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行政書士は独学で受かるのかと考える人は多いです。
効率的な勉強法を身につければ独学でも合格はできます。
今回は、行政書士は独学でも受かるのか、メリット・デメリットや効率的な勉強法について解説していきます。
独学でも行政書士試験に合格する目安
コツコツ学習していけば、独学でも行政書士に合格することは可能です。
独学の場合、合格までの勉強時間が長引いてしまう可能性も否めませんが、1,000時間程度と言えます。
1年間ですべての学習を終えるには、1日2〜3時間の勉強量が必要です。
長期的に学習をしていかなければならないので、計画的な学習が鍵を握ります。
一方で、1,000時間はあくまでも目安であり、1,000時間以上の時間を要してしまうことも少なくありません。
余裕をもって学習を進めていけるように考えていくのが賢明です。
合格までの勉強時間は1,000時間程度
合格までの勉強時間は1,000時間程度であり、他の法律系国家資格よりは少ない勉強時間と言えます。
短期的に1,000時間確保するのは簡単ではなく、私生活を見直していかなければなりません。
また、長期的に学習を継続していくにしても時事問題や改正などの変化する部分もあり、学習量が増えていってしまうことが懸念されます。
出来る限り、自分の中における短期合格を狙っていきたいところです。
1日あたり2~3時間の勉強量
1,000時間程度の学習を1年間で見積もれば、1日2〜3時間です。
2〜3時間を毎日確保するには、習慣化していかなければなりません。
私生活もあるので、勉強が出来ない日を考慮すれば、2〜3時間よりも多く学習する日もでてきます。
行政書士試験は長期間における勉強なので、モチベーション管理をしながら継続的に学習していくことが大切です。
計画的な学習が鍵を握る
独学の場合には、自分で計画的な学習を組み立てていく必要があります。
本試験に合わせて最大限のパフォーマンスをしていくためには、逆算して計画を立てていかなければなりません。
計画を実行して、改善を繰り返すことで、効率的な学習を目指すことが、鍵を握ります。
無計画における学習は、効率が低下してしまうので、モチベーションも下がってしまうことが懸念されるからです。
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行政書士を独学で受けるメリット
行政書士を独学で勉強するメリットについて解説していきます。
周りを気にせずライフスタイルに合った勉強ができるので、マイペースで学習可能です。
また、専門学校に通うのには費用が多くかかってしまうことも少なくありません。
独学であれば、費用を大幅に削減できるので、費用面に関する心配はなくなると言えます。
ライフスタイルにあった学習が可能
専門学校に通学している場合には、授業に合わせて学習を進めていかなければならず、分からないところがあっても、講義が進んでいってしまうこともあります。
独学の場合、分からないところは立ち止まってゆっくり学習できますし、分かるところは飛ばしていけるので、効率的です。
また、独学は学校に通う時間を削減できるので、時間的にも余裕をつくれて自由に学んでいけるメリットもあります。
費用を大幅に削減できる
専門学校では、受験のプロである講師陣が効率的な学習へと導いてくれます。
一方で、5〜10万程度の費用がかかってくるので、資金的に余裕がない場合には私生活へと影響してしまうかもしれません。
専門学校に通うお金を無理に稼ごうとすると時間を要するので、勉強する時間が減ってしまいます。
無理をすることなく独学で学習できれば、費用を大幅に削減して、学習可能です。
行政書士を独学で受けるデメリット
行政書士試験を独学で受験するデメリットもあります。
法律は難解であり、初学者には理解が難しい面があるのも事実です。
法改正がある場合にも自分で対応していかなければならず、勉強に集中できないことも考えられます。
また、専門学校のようにカリキュラムのようなものがなく、学習スケジュールを自分で立てなくてはなりません。
初学者にとって法律が難解
法律には、専門的で読みづらい文章があります。
規定されている内容を理解するのに、時間を要してしまうことも多いです。
市販のテキストを参考にして、趣旨から規定されている内容について、考えていかなくてはなりません。
独学で学んでいくと、法律を学んだ経験のある人にとっては問題なく学習していけますが、初学者にとっては法律を読み解くことができず、勉強時間がかかってしまう危険があるので注意です。
学習スケジュールを立てるのが難しい
独学の場合には、本試験までの時間を逆算して今行うべき勉強を自分で計画的に設定していく必要があります。
学習スケジュールは、受験日までに行うべき勉強の全体像を把握していなければ正確に立てられません。
専門学校であれば、言われている通りに学習を進めていくことで本試験までに全ての学習範囲を学び終えるように、カリキュラムが構成されています。
独学において自分で学習スケジューㇽがうまく立てられないと、計画的に学習をしていくことができません。
法改正に自分で対応しなければならない
行政書士の学習は法律も多く、法改正がある場合には自分で対応していく必要があります。
いつ、どのような趣旨において規定が変わったのか、要点を把握していかなくてはなりません。
法改正への対策を自分で行うのに時間を要するあまり、他の大切な論点を忘れてしまうこともあります。
行政書士を独学する際の効率的な勉強法
行政書士を独学する際の学習スケジュールは、本試験までの進捗状況を図るうえで重要なので、設定は緻密に行う必要があります。
勉強内容としては、試験全体に占める点数の割合が大きい民法と行政法が鍵を握っているので、注意しなければなりません。
模試だけを受けてみるなど、専門学校をうまく活用していくと、独学でも効率的な学習になります。
学習スケジュールを緻密に設定
独学では費用対効果の悪い勉強になり、学習ペースが落ちてしまう場合も多いです。
学習スケジュールを緻密に設定して、勉強することに集中していく必要があります。
近視眼的になり難しい論点に気をとられてしまうと、本試験までにすべての学習を終えられない危険があるからです。
本試験までの勉強における全体像を把握して、無理のない学習スケジュールを設定していくことが大切と言えます。
民法と行政法が鍵を握る
行政書士試験の合格基準点は、300点中180点です。
その中でも、民法と行政法における配点割合は、民法76点と行政法112点で、2科目だけでも合格基準点を超えます。
実際には、一般知識科目にも足切りがあるので、2科目で合格することはできませんが、配点が大きいのは事実です。
合格を狙う為には民法と行政法に主眼をおいて学んでいくと、アドバンテージになります。
専門学校をうまく活用する
独学と言っても、完全に独学で合格しなくてはいけないわけではありません。
専門学校には初学者から合格までを目指すコースだけではなく、直前対策講座などもあります。
さまざまな講座が用意されているので、うまく活用して学習効率を高めていくことが大切です。
自分で管理していくのが難しく感じた場合には、専門学校の利用も検討してみるのが賢明と言えます。
まとめ
今回は、行政書士は独学でも受かるのか、メリット・デメリットや効率的な勉強法について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
行政書士の試験合格を独学でめざすのは難易度が高いですが、不可能ではありません。
自分で学習スケジュールを立て、モチベーションを管理できる人にとって、ライフスタイルに合わせて自由に勉強できるので、独学が効率的と言えます。
独学にもメリット・デメリットがあるので、慎重に比較検討していかなければなりません。
行政書士試験において、民法と行政法で得点を伸ばせるかが鍵を握るので、対策していく必要があります。
専門学校では、法改正における対策講座が行なわれる場合もあるので、適宜チェックしてうまく活用していきましょう。
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