A.職務経歴書の実績やアピール欄についてはよく相談を受けます。「何を書いたらいいかわからない」という方は多くいらっしゃいますが、とくに管理部門でお仕事をしていらっしゃる方は悩みどころですね。
職務経歴書の見本のほとんどは、売上や販売数の定量的なものや、社内表彰などの記載を基本とし、その工夫ポイントなどを記載することを推奨しています。しかし管理部門の業務の場合、記載できる定量はなかなかありません。採用業務では「目標採用数10名に対して10名達成」などの達成数、法務では毎月の契約書数などが考えられますが、経理財務や総務では見つけることが難しいでしょう。
では、管理部門の仕事では実績やアピールを書けないかというと、そんなことはありません。プロジェクト単位の仕事、業務工数の削減、業務フローの改善など、アピールできることを記載しましょう。
<例>
・会計ソフトの導入や入れ替え
・業務見直しで工数や配置を工夫し、決算を1日早期化
・社内イベントの企画と実施、終了後の意識変化
・全社的な業務フロー改善プロジェクトメンバーとしての活動
上記のようなことをピックアップしてアピールにつなげていきましょう。また、記載する際に重要なポイントがあります。業務改善や社内プロジェクトの場合、「〇〇に取り組んだ」「〇〇を工夫した」と記載してしまうことがありますが、これではアピールになりません。取り組んだ結果がどうなったのか、工夫した結果、何を得られたのかを必ず書きましょう。ご自身の納得できる職務経歴書を準備して、転職活動に臨んでください!