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中小企業診断士におすすめな副業とは何なのでしょうか。
中小企業診断士の副業は収入面だけではなく、キャリアアップにも結びつきます。
本記事では副業のメリットや注意点について説明していきましょう。
中小企業診断士における副業選択のポイント
主たる業務だけで年収はなかなか増えるものではありません。
しかし、副業を行える状況にあれば増やしていくことも可能です。
中小企業診断士が副業をする場合は、キャリアや収入の観点から専門性を活用できる仕事を行っていくのが賢明と言えます。
副業の探し方を事前に把握しておき、効率的に自分に合った副業を探していきましょう。
専門性を活用できる副業を選ぶ
中小企業診断士の資格を保有している場合、専門性を活用することのできる副業を選択していくことが有益です。
報酬が高いだけではなく、中小企業診断士としてキャリアを積むことにつながっていきます。
独立を視野に入れている場合には、営業力や専門知識が得られる副業を選んでいくと、事業に役立つ知識を獲得することが可能です。
副業の探し方を把握しておく
中小企業診断士が副業を探す場合、仕事を紹介して貰う方法もあります。
日頃から人脈を形成していれば、知人や同僚、上司などから中小企業診断士のサポート業務を紹介してもらえるかもしれません。
紹介して貰える人がいなくても、クラウドソーシングサービスなどを利用すると仕事を受注できます。
自分のHPやSNSなどを活用して仕事を募集すると、相談したい人が発注してくれることもあるので有益です。
中小企業診断士におすすめな副業
中小企業診断士はコンサルティングを主たる業務として、補助金や助成金の申請なども行うことができます。
資格試験や本業で得た知識を活かして、研修やセミナー講師、資格の講師や添削業務で働くのも可能です。
ブログ運営やSNS発信も合わせて行うと、広告宣伝効果もあるので他の副業と組み合わせていくこともできます。
継続的にノウハウを積んでいけるように、自分に合った副業を選択していきましょう。
コンサルティング
コンサルティングは、経営に関する問題の発見・改善を図る業務です。
中小企業診断士における主な業務であり、キャリアを積んでいくにはコンサルティングの専門性を身につけていかなければなりません。
ヒアリングや財務分析を通じて発見した問題に対して、情報収集を行い改善策の思索、提案を行います。
公的機関に登録を行い、窓口相談や専門家派遣で働くことも可能です。
補助金・助成金の申請支援
補助金や助成金の申請では、経営企画書や事業計画書などの書類を正確に作成しなければなりません。
補助金や助成金は事業を支援する目的があるため、事業の信頼性について審査を行っているからです。
中小企業診断士が専門家の見地から、論理的に作成していくことで採択率をあげられるようになります。
研修・セミナー講師
研修やセミナーの講師を副業として行うことも可能です。
生産管理・マーケティング・経営法務など、学んできたテーマの講演は中小企業診断士の得意分野と言えます。
中小企業に出向いて社員に対して行っていくことで現場力が磨かれていき、経営課題の解決に有効です。
資格講座の添削・講師
専門学校では、中小企業診断士の講座で添削や講師の募集をしている場合があります。
中小企業診断士の資格試験で得た知識を利用して働けるので、空いた時間に副業としてすることも可能です。
特に添削であれば土日などで行えることが多く、副業にも向いています。
ブログ運営・SNS発信
ブログやSNSで、中小企業診断士に関する情報を軸に発信を行います。
PCがあればどこでも作業が出来る手軽さが魅力であり、独立をする場合の広告宣伝にもなるので有益です。
また、中小企業診断士に関する記事を受注したり、広告収入に結び付けていくこともできます。
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中小企業診断士が副業をするメリット
中小企業診断士が副業をするメリットは、年収が増えるだけではありません。
計画的に行えば、収入を得ながら資格更新の実務従事要件を満たすことも可能です。
副業を通じて独立する際に助け合っていけるビジネスパートナーに出会えることもあります。
本業と副業を相乗的に行い、メリットをしっかり享受していきましょう。
更新時に必要な実務従事要件を満たすことにつなげられる
中小企業診断士の資格は5年に1度更新をしなくてはならず、実務従事要件があります。
実務従事要件を満たすには、診断助言業務等の従事や実務補習の受講・指導を30日以上行わなくてはなりません。
副業が経営コンサルタントなどの場合、実務従事要件を満たすことができ、副業をしながら更新要件も満たせて一石二鳥です。
本業に活用できる知識の獲得
本業で学んだ知識が副業で活用できるだけではなく、副業で得た知識も本業に活きてきます。
いつもとは異質の業務を行うことで、視野が広がっていくからです。
本業でも広い視野をもって考察できれば、多角的なニーズに応えられるようになっていきます。
人脈の形成が可能
副業を行っていく過程で多くの人とコンタクトをとることで、人脈が形成されていきます。
企業内診断士として働く場合だけではなく、独立する際にも助け合っていくことが可能です。
副業では普段触れあわない人に出会う可能性があり、大切な機会でもあります。
中小企業診断士が副業をする際の注意点
中小企業診断士が副業をする場合、会社との契約内容から違反していないか忘れずに確認しておくのが賢明と言えます。
また、一定の所得を超えれば確定申告をしなければなりません。
所得の増加により翌年の住民税額も増えるので注意です。
会社の就業規則違反にならないようにする
会社の就業規則で副業が禁止されている場合には、違反しないように副業をしないのが無難です。
副業がOKでも業種によってはNGになることもあるので、注意していかなければなりません。
一方で、働き方改革により副業を推奨している会社も多くなってきており、後でトラブルにならないように確認をとって、問題がなければ副業をするようにしましょう。
確定申告を忘れずに行う
会社に勤めて給与所得がある場合、その他の所得が20万円を超えれば確定申告が必要です。
会社に勤めていれば源泉徴収されて年末調整で完結しますが、副業をしている場合には該当していないか確認しなければなりません
源泉徴収票など必要書類を揃えて、原則2月16日〜3月15日までに申告するのが決まりです。
翌年納付する住民税額の増加
住民税は所得割があるので、副業により所得が増えれば住民税額も増加します。
住民税の納付は所得税と異なり、当年分の所得より算出される税額を、来年納付しなければなりません。
会社に勤めていれば、来年の給与より差し引かれますが、辞職して収入がなくなる場合には注意が必要です。
自ら納税することになり住民税の納付書が自宅に届くので、手元にお金がなければ焦ってしまうことになります。
まとめ
中小企業診断士におすすめの副業、メリットや注意点について解説してきました。
中小企業診断士の副業は専門性を意識していくのが大切であり、収入面だけではなくキャリアアップにも結びついていきます。
会社とのトラブルにならないように、就業規則の確認を忘れずに行っておくことです。
中小企業診断士の更新時の実務従事要件を満たすこともできるので、要件に該当する業務であるのか把握しておきましょう。
副業における所得が20万円を超えた際には確定申告を忘れずに行い、翌年の住民税の支払い増加にも注意しておかなくてはなりません。
副業を真剣に行えば、実務経験や人脈の形成など独立する際にも有利になるので、計画的に行っていくのが重要です。
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