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会計事務所ならではのやりがいとは?他の職種ではない経験が積める場所

更新日:2023.05.19

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会計事務所イメージ

会計事務所の仕事は、月次の入力業務や決算申告の期限に追われ、常に忙しいというイメージをを持ちがちです。
もしくは、お金に関する単調な事務作業とのイメージがあるかもしれません。

もちろん、そのような業務もありますが、実際には、顧客訪問、アドバイス等といった業務も多く、人との関わりが非常に重要なポイントとなります。
また、その点にやりがいを見出す人が多くいます。

今回は会計事務所ならではのやりがいについて解説していきます。

会計事務所ってどんなところ?仕事内容ややりがいを解説

そもそも、会計事務所はどんなところなのでしょうか。

どのような業務をしているのか、やりがいがあるのかについて、解説していきます。

1,会計事務所はどんなところ?

「会計事務所の商品は申告書と決算書である」と言われることもありますが、果たしてそうでしょうか?
確かに申告書や決算書はクライアントにお渡しする最終成果物であり、「商品」であることに間違いはないでしょう。
ただ、それだけで完結する業務ではありません。

多くの経営者にとって、決算は会社の努力の結果であり、自分の成績表のような位置づけです。
成果物として申告書や決算書が作成されることになりますが、機械的に計算されるものではなく、その数字に至るまで何度も会社内で話し合いが行われ、試行錯誤され、1年の成果物として表されたものが申告書や決算書です。
その過程で経営者は会計事務所とコミュニケーションを重ね、少しでも会社をよく出来ないかと必死に取り組みがあったうえで、初めて申告書や決算書が作りあげられます

こういった意味からも、申告書や決算書を作るまでの一連のサービスが商品であり、クライアントとの信頼関係のもとに成り立っていることがわかるかと思います。

2.会計事務所の仕事の楽しさとは

会計事務所の仕事は、会社の日常的な取引を処理し、日常的な会計処理から決算処理や税金計算を行い、決算が行われた財務諸表を読み取ることが求められます。
すなわち、会計や税金にまつわる知識や能力を網羅的に習得していることが必要とされます。
 
この知識や能力は、習得すれば習得するほどクライアントに貢献でき、感謝されることとなります。
また、それを通じて身に着けた知識や能力は、クライアントだけでなく、自身の日常生活にも役立てることができます。

例えば、顧客の納税金額の算定や節税対策を講じるための知識や能力は、自身が納めるべき税金の節税対策に生かすことが出来るでしょう。また、顧客への資金繰りアドバイスを行うための知識や能力は、自身の家計状況の改善に役立てることが出来るかもしれません。
 
また、会計の知識を持つことで、世の中の経済ニュースについてより内容を理解することができ、社会の動向の把握がしやすくなり知見を深めることも出来ます。 
このように、会計事務所の仕事は、会計や税金の知識を得ることによって、自身の生活を豊かにしてくれることも魅力のひとつと言えます。

3.会計事務所の仕事の辛さ

顧問契約を結んでいるクライアントからすれば、「ミスがなくて当たり前」と認識されています。
しかし、各種税金の計算方法や会計処理は複雑であるうえ、税務や会計に関する法改正は毎年行われます。

新しい税制への理解が不十分だったり、数字の記入漏れ、計算ミスなどにより、誤った申告をしてしまうと、クライアントも会計事務所も、社会的信用を大きく失ってしまうことになりかねません。
このため、会計事務所の仕事には常に重い責任がのしかかっており、絶対に失敗できないというプレッシャーのなかで日々の業務をこなさなくてはなりません。

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会計事務所で働く魅力とやりがいとは?

様々な辛さやプレッシャーがあっても、会計事務所ではそれ以上の働く魅力とやりがいがあります。

皆さんは仕事に何を求めるでしょうか?
他人から尊敬されたい、多くのお金を稼ぎたい、趣味を仕事にしたい、人助けをしたい、一生働ける仕事がしたい、など人によって様々かと思います。

職場を選ぶにあたり、自身が職場に求める優先順位を決めておくことは非常に重要なポイントとなります。

同じ職場でも、その仕事をてきぱきこなし楽しく仕事ができるか、もしくはただ仕事に忙殺され仕事がつまらないと感じるかは、その人の仕事の優先順位がどこにあるのか、優先順位に合った仕事をしているかが一つの大きなポイントとなります。

例えば極端な例ではありますが、趣味が舞台鑑賞であり、それを仕事にすることを最も重要ととらえている人にとって、会計事務所は職場の候補としてふさわしくありません。
クライアントが舞台に関連する業務を行っていない限り、その知識を披露する機会は少なく、不満を多く抱えることになるでしょう。

それでは、何を仕事に求める人が会計事務所に合っているのでしょうか。
会計事務所について、その楽しさややりがいについて具体的に解説していきます。

①経営者の役に立てること

会計事務所では、毎日クライアントとして会社の経営者の方々と接することになります。
入社してすぐ「経営者の人たち」を相手に仕事の経験を積むことは、他の仕事ではなかなかできないことです。

経営者は、自ら資金を調達、運用し、従業員を管理し、世の中のニーズを勉強し、それを業務として取り入れていかなくてはいけません。
アンテナを張り巡らせて仕事をしていかなくてはいけず、大きなプレッシャーを背負っています。
そのような経営者と対等に仕事をするような仕事は、会計事務所の他には少なく、とても貴重な経験。

大きなやりがいを感じられるでしょう。

②勉強した内容が仕事に直結すること

会計事務所で働くためには税務や会計に関する知識は必須です。
税務や会計は毎年改正が行われていることから、常に情報の更新、知識の習得は必要になります。
情報や知識の習得は確かに大きな負担ではありますが、新しく得た情報や知識によって、クライアントから感謝をされる機会も多くあります。

例えば、新しく得た情報によりクライアントが新たな投資を行ったり、人材を確保するきっかけを作ることが出来るなど、業務に対しての働きかけも可能となります。

③一生活躍できる仕事であること

職業によっては、年を重ねるごとに仕事を継続することが難しくなるものがあります。
代表的な例として、スポーツ選手は高齢では難しい職業のひとつです。

一方で会計事務所は顧客訪問は必要になるものの、高度な身体能力は必要とされず、年を重ねても仕事を継続することが可能です
このように、何歳になっても仕事を続けられることが出来ることも魅力のひとつです。

④国を支える立派な仕事であること

会計事務所は納税を支える仕事であると言え、クライアントが適正かつ円滑に納税できるようサポートすることで、国の発展に貢献していると言っても過言ではありません。
私たちの身の回りにある道路や公園、図書館、学校、病院などの公共サービスは、税金を用いて運用されており、治安を守る警察や消防の活動費用も税金によって支えられています。

納税と私たちの暮らしは密接に関わっており、会計事務所の仕事によって確実に納められた税金は、人々を支えるのに役立っています。
このように会計事務所が果たす社会的意義は、きわめて大きいといえます。

⑤必要とされること

前述の通り、何歳になっても続けられることが出来ると同時に、AIが発達したとしても、会計事務所の仕事が完全に取ってかわられることはありません。
なぜなら、「申告者や決算書」を作るだけが仕事ではなく、申告書や決算書を作るまでの一連のサービスが商品であり、クライアントとの信頼関係のもとに成り立っているためです。

会計は、どのクライアントにとっても重要な存在であり、その経験や知識は必要とされますし、国が国民からの税金の徴収を止めることも想定されません。
このように何歳になっても続けられ、必要となれることは大きな魅力と言えます。

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まとめ

会計事務所には他の業種には無い多くの魅力ややりがいがあります。
会計事務所にご興味のある方は、是非ご参考になさってください。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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