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財務に関する資格試験について

更新日:2021.10.07

経理の転職お役立ち情報

勉強中の女性

財務に関する資格は多くあります。

ここでは様々な財務に関する資格についてそれぞれの内容や特徴について解説していきます。

財務に関する資格試験を受けるうえでの基本内容

①そもそも財務とは

財務とは、銀行からの借入や株式の発行による資金調達や年間の資金計画を管理する予算管理などの業務を担当する部署・仕事を指します。

 

②財務の仕事内容

財務の仕事内容は主に資金調達と予算管理があります。

経理と混同されることも多いですが、経理職は最終的な成果物が決算書の作成となります。

対して財務職は、企業が事業を展開していく上で必要な予算をどこからどのように調達するか、その予算をどのような配分で運用して利益に繋げていくのか、企業経営において将来の収支を企画管理する役割を担っているのです。

 

財務職は将来の経営活動に向けた資金の調達や管理を行う部署であるといえます。

 

財務に関するおすすめの資格試験

①日商簿記検定

日商簿記検定の資格は年間60万人以上が受験する資格であり、あらゆるビジネス資格の中でもトップクラスの知名度と受験者数を誇ります。

日商簿記検定には初級から1級までのレベルにわかれています。

日商簿記検定の資格を取得することで簿記に関する能力やスキルがあることを証明できます。

 

簿記とは企業の経営成績をあらわした財務諸表を完成させるため、日々の取引を記録する方法のことです。

この資格を取得しているかどうかを高く評価する企業は少なくなく、資格を取得することでキャリアップや転職にも役立てることができます。

 

②ビジネス会計検定

ビジネス会計検定は企業の経営成績をあらわした財務諸表に関する知識や分析力を問う資格試験です。

ビジネス会計検定は、1級から3級までの3段階に分かれており、2級受験ならば3級、1級受験ならば2級と3級の試験の出題範囲も含まれて出題されます。

 

この資格を取得することで財務諸表が表す数値を理解し、分析がおこなえることを証明できます。

③ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、年金などのお金に関する知識を持ち、顧客の資産設計をアドバイスしたり、家計の改善を測ったりする資格のことです。

FP資格はビジネスだけでなく、社会や日々の生活でも活かせる資格です。

FPの検定や資格には、国家検定であるFP技能士に加えて民間資格である「CFP資格」および「AFP資格」があります。

一般的にFP資格と呼ばれるのは国家資格である「FP技能士」のことで、3級から1級までのレベルに分かれ、多くの人から人気の資格です。

AFP資格の難易度はFP2級とほぼ同じで、取得のためにはファイナンスの学習と提案書の作成を行うAFP認定研修を修了することが求められます。

 

CFP資格の難易度はFP1級に並び、試験では過去問の類題が多く出題されます。

過去問対策が重要となるでしょう。

 

FP技能士は有効期限がないため、一度取得してしまえばその資格を所有し続けることができます。

しかしAFPやCFPについては一定期間ごとに資格の更新をすることが求められます。

④FAAS検定

FAAS検定とは「Finance According Skill Standard」頭文字をとったものであり、経理・財務スキル検定とも呼ばれます。

FAAS検定は経理・財務人材を育てることを目的とした試験です。

難易度は簿記試験よりもやや低めで四択式の問題なので受験のハードルが低く、検定の結果は五段階の評価が点数で発表されるため、自分の実力の推移を理解しやすいのも特徴です。

経理や財務の業務従事者や経理・財務分野を目指している人を主な対象としているため、FASS検定を受けることは財務としてスキルアップするだけでなく、転職などにも役立ちます。

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財務に関するおすすめの資格試験(高難易度)

①公認会計士

公認会計士は財務諸表の監査、会計のプロフェッショナルで、この資格を取得すれば企業の監査を独占業務として行うことができる国家資格です。

公認会計士が監査を行うことによって、企業の経営成績である財務諸表が信頼できる情報であると保証されるのです。

公認会計士試験の合格率は約10%であり国家試験の中でも特に難易度が高いです。

必要な勉強時間は一般的に4000時間以上であると言われています。

公認会計士の試験は短答式は4科目と論文式は5科目に別れており、試験範囲が広く内容も専門的なものであり非常に難しいです。

 

しかしながら受験資格は特に無いため、誰でも合格を目指せる試験となっています。

 

②税理士

税理士は税金に関する専門業務を請け負う国家資格です。

税務に関する相談を受けたり、納税手続きや税金の計算をサポートしたりします。

税理士になるには、税理士試験に合格した上で、2年以上の実務経験が求められます。

試験では会計学や税法に関する様々な知識が問われます。

 

なお税理士試験は全員が同じ内容を勉強するわけではなく、全11科目のうち5科目を選び、5科目全てに合格することで税理士資格を取得することができます。

科目ごとに合格する制度となっていますが、税理士試験の1科目の合格率は約10~15%程度と低く、難易度は国家資格の中でもトップクラスに難しいです。

税理士試験合格を目指す際には、科目ごとの特徴を理解して計画的、効率的に学習を進めることが必要であり、またどの科目から受けるか、どのくらいの年月をかけて目指すかといった中長期的な計画も必要となります。

財務に関する資格試験の勉強方法

財務に関係する資格は、独学でも取得する事は可能です。

ただ、独学で資格取得を目指す場合、非効率な勉強になることや学習時間も長く必要になる場合も多いでしょう。


そして資格の種類によっては、勉強方法や勉強時間も異なります。

特に財務に関する資格は計算問題や暗記問題などが出ることが多く、参考書やインターネットの情報、資格の予備校などで、試験対策を行う事ができます。

また予備校を使えばわからないところは質問をしながら学習を進める事が可能です。

そのため独学より経済面での負担はありますが、独学より予備校のが時間効率は良くなるでしょう。

 

予備校の場合、オンライン授業もあるので自身の仕事やプライベートのスケジュールにあわせて、自宅で授業を受けつつ学習を進める事もできます。

 

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まとめ

財務に関する資格は多くあります。

それぞれの特徴を理解し、自身の目指すキャリアにあった資格をとってみてはいかがでしょうか。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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