転職お役立ち情報

【2024年】会計士の転職・求人について徹底解説

更新日:2024.10.11

会計士の転職お役立ち情報

【2024年】会計士の転職・求人について徹底解説

会計士の転職市場は依然として売り手市場が続いています。

しかし、売り手市場でも転職活動が必ず上手くいくとは限りません。

転職活動を成功させるためには、転職市場の動向や転職のポイントを押さえた上で対策を進めることが大切です。

今回は会計士の転職・求人について詳しく解説します。

会計士転職市場の最新動向

2024年現在、会計士の転職市場は売り手市場が続いています。

 

前提として、かつて公認会計士試験に合格しても就職先が見つからないという「就職氷河期」と呼ばれる時代がありました。

しかし2014年から2018年頃は、就職氷河期の反動かのように、監査法人での採用がかなり強化されていました。

現在も2018年頃と同じほどではないものの、売り手市場が続いている状態です。

 

2024年の転職市場の特徴として、以下の3点が挙げられます。

  • 公認会計士合格者の増加が緩やかな一方で会計士のニーズが高まっているため、依然として売り手市場が続いている
  • 監査法人、特に中小規模の監査法人は人材不足のため転職しやすい傾向
  • 上場企業やIPO準備企業などへの転職を目指す公認会計士(組織内/インハウス会計士)が増えている

 

なお、直近10年ほどは売り手市場が続いていますが、今後も売り手市場のままとは限りません。

AIの活用やITシステムの発展などにより、監査業務に必要な人員が少なくなると考えられています。

将来的には監査法人における求人数が減り、今ほどの売り手市場ではなくなる可能性があるでしょう。

 

また、ワークライフバランスを重視する求職者や、転職先について確固たる希望を持つ求職者も増えています。

そのような求職者は転職活動を成功させるため、スキルや資格を身につけ他の求職者と差をつけようとする傾向が強いです。

将来的には、ただ公認会計士資格を持っているだけでは転職活動をスムーズに進められないという事態が起こるかもしれません。

 

2024年現在は売り手市場となっていますが、今後の動向にも注目し、時代に合わせた対策をする必要があるでしょう。

会計士に求められるスキルと資格

会計士に求められるスキル

  • 会計の専門知識
  • 正確性
  •  スピード感
  • ITの知識やPCスキル
  • コミュニケーション能力

会計士の転職に有利な資格

  • USCPA(米国公認会計士)
  • 弁護士
  • 税理士
  •  中小企業診断士
  • TOEIC

会計士は会計分野におけるトップクラスの資格です。そのため会計関連の高度な専門知識は必須スキルといえます。

公認会計士試験に合格した後も、会計に関する知識の習得を怠らず勉強を続けることが大切です。

 

ほかにも正確性やスピード感、PCスキルなど、さまざまなスキルが求められます。

また、会計士はクライアントと関わる場面やチームで仕事をする場面が多いため、コミュニケーション能力も必須です。

公認会計士の仕事は重要性・難易度ともに高いため、スキルについても高いレベルが求められます。

 

資格については、公認会計士資格そのものが非常に有力なため、必ずしも他の資格を取るべきとは限りません。

ただし会計・監査以外にも業務の幅を広げたい人や、転職先について明確な希望がある場合は、適した資格を取得するのも良いでしょう。

たとえば税務分野も扱いたい場合は、会計士と税理士のダブルライセンスを取得するメリットが大きいといえます。

やみくもに何らかの資格を取るのではなく、自身の目的に適した資格を選ぶことが大切です。

 

重要な会計士のスキル

会計士に求められるスキルとして以下の例が挙げられます。

  • 会計の専門知識
  • 正確性
  • スピード感
  • ITの知識やPCスキル
  • コミュニケーション能力

 

会計士は会計分野におけるトップクラスの資格である以上、会計の専門知識は必須です。

公認会計士試験に合格していれば、会計関連の知識は証明できると考えるかもしれません。

しかし会計士資格の取得は最低限の要素といえます。

試験以上の知識、たとえば最新情報や特定の業界に関する知識なども身につける必要があるでしょう。

 

会計士には正確性とスピード感の両方が求められます。

お金に関する仕事である以上、正確性は必須です。しかし定められた期間までに膨大な業務をこなすには、丁寧ながらもスピード感をもって仕事をする必要があります。

近年はPCを扱う場面が非常に多いため、IT知識やPCスキルも必須です。

 

そして、会計士にはコミュニケーション能力も欠かせません。

クライアントに対して適切な説明をする力、対話や質問により正確な情報を引き出す力、チームで円滑に活動するための力などが必須です。

 

会計士転職で有利な資格

会計士転職で有利な資格として以下の例が挙げられます。

  • USCPA(米国公認会計士)
  • 弁護士
  • 税理士
  • 中小企業診断士
  • TOEIC

 

前提として、公認会計士資格そのものが転職市場で有利な資格です。

会計士資格だけでも良い転職ができる可能性は十分にあります。

 

もし転職活動をさらに有利に進めたいと思うのであれば、やりたい仕事や希望する転職先に合った資格を選びましょう。

 

また、TOEICをはじめとした語学関連の資格は幅広い場面で役立つ可能性があります。

「会計士以外の資格も欲しいけれど、具体的に何がやりたいかはわからない」とお悩みであれば、語学関係の資格をとるのも1つの手段です。

会計士としておすすめの転職先

おすすめの転職先

ポイント

一般企業

  • 主な配属先は経理や財務。CFOや内部監査の担当者となるケースもある
  • 連結決算や管理会計など、高度な会計知識が求められる企業での需要が高い
  • 近年はワークライフバランスを重視する傾向が強く、一般企業へ転職する会計士も増加している

コンサルティングファーム

  • FASや戦略系のコンサルティングファームへ転職する会計士が多い
  • 一口にコンサルティングといっても会社によって扱う分野や求められるスキルが大きく異なるため、自身に合う職場を選ぶことが大切

会計事務所・税理士法人

  • 独立を視野に入れている会計士の転職先として人気
  • クライアントの業務をチェックするという監査法人と違い、クライアントをサポートする役割が強い
  • 事務所によって得意分野や扱う内容の違いが大きい

金融機関

  • 投資、融資、資金調達の仲介といった場面での需要が高い
  • 会計・財務だけでなく、経営やビジネスの知識およびセンスも求められる
  • 転職の難易度が高い上に激務という特徴があるものの、高年収が期待できる

 

多くの会計士は、最初の就職先として監査法人を選びます。

しかし、会計士が活躍できる場面は監査法人だけではありません。そのため、監査法人である程度経験を積んだら、別の分野に転職するケースも多くみられます。

 

同じ会計士でも、転職先によって仕事内容や求められるスキルが大きく異なります。

納得のいく転職活動のためには、転職先ごとのポイントを押さえることが大切です。

この章では会計士としておすすめの転職先4つについてそれぞれ詳しく解説します。

「公認会計士・公認会計士試験合格者限定」
履歴書・職務経歴書 個別添削サービス

詳細はこちら

一般企業

一般企業のポイントとして以下の3つが挙げられます。

  • 主な配属先は経理や財務。CFOや内部監査の担当者となるケースもある
  • 連結決算や管理会計など、高度な会計知識が求められる企業での需要が高い
  • 近年はワークライフバランスを重視する傾向が強く、一般企業へ転職する会計士も増加している

 

近年は組織内会計士を目指す会計士が増加傾向です。

そのため転職を成功させるためには、スキルや資格を身につける・適切な対策を行う等により、ほかの求職者との差をつける必要があるでしょう。

コンサルティングファーム

会計に関する高度な知識を活かし、コンサルティング業を行う会計士も多くみられます。

コンサルティングファームのポイントとして以下の2つが挙げられます。

  • FASや戦略系のコンサルティングファームへ転職する会計士が多い
  • 一口にコンサルティングといっても会社によって扱う分野や求められるスキルが大きく異なるため、自身に合う職場を選ぶことが大切

 

自分がどのようなコンサルティングに携わりたいかを明確にし、入念な情報収集をした上で転職先を選ぶことが大切です。

会計事務所・税理士法人

会計事務所や税理士法人に転職する会計士も多くみられます。ポイントは以下の3点です。

  • 独立を視野に入れている会計士の転職先として人気
  • クライアントの業務をチェックするという監査法人と違い、クライアントをサポートする役割が強い
  • 事務所によって得意分野や扱う内容の違いが大きい

 

会計事務所や税理士法人は、職場による仕事内容の違いが監査法人よりも大きいです。

転職後のミスマッチを防ぐため、求人情報を入念に確認する必要があります。

金融機関

投資銀行や証券会社、商業銀行などの金融機関も人気の高い転職先の1つです。

金融機関のポイントとして以下の3つが挙げられます。

  • 投資、融資、資金調達の仲介といった場面での需要が高い
  • 会計・財務だけでなく、経営やビジネスの知識およびセンスも求められる
  • 転職の難易度が高い上に激務という特徴があるものの、高年収が期待できる

 

広く深い知識・スキルが求められるため、会計士の知識や経験だけではアピールポイントとして不十分な恐れがあります。

ただし金融機関への転職活動を成功させられれば、高度な業務に携われる可能性や、高年収を得られる可能性があるでしょう。

年代別の会計士転職のポイント

年代

経理転職のポイント

20代

  • ポテンシャル採用を期待できるため、知識や経験を問わず幅広い転職先が選択肢となり得る
  • 自由度が高いためチャレンジに適した年代
  • 応募先を志望する理由やキャリアプランなどのアピールが重要

30代

  • 30代前半と30代後半で評価が大きく異なる。30代後半は即戦力が求められる傾向が強い
  • 20代に比べてスキルや経験の重要性が高くなる。監査以外の経験もアピールできると有利
  • 監査法人ですでに昇進していた人の場合、転職によって年収が下がるケースがある

40代

  • 管理職ポジションにおける需要が高い
  • コンサルティングファームは採用対象の年齢幅を広げている傾向が強く、40代以降でも歓迎されるケースが多くみられる
  • 即戦力となり得るのが大前提。実務経験が浅い人や、監査以外の経験がない人は、転職活動が難航する恐れがある

転職活動は一般的に、年代が上がるほど難易度が高くなる傾向です。

ただし会計士は高度な知識や経験が求められるため、30代以降でも十分に転職できる可能性があります。

 

ただし、やみくもに転職活動をしても良い結果が得られるとはいえません。

会計士の転職市場は売り手市場が続いているものの、転職活動に向けた十分な準備や対策が必要なのは事実です。

 

また、年代に合わせた転職活動を行う必要もあります。

たとえば40代の人と20代の人では、転職活動において重視される点が異なります。

単に「転職活動に向けた対策」を調べるのではなく、年代別のポイントを確認することが大切です。

 

この章では会計士転職のポイントについて年代別に解説します。

20代の会計士転職ポイント

20代の会計士転職のポイントは以下の3点です。

  • ポテンシャル採用を期待できるため、知識や経験を問わず幅広い転職先が選択肢となり得る
  • 自由度が高いためチャレンジに適した年代
  • 応募先を志望する理由やキャリアプランなどのアピールが重要

 

20代はキャリアの選択肢が広い上に、ポテンシャル採用の可能性も高い年代です。

志望動機やキャリアプラン、スキル等を上手くアピールできれば、レベルの高い企業への転職ができるケースもあります。

30代の会計士転職ポイント

30代の会計士転職のポイントは以下の3点です。

  • 30代前半と30代後半で評価が大きく異なる。30代後半は即戦力が求められる傾向が強い
  • 20代に比べてスキルや経験の重要性が高くなる。監査以外の経験もアピールできると有利
  • 監査法人ですでに昇進していた人の場合、転職によって年収が下がるケースがある

 

同じ30代でも、30代前半と後半では転職市場での評価が大きく異なります。

30代前半はポテンシャルが評価されるケースもありますが、30代後半はある程度の経験を積んでいるのが前提となります。

M&Aやコンサルティングなど、監査以外の経験もアピールできるのが理想です。

 

また、監査法人で昇進を経験しておりマネージャー等のポジションになっている人の場合、転職によって年収が下がるケースがあります。

転職先に求める要素を明確にした上で、待遇面での条件が合う求人を選ぶ必要があるでしょう。

40代の会計士転職ポイント

40代の会計士転職のポイントとして以下の3点が挙げられます。

  • 管理職ポジションにおける需要が高い
  • コンサルティングファームは採用対象の年齢幅を広げている傾向が強く、40代以降でも歓迎されるケースが多くみられる
  • 即戦力となり得るのが大前提。実務経験が浅い人や、監査以外の経験がない人は、転職活動が難航する恐れがある

 

40代の会計士転職ではマネージャーや管理職ポジションの需要が高いです。

マネジメント経験が強いアピールポイントとなるでしょう。

 

また、近年は会計士の採用対象の年齢を広げているコンサルティングファームが多くみられます。

特にFASや会計、戦略系コンサルティングファームは転職しやすい分野といえます。

 

ただし、40代は即戦力となり得るのが大前提です。

会計士としての実務経験が浅い人や、監査以外の経験がない人は、転職活動が難航する恐れがあります。

会計士転職に役立つ自己PRと志望動機の書き方

会計士転職を成功させるためには、ポイントを押さえた自己PRや志望動機を書く必要もあります。

 

まずは自己PCの書き方です。自己PRを書くのに必要な要素として、以下の3つが挙げられます。

  • 経歴
  • 長所
  • エピソード

 

説得力のある自己PRを作るには、この3つをバランス良く配置する必要があります。

 

経歴を書き出すには、キャリアの棚卸が必須です。

これまでのキャリアすべてを書くのではなく、主な業務や大きなプロジェクト、応募先との関係が深い経歴をピックアップしましょう。

長所については、応募先が求める人物像に合致した要素をアピールするのがポイントです。

最後に、経歴・長所それぞれの裏付けとなるエピソードを書きましょう。

簡潔ながらも具体的に書き、イメージしやすい内容にすることが大切です。

 

志望動機のポイントとして以下の3つが挙げられます。

  • 応募先を選んだ理由を明確にする
  • 応募先で活かせるスキルや経験についても触れる
  • 転職後のビジョンについても書く

 

単に志望した理由を書くだけでなく、自分の強みや将来のビジョンについても盛り込みましょう。

会計士転職における面接対策

会計士転職の面接でよく聞かれる質問として以下の例が挙げられます。

  • なぜ転職することにしたのですか?
  • 数ある求人の中から弊社を志望する理由を聞かせてください
  • 前職で担当していた業務について教えてください
  • 弊社で活かせる経験やスキルはありますか
  • 今後のキャリアプランについて聞かせてください

 

どの質問でも大切なのは正直に答えることです。嘘をつく・誤魔化すといった行為は厳禁です。

どのような質問がきても答えられるよう、自己分析の徹底や質問の予想などをするのも良いでしょう。

 

また、同じ会計士でも応募先の業種によって質問の傾向に違いがあります。

転職先として希望する業種が明確であれば、業種別のよくある質問について調べるのもおすすめです。

未経験から会計士に転職する方法

前提として、会計士として働くためには公認会計士試験に合格する必要があります。

そして公認会計士試験に合格した後、まずは監査法人に就職するケースがほとんどです。

監査法人である程度の経験を積んだ上で転職をするのが一般的な流れとなります。

 

そのため、完全な未経験から会計士として転職するケースはほとんどありません。

以上を踏まえた上で、今回は「会計士が監査法人から異なる分野へ転職する場合」について解説します。

 

会計士が未経験の分野に転職する際のポイントは以下の5点です。

  • 転職を志望する分野について十分な情報収集を行う
  • 「なぜその分野を志望するのか」「本当にその分野への転職が適しているのか」を十分に検討する
  • 年代や転職先別のポイントをしっかり押さえる
  • 自身のキャリアやスキルを洗い出し、アピールポイントを明確にする
  • 転職先によっては監査法人よりも年収が下がる恐れがある旨を押さえる

 

会計士は監査法人以外にも幅広い分野で高い需要を誇ります。

しかし、転職先の選択肢が多いからこそ、転職活動で押さえるべきポイントの違いが大きいです。

「会計士の未経験分野への転職」と一括りにするのではなく、志望する分野に合わせた情報収集や対策を行うのが大切といえます。

おすすめの会計士求人情報

おすすめの会計士求人として以下の例が挙げられます。

業種

税務・会計事務所

仕事内容

  • 国内外でグローバルに活躍される富裕層への資産税コンサルティング業務
  • 各種節税対策や資産形成アドバイス
  • セミナーや勉強会の講師、資料作成
  • 海外が絡む相続税の生前対策業務
  • 海外が絡む相続税申告業務
  • 海外資産の評価と相続計画の策定
  • 最新の国際税務法規の研究および社内共有
  • 他の税理士や法務専門家との連携

年収

800万円~1,200万円

必要スキル

  • 国際資産税に関わる業務がしたい人
  • 国際税務の実務経験2年以上または案件10件以上
  •  国際税務の実務ができ、顧客対応ができる人 またはどちらかができる人

ポイント

  • 国際資産税に係る業務が中心
  • 語学力を活かせる
  • 相続・事業承継の業務に携わる機会が多く、専門的な知識や経験を積める

業種

IT・通信・インターネット

仕事内容

  • 連結決算・開示業務
  • 経営戦略と関連性の高い経理連携業務
  • 予実分析の高度化
  • 組織マネジメント

年収

800万円~1,200万円

必要スキル

以下いずれかの経験

  • 上場企業にて経理業務に従事(マネジメント経験があると尚良)
  • 事業会社で連結決算及び開示業務に従事
  • 監査法人にて財務諸表監査や内部統制監査に従事

ポイント

  • 連結決算や予実分析など高度な経理業務に携われる
  • コーポレート幹部として組織マネジメントも行う
  • 人的ストレスなく非常に働きやすい環境を重視

 

業種

IT・通信・インターネット

仕事内容

  • 業界および個別企業の調査・分析
  • デューデリジェンスの準備、実施、支援
  • 契約書の作成、調整
  • 社内外関係者との調整、交渉
  • 投資先とのコミュニケーション
  • その他、関連事業に関する業務全般

年収

600万円~1,000万円

必要スキル

  •  論理的思考力、ドキュメンテーション能力、目標達成力、高いコミュニケーション能力
  • 英語に抵抗がない方、今後英語を勉強していきたいとお考えの方

ポイント

  • 経験および資格不問
  • 海外案件も多く扱っており、週に1~2回は英語に携わる機会がある
  • 仮想通貨や5G関連、ドローン、空飛ぶ車など最先端事業にも携われる

公認会計士の求人一覧はこちら

 

同じ会計士を対象とした求人でも、仕事内容や求められるスキル、ポイントはさまざまです。

求人情報を細かく確認した上で、自身に適した応募先を選びましょう。

高年収の会計士求人

高年収を狙える会計士求人に応募する際のポイントとして以下の3つが挙げられます。

  • 高度なスキルや豊富な経験を有することが大前提のため、キャリアの棚卸やアピールポイントの明確化が必須
  • 即戦力になることが求められるため自身に適した求人選びが重要
  • 年収の上限は高いものの、転職直後は高年収を得られないケースもある点に注意する

 

高年収の会計士求人の例

業種

コンサルティングファーム

仕事内容

  • 事業承継に関するストラクチャー構築及び実行支援業務
  • 企業価値評価業務
  • 組織再編に関するストラクチャー構築及び実行支援業務
  • M&Aに関するストラクチャー構築及び実行支援業務
  • 財務、税務デューデリジェンス業務
  • 税務申告業務(提携税理士法人での実務経験が可能です)
  • 金融機関等に対する顧問業務(ストラクチャリング・税務・会計に関する質問対応)

年収

400万円~1,200万円

必要スキル

  • コンサルティング会社などで事業承継コンサルティング経験者
  • 税理士法人、会計事務所などで資産税の申告、資産税にかかるコンサルティング経験者
  • 税理士法人、会計事務所などで法人税申告などの実務経験者(税理士資格は問わない)
  • 会計事務所経験者、税理士(シングルマスター可)税理士科目合格者
  • 監査法人でのアドバイザリー経験者

ポイント

  • 中堅・中小企業オーナーから上場企業創業家まで幅広い事業承継に関する対応をする
  • 総合コンサルティングファームとしてワンストップサービスを提供
  • 公認会計士、コンサルティングファーム出身者、事業会社出身者など各分野のプロフェッショナルが在籍

公認会計士・年収1000万円以上の求人一覧はこちら

未経験可の会計士求人

未経験可の会計士求人を選ぶ際の注意点は以下の3つです。

  • 未経験可でも高度なスキルや資格が求められる求人も存在するため、応募条件を十分に確認する
  • 少しでも早く活躍できるよう、自身のスキルや経験を活かせる応募先を選ぶ
  • 未経験だからこそ、業界・業種についての情報収集を徹底して理解を深める

未経験可の会計士求人の例

業種

税務・会計事務所

仕事内容

会計・税務全般

年収

550万円~1,000万円

必要スキル

  • 公認会計士または試験合格者(税務未経験者も歓迎)
  • 税理士

ポイント

  • 会計・税務に関する幅広い業務に携われる
  • チームで動く場面が多くチェック体制が整っている
  • 月の残業時間は15~20時間程度、落ち着いて働ける職場環境

公認会計士・未経験可の求人一覧はこちら

求人情報はこちら

公認会計士の求人・転職情報一覧 

税務・会計・監査の求人・転職情報一覧

まとめ

会計士の転職市場は売り手市場が続いていますが、必ずしも納得のいく転職活動ができるとは限りません。

転職活動を成功させるためには、事前に十分な情報収集をした上で、ポイントを押さえた対策をすることが大切です。

今回紹介した内容を押さえ、会計士として納得のいく転職活動を実現しましょう。

 

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
https://www.rex-adv.co.jp/

公認会計士・税理士・経理・財務の転職は
レックスアドバイザーズへ

カジュアルキャリア相談 カジュアルキャリア相談