税理士が応募する未経験可の求人
税務と経理のスペシャリストである税理士は、高い知識と専門性をバックグラウンドにして、未経験の業務にも積極的にチャレンジすることができます。
例えば、経営者のニーズを汲み取り、クライアントの経営環境を踏まえ、その要望を具体化していくようなコンサルティング業務です。
税理士の主業務は税務のため、ほとんどは法人税申告などの申告業務を中心に仕事をしています。
コンサルティング業務については、経営者へのアドバイスをのぞいては本格的に取り組んでいる税理士は多くなく、転職してチャレンジしたいと考える場合は未経験となります。
しかし、法人顧問の経験を蓄積していけばアピールにもなりますし、ぜひ積極的に応募していきましょう。
コンサルティング業務を、目的別に分類すると下記のようなものがあります。
内容は大きく異なりますので、チャレンジする際は自分が何をやりたいかを分析しておくようにしましょう。
・資産税コンサルティング
財産配分のシミュレーション、残された家族間で揉め事にならないよう、不動産等の換金による納税資金の確保、将来の不動産所得等を生み出すための資産形成アドバイス等です。
・事業承継コンサルティング
経営の混乱を防ぐために、議決権のある過半数の株式を経営能力のある親族へ集中化させることや、5年後・10年後を見据えた株式評価額シミュレーション等
・経営コンサルティング
税理士としての法人顧問業務は、月々の決算や年次の決算に対し、税務申告や節税対策についてのアドバイスにとどまることがほとんどです。
経営コンサルティングでは会計面だけではなく事業や組織までを分析・判断し、将来的な経営についてアドバイスをしたり提案をしたりすることがメインとなります。