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財務部へ転職するときのコツを解説!志望動機の書き方や有利な資格を押さえましょう

更新日:2021.11.10

経理の転職お役立ち情報

予算のイメージ画像 BUDGET

財務部とは企業やビジネスにおけるお金の流れを管理する部門です。
資金調達の計画を立て実際に銀行や投資家から資金調達をするほか、事業計画について資金面から関わります。
お金に関する仕事であるため、強い責任感や高度な専門知識が必要です。
この記事では、財務部へ転職するときのコツについて解説します。
採用担当者に響かせられる志望動機の書き方や、財務部への転職において持っていると有利な資格などを取り上げました。

財務部へ転職した際の仕事内容

転職後のミスマッチ防止や適切な転職対策のためには、仕事内容について知ることが大切です。
まずは財務部へ転職した際の仕事内容を紹介します。

資金調達など財務戦略業務

財務部のおもな仕事内容は、事業において必要な資金の調達など財務戦略に関する業務です。
企業が安定した運営や事業拡大などの成長戦略をとるためにはお金が必要不可欠となります。
大きなお金が必要であれば銀行からの融資や投資を受ける必要があります。
どのような資金調達方法が自社に適しているか、具体的にどう進めていくかを検討するのが、財務部の大きな役割です。
調達した資金や内部留保資金を適切に活用するための計画や調整も財務部の仕事です。
必要な事業や部門へ必要な分だけ適切に行き渡らせるため決算書や財務諸表などをもとに資金計画を立てます。
その後経営陣に財務戦略を説明し経営陣の理解を得ることができたら、計画に沿って資金運用をすすめます。
予期せぬ出来事によって最初に立てた計画から逸れてしまった場合には、その都度調整や計画の立て直しが必要です。

内部統制業務

コンプライアンスを遵守しながら会社の経営を進めるための内部統制業務も、財務部に求められる大きな役割です。
具体的にいえば、外部取引による資金の不正流出や領収書の偽造といった、コンプライアンスに反した悪意ある行動を防ぐことを求められます。
コンプライアンスを守ることは、企業価値の向上や信頼性の維持に欠かせません。健全な企業運営や成長のために、内部統制業務は非常に重要な意味を持ちます。

経理部との違いは?

お金を扱う部門には財務部だけではなく経理部というものもありますが、両者は明確に役割が違うものです。
先述したとおり、財務部は資金調達や事業計画の策定など、未来におけるお金の動きに関する管理や調整業務をおこないます。
一方で経理部は、日々の会計取引の記録や決算書・財務諸表の作成など、実際に発生したお金の動きをもとに業務を進める部門です。
財務と経理はどちらもお金を扱う業務で、規模が小さい企業であればひとつの部門にまとめられることもあります。しかし仕事内容はまったく別物です。

財務部へ転職活動時の志望動機の書き方ポイント

財務部への転職活動時に押さえておきたい志望動機の書き方ポイントを紹介します。
熱意や適性が伝わるような志望動機を書くことで、財務部への転職可能性が高まるでしょう。

志望するに至った具体的なエピソードを書く

まずは財務部を志望するに至った具体的なエピソードが欠かせません。
財務部を目指すようになった出来事や、自身のスキルを活かせると思ったキッカケなどがあれば具体的に記載しましょう。
志望動機はその名のとおり、その企業や職業を志望する理由を書くものです。なるべく具体的なエピソードを書くことで、熱意が伝わりやすくなります。
熱意をアピールすることで採用担当者からの印象が高まります。
数ある仕事のなかから財務部を志望することになった理由についてアピールをし、採用担当者へ熱意を伝えましょう。

活かせるスキルや将来の展望を伝える

財務部で仕事をするうえで活かせるスキルがあればアピールするべきです。
財務部やお金に関する部署・職種での業務経験があれば、過去の仕事に関するエピソードを活用します。
未経験であっても、自身が持っているスキルのなかには財務部で活かせるものがきっとあるでしょう。
たとえばコミュニケーション能力は円滑な仕事のために重要です。
お金を扱う業務であるため、常に冷静に対応できるスキルや細かな作業への耐性なども求められます。
財務部として働くうえでのビジョンや目標など、将来についてのイメージもアピールポイントとして有用です。
財務部でどのように活躍したいか、企業や社会にどういった形で貢献したいかという理想をなるべく具体的に話すことで、仕事に対する熱意が伝わります。

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財務部へ転職するときの有利な資格

理想の仕事への転職を成功させる可能性を高める方法として、有利に働く資格の取得が挙げられます。
財務部への転職に有利な資格を紹介します。

公認会計士

公認会計士の資格は、医師・弁護士に並ぶ高難易度な三大国家試験のひとつです。
非常に難関な資格であるため財務部へ転職するためだけに取得するのはハードルが高いですが、公認会計士の資格を有しており、かつ会計業界や財務関連の経験があれば転職活動で非常に有利に働きます。
公認会計士の持つ高度な専門知識は、資金調達や資金運用の計画を立てるうえでかなり役立つものです。
もし公認会計士の資格を持っているのであれば、その資格を財務部への転職でも活かすことができます。

税理士

会計や税務に関する高い専門知識を証明する税理士資格は、財務部への転職で非常に有利です。
資金調達や事業の計画を立てる際には、今後考えられるお金の動きについて考える必要があります。
大きなお金の動きには特殊な会計取引や税務的な事情が絡むことが多いため、税理士の知識はかなり有用です。
税理士として登録するためには税理士試験で5科目合格し、所定年数の実務経験を積む必要があります。
しかし税理士登録していない科目合格の段階であっても、知識の一端を所有しているとみなされるため十分に有利です。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは個人を対象に資金計画を立てる役割を持ちますが、財務部への転職でも役立つ資格です。
財務部の場合は企業が対象ではありますが、経済状況や将来起こりえる大きな出来事を予測しながらお金に関する計画を立てる点が共通しています。
そのため、ファイナンシャルプランナーの資格や知識は、財務部での仕事においても活かせます。
ファイナンシャルプランナーの検定試験は、級位や種類によるもののそこまで高難易度のものではありません。
働きながらの勉強であっても十分に合格を狙えます。
先に紹介した公認会計士や税理士の資格は取得までにかなりの時間と勉強量が必要ですが、ファイナンシャルプランナーは比較的とりやすい資格です。
財務部への転職に際してなにか資格を取りたいと考える人におすすめです。

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まとめ

財務部の仕事は安定した企業運営や成長・事業拡大において非常に重要な意味を持ちます。
資金調達が上手くいかないと事業を進めることが難しくなってしまいますし、資金計画がないままに経営をするのは危険が伴います。
資金を適切に行き渡らせるためにも、財務部の力が欠かせません。

特別な資格は必要ありませんが、活かせるスキルや知識を持つ人は特に歓迎されます。
アピールできるものについては積極的に伝えるべきです。

今回紹介したポイントを押さえ、財務部への転職を成功させましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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