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経理の基本事項を詳しく解説!おさえておきたい知識とは

更新日:2021.12.28

経理の転職お役立ち情報

ファイルと電卓、経理のイメージ

経理の仕事は専門的な知識が求められ、自身の担当する業務で精一杯となり一連の流れの把握も難しいこともあります。

この記事ではそのような不安や問題を解決するため、経理の基本について解説していきます。

 

経理の基本的な内容

①経理とは

経理とは、会社の日々のお金に関する管理や記録、支払などを行う職種を指します。

会社を経営するうえでは、仕入や販売、経費の支払など、常にさまざまなお金が動いており、経理ではそのお金の流れを正確に数値化して、管理することが求められます。

 

②経理の仕事内容

経理の仕事は会社の活動を数字で表すことにあります。

会社はお金を稼ぐために、日々いろいろな活動を行っています。

その企業活動に関する情報を取引として集計し、簿記という方法を用いて記録し、集計した数値を使って経営戦略を考えたり、年度の終わりに年次決算として財務諸表を作成したりもします。

 

この一連の流れを1年間というサイクルのなかで業務を進めていくのが経理の仕事です。

具体的な業務としては、仕入や売上の管理、現預金の管理、給与・賞与や保険料の計算税、税金の計算などがあげられます。

③年間スケジュール

経理担当者は、日次、月次、年次という一定のサイクルに沿って仕事を進めています。

日次単位では、日々の取引をすべて記録していき、経費の精算や備品の購入、小口現金の精算、伝票の入力、帳簿の入力などを行います。

 

月次単位では、月次決算として会社の1カ月間の動きをまとめて、日々の仕訳の入力にミスがなかったかについてもチェックします。

また、前月と比べて売上はどうか、不要な経費を使っていないか、粗利率の状況などを確認します。

給与の計算、社会保険料の計算についても月次で行います。

 

年次単位では、1年間の企業活動についてまとめた決算書を作成します。

決算をすることで、会社の年間での売上・利益や現在の財務状況を把握することができます。

加えて減価償却費の計算や商品の棚卸、税務申告、株主総会のための決算説明会資料の作成など、年次単位の業務は多岐に及びます。

 

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経理の基本スキル

①簿記

経理業務の基本スキルとして簿記の知識があります。

簿記は日々の伝票の処理や仕訳データの入力で必要となり、大企業や上場企業になれば、求められる簿記知識のレベルもより高くなります。

 

簿記については日商簿記検定を筆頭にさまざまな資格試験があり、それらに合格することで知識レベルの確認やスキルの証明にもなります。

入門レベルなど、難易度の高くない資格であれば独学でも合格を目指せるでしょう。

②パソコンスキル

パソコンスキルといっても、経理初心者に求められるスキルはそれほど高くはありません。

なぜならば会社によって使用する会計ソフトや会計システムは異なり、さらには誰でも使いやすいインターフェースであることが多いためです。

 

それよりも決算資料の作成などで使用するExcelやWordなどのOSスキルのほうが重要です。

ExcelやWordの使用方法や便利な操作方法については、書籍やインターネットからでも情報を集められるものばかりのため、習得自体はそれほど難しくないでしょう。

③コミュニケーション能力

多くの会社で会計ソフトや会計システムを利用した会計処理が一般的となっています。

しかし、経理には他の部署や経営層に対して、経理的な観点で報告や助言をする場面も多く、このような状況で重要視されるのがコミュニケーション能力です。

 

経理に関する専門的な内容をわかりやすく説明する必要があります。

経理の基本知識

①税金

経理では、税金の計算や申告も行うため基本知識として求められます。

以下では会社にかかわる基本的な税金の種類と内容を説明します。

 

  1. 法人税(国税)……法人の所得に課税される税金
  2. 法人住民税(都道府県税/市区町村税)……法人の事業所所在地の道府県、市区町村に申告納付する税金
  3. 法人事業税(都道府県税)……都道府県に対して法人の所得に応じて納付する税金
  4. 地方法人特別税(国税)……事業税が地域によって偏るのを防ぐため、法人事業税の一部を国税として徴収する税金
  5. 消費税(国税)……取引先に送付する請求書には消費税が含まれており、仕入先は消費税を含んだ請求額を支払っています。そのため消費税額は売上の消費税額から仕入に含まれた消費税額を引いた額を会社が納付します。

 

 

②勘定科目

経理は仕訳を記録する際に様々な勘定科目を用います。

以下では基本的な勘定科目の種類と内容を説明します。

主要取引ごとの勘定科目を理解することが、スムーズで間違いのない仕訳を記録するうえで重要といえるでしょう。

 

  • 資産

資産の勘定科目は「現金・預金」「売掛金」「貸付金」「固定資産」などがあげられます。増加は「借方」、減少は「貸方」で記録します。

 

  • 負債

負債の勘定科目は「買掛金」「未払費用」「未払金」「借入金」などがあげられます。

減少は「借方」へ、増加は「貸方」で記録します。

 

  • 収益

収益の勘定科目は「売上」「受取利息」「雑収入」などがあげられます。

減少は「借方」、増加は「貸方」で記録します。

 

  • 費用

費用の勘定科目は「仕入」「経費」「人件費」「減価償却費」などがあげられます。

増加は「借方」、減少は「貸方」で記録します。

 

経理の基本を身に着けるためには?

①資格や勉強

経理職に就くのに必要な資格はありませんが、日商簿記検定など会計に関する資格を持っておくと会計に関する知識が身に着き、スキルアップなどにも役立ちます。

より専門的な知識を身に着けたいならば、税理士や公認会計士の道もあります。

②業務内容や流れを理解する

経理担当者による日々の業務や年度業務などを通じて、会社の経営状態や財務状況を表す決算書が作成されます。

自身の関与する業務が、決算書などの財務諸表上の科目にどう影響するのか、また会社の経営成績にどのような影響を与えるのかを意識すると良いでしょう。

このように、より広い視野を持って業務にあたることで、スキルアップにもつながります。

 

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まとめ

経理は難しいですが、やりがいのある仕事です。

責任感を持って働くことが重要になります。

経理の基本について学ぶことで知識を身に着け、実務に慣れるととともに、スキルアップをめざすとよいでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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