正社員と同じです。
条件を満たせないケースも多く、注意していかなければなりません。
ボーナスを受け取るためには、業績・能力・行動による会社に対する貢献度や支給日に在籍していることなど、賞与の査定に合わせた働き方をしていくことが大切です。
どのような状況でボーナスを受け取れるのか、事前に確認しておくことで、ボーナスを受けとれるように働いていけます。
登録型派遣では条件を満たせないケースも多い
登録型派遣であり単発や短期の場合には、そもそも条件を満たせるだけの期間勤めることができないのでボーナスを受け取ることはできません。
通常は在籍年数に応じて給与は上がり、給与が基本となる賞与の場合には在籍年数が上がるごとに賞与も上がります。
一方で、登録型派遣は同じ職場で働けるのが最長で3年間と決められており、3年間経つと別の会社に派遣される可能性は高いです。
条件を満たしていたとしても賞与額が少なくなりがちなので、注意しなければなりません。
まとめ
派遣社員のボーナスについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
同一労働同一賃金の考え方により、派遣社員でもボーナスを受け取れる可能性があります。
登録型派遣は、スポットや短期で条件を満たしづらい状況にあるので、注意が必要です。
常用型派遣や紹介型派遣などは、正社員と同じくボーナスが受け取りやすい働き方なので、視野に入れていく必要があります。
一方で、ボーナスを貰える環境にいても条件を満たしていなければならず、事前に確認しておくことが重要です。
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