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USCPAの難易度を他試験との比較や合格率で解説!年収やメリットも紹介

更新日:2025.03.07

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USCPAの難易度を他試験との比較や合格率で解説!年収やメリットも紹介

USCPA(米国公認会計士)は文字通り米国の公認会計士資格ですが、日本を含む世界中の企業で注目されています。

USCPAになるには試験に突破する必要があります。

日本の公認会計士試験に比べて合格率は高いものの、難易度が低いわけではありません。

USCPAの難易度について詳しく解説します。

USCPAの概要

1.USCPAとは

USCPA(U.S. Certified Public Accountant)とは、米国各州が認定する公認会計士資格のことを指します。

 

国際ビジネス資格のなかでも最高峰に位置づけられる会計・監査のプロフェッショナルであり、その専門性を活かして多様な業界で活躍しています。

ただしアメリカでの公認会計士の資格ですので日本国内での独占業務は行えません。

それでもUSCPAは日本国内でのみ通用する日本の公認会計士資格と異なり、世界的にも認められた資格であり、アメリカのみならず多くの国で高い評価が得られています。

 

会計や監査のプロフェッショナルとしてのみならず、マネジメントレベルのビジネス知識を有している事の証明ともなり、その活躍の場は多種多様です。

 

グローバルに活躍する資格でもあることからビジネスレベルの英語力も必要とされますので、資格取得後も英語力向上に努めることが求められます。

 

関連リンク:USCPA(米国公認会計士)とは?仕事内容や年収などのリアルを解説!

2.USCPAの魅力

USCPAは、資格の魅力が沢山あるので把握しておくと、学習のモチベーションに繋げていけるようになります。

数あるUSCPAの魅力から、ピックアップして3つご紹介していきますので参考にしてみて下さい。

先ずは、英語による監査や会計の専門家として、必要である実践的な知識を獲得できるところです。

USCPAは、海外においては監査の専門家ですが、国内では英語が扱える監査の専門家として差別化が図れます。

USCPAによる監査は、会計を理解していなければならず、知識を兼ね備えていなければなりません。

英語による監査だけではなく、会計に関する知識も資格取得を通じて獲得できるので魅力的と言えます。

次に、専門知識を英語で取り扱えることにより、仕事の幅が広がっていくのでキャリアアップを行っていけるところです。

USCPAは、監査×英語という専門知識を武器にできるので、グローバルに展開している企業で働けるようになります。

日本の外資系企業で働くだけに留まらず、海外で公認会計士として働いていけるようになるので、仕事の幅が大きく広がるのが特徴です。

最後に、外資系企業や海外で働く場合には、給与水準が高い傾向にあるので、無資格の状態よりも安定した生活ができるようになります。

監査法人に勤務する場合には、スタッフから始まりますがパートナーにもなれば年収1,000万円を超えてくるので、高水準です。

企業規模や業界によっては、年収2,000万円を狙える資格なので、夢のある資格と言えます。

合格率から見るUSCPAの難易度

直近3年以内に行われたUSCPA試験の合格率は以下の通りです。

 

AUD

BEC

FAR

REG

BAR

ISC

TCP

2024年分

(Q1~Q4累計)

45.79%

39.59%

62.61%

38.08%

58.00%

73.91%

2023年分

(Q1~Q4累計)

46.75%

47.44%

42.12%

57.82%

2022年分

(Q1~Q4累計)

47.90%

59.85%

43.76%

59.85%

あくまで科目別の合格率であり、最終的な合格率はさらに低くなります。

 

各科目の合格率は、安定していますが科目ごとの合格率がそれぞれ異なっているのが印象的です。

科目ごとでみると、AUD・FAR・BAR・ISCは40〜50%、BEC・REGは60%前後、TCPは80%弱となっています。

2024年分における新試験制度でみると、1番合格率の高いTCPと1番合格率の低いBARでは、35.83%の差があります。

また、全体の合格率では2022年分52.84%、2023年分48.53%、2024年分52.99%で5%程度となっており、差はほとんどありません。

2人に1人程度が合格しているので、比較的努力が反映されやすいと言えるのではないでしょうか。

各科目の特徴や合格率の推移を考慮しながら、戦略的に受験するのが合格への鍵を握っています。

新試験制度になってあまり日にちが経っていないので、合格率の動向に着目していくのが大切です。

 

なお、上記は英語ネイティブを含む受験者全体の合格率です。過去にAICPA(米国公認会計士協会)が公開したデータによると、2014年の日本人受験者に限定したUSCPA試験の合格率は以下の通りでした。

AUD

BEC

FAR

REG

28.6%

28.1%

38.4%

36.4%

全体の数値に比べて合格率が下がっています。母国語でない言語で受験することがハードルになっているためと考えられます。

 

受験者全体の合格率と比較した場合、AUD・BEC・REGは20〜30%程度日本人受験者が低い結果です。

一方で、FARは数%低い程度ですが決して簡単というわけではなく、地道な学習からコツを掴んでいかなければなりません。

語学の壁があるので、専門用語を覚えて問題を解くのは大変ですが、日々の学習を通じて慣れていくのが賢明です。

勉強時間から見るUSCPAの難易度|TOEICと会計知識

USCPAの資格を取得するために必要な勉強時間は、予備校などで公表しているデータで一般的には約1,000時間と言われています。

 

予備校や通信教育を利用して勉強する場合、週に2回ほど3時間の講義を受け、講義の復習を毎日2時間ずつおこなうと仮定します。

1週間あたりの勉強時間が20時間、これを50週(約1年)継続すると合計が1,000時間となり試験の合格につながるでしょう。

 

USCPAは働きながら取得する受験者が多く、毎日一定時間確保することが難しいことから、1年半から2年ほどをかけて勉強するのが一般的です。

 

1,000時間から1,200時間ほどの勉強時間を確保するのが現実的な目標になるかと思います。

 

一方で、USCPAは英語×監査のスペシャリストであり、監査には会計の知識が必要なので学習を始めた時のレベルが重要です。

英語レベルや監査・会計レベルと勉強時間の相関から、自分が合格するまでにどの程度学習していかなければならないのか考えていく必要があります。

英語力として有名な資格であるTOEICのレベルと、会計や監査を学習したレベルにおける勉強時間の相関を見てみましょう。

英語レベル

会計や監査への知見が豊富

会計の勉強をした経験がある

会計初学者

TOEIC800点以上

500時間

800時間

1,200時間

TOEIC700点

700時間

1,000時間

1,500時間

TOEIC500点

800時間

1,200時間

2,000時間

TOEIC500点未満

1,000時間

1,500時間

2,500時間

USCPAは、英語による出題なので英語がわからないと、インプットだけではなくアウトプットをするのも苦労します。

TOEICの学習経験により、元から800点以上取れる英語力がある人は、会計初学者でも1,200時間程度で合格を目指せます。

TOEIC500点未満では、2,500時間程度かかってしまうこともあり、語学力による勉強時間への差は大きいです。

一方で、TOEIC800点以上で会計や監査に関する知見が豊富であれば、最短で500時間で合格を目指すことも不可能ではありません。

英語力と会計や監査に関する知見が相乗的に学習の効率を高めて、勉強時間の大幅な削減につながっていきます。

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USCPAの試験内容からみる難易度

USCPAの難易度は、実際にどの程度なのでしょうか。

まずは試験内容から見てみましょう。

1.受験資格

USCPAは州ごとに受験資格が異なる試験です。

USCPA試験を受験するためには受験資格が必要ですが、受験資格は単位要件と学位要件に大きく分けられます。

 

単位要件とは、会計単位とビジネス単位を定められた単位以上取得した場合に満たされる要件のこと。

学位要件とは、大学や短大などを卒業して一定の学位を得た場合に満たされる要件を指します。

 

多くの場合は国内の大学を卒業している場合、多くの州が要求している会計単位が不足していることが多いため、受験前に一度確認するとよいでしょう。

なお複数の教育機関の単位を合わせてカウントできます。

2.試験内容

USCPA試験は日本の公認会計士試験とは大きく異なります。

日本の公認会計士はマークシート形式の短答式試験に合格後、論述形式の論文試験の受験を受ける流れとなっています。

 

一方でUSCPAは科目ごとの受験となっており、出題形式は、四択問題とシミュレーション問題の2種類です。

今回の改訂で、記述問題が廃止になりました。

 

各科目とも5つのテストレット(問題群のこと)に分けられており、テストレット1から順に解答していく形式です。

各テストレット内で前の問題に戻ることはできますが、次のテストレットに進んでしまうとそれより前のテストレットに戻ることはできません。

試験に合格した後は州ごとに設けられた実務期間や独自の追加試験などをクリアし、 数年の実務経験の後に州ごとのライセンスが交付される流れになっています。

 

なお取得したのとは別の州でライセンスが必要な場合は 州間の移動申請を行うことが必要です。

3.試験科目

2024年1月からの新制度が採用されました。

今までは必須4科目に合格すれば、取得となっていたUSCPA試験。

新制度では、必須3科目と選択1科目の計4科目から構成されます。

必須3科目は以下の通りです。

 

  • FAR(Financial Accounting & Reporting):企業や組織を運営するための会計知識
  • REG(Regulation):アメリカ連邦税法とビジネス法規
  • AUD(Auditing & Attestation):監査手続き、会計士としての責任

 

選択科目は以下3つの中から1科目選択します。

 

  • BAR(Business Analysis and Reporting):ビジネス分析と報告
  • ISC(Information Systems and Controls):情報システムと統制
  • TCP(Tax Compliance and Planning):税法遵守と税務計画

 

以前は必須科目に「BEC(Business Environment & Concepts):経済学概論やIT概論、企業統治と管理会計」が存在しました。

BECは2024年1月に廃止。

現在は前述のように必須3科目と選択1科目の計4科目となっています。

 

USCPAの新制度試験についてはこちらの記事もご覧ください。

USCPA(米国公認会計士)新制度試験を解説!日本で受験する際の注意事項

USCPAとほかの資格の難易度を比較

USCPAは、会計や監査の専門家であり類似している資格と比較していくと、難易度を把握していけるようになります。

公認会計士や税理士、簿記一級と比較した際に合格率や勉強時間の目安、合格までにかかる期間などを中心に見ていきましょう。

USCPAと公認会計士の難易度

USCPAと公認会計士を3つの面から比較しました。

 

USCPA

公認会計士

合格率

科目ごとの合格率40%~60%程度

TCPのみ70%超

短答式試験:10%前後

論文式試験:35%前後

勉強時間の目安

1,000時間前後

※英語の勉強を含める場合は1,500時間~2,000時間

3,500時間が基準の1つ

※最低2,500時間

合格までにかかる期間

1年~1年半

平均2年~4年

単純に比較すると、公認会計士よりもUSCPAの方が難易度が低くみえます。

 

ただし、アメリカの認定資格であるUSCPAの試験に合格するには、会計知識だけでなく英語力も必要です。

また、日本の公認会計士試験は受験資格の定めがありませんが、USCPAは単位要件や学位要件を満たす必要があります。

USCPAは受験すること自体の難易度が高いといえるでしょう。

 

USCPAを独学で学びたいという人はこちらの記事もチェック

USCPAは独学で取得できる?試験の難易度や勉強のポイントを解説

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USCPAと簿記一級の難易度

USCPAと簿記一級を3つの面から比較しました。

資格名

USCPA

簿記一級

合格率

科目ごとの合格率40%~60%程度

TCPのみ70%超

10%前後

勉強時間の目安

1,000時間前後

※英語の勉強を含める場合は1,500時間~2,000時間

1,000時間前後

合格までにかかる期間

1年~1年半

半年~1年

USCPAと日商簿記一級では、学習範囲はUSCPAのほうが広く監査や税法、経営学などもあります。

また、企業会計だけではなく政府や非営利組織における会計を勉強するのがUSCPAの特徴です。

勉強時間にあまり差はありませんが、科目合格制のUSCPAは1科目ずつ取得を目指していけます。

英語力がない状態で、USCPAの学習を始めた人は勉強時間が倍かかる可能性もあるので注意しなければなりません。

合格率は、USCPAの科目ごとの合格率40%~60%程度よりも日商簿記1級は大幅に低く、10%程度です。

1回の試験で、商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算すべてを解かなくてはならないので大変と言えます。

一方で、USCPAには受験資格が必要であり、一概に合格率が高いから簡単とも言えないのが現実です。

USCPAの学習範囲の広さやすべて英語で出題されるのを考慮すると、総合的な難易度はUSCPAが高いと考えられます。

USCPAと税理士の難易度

USCPAと税理士を3つの面から比較しました。

 科目名

USCPA

税理士

合格率

科目ごとの合格率40%~60%程度

TCPのみ70%超

各科目20%前後

勉強時間の目安

1,000時間前後

※英語の勉強を含める場合は1,500時間~2,000時間

3,000時間前後

合格までにかかる期間

1年~1年半

6~7年

税理士は、税金の専門家なので会計に属する科目である簿記論や財務諸表論以外の試験科目は、税金に属する科目です。

USCPAと税理士は、どちらも科目合格制ですが、税理士の合格率は各科目20%前後なので各科目ごとの合格率はUSCPAよりも低いと言えます。

税理士は、各科目の合格率が20%程度が基準ですが、極端に低い年もあり年に1回しか試験がありません。

1度落ちると1年間勉強することになるので、3,000時間前後勉強時間がかかると言われています。

また、会計事務所に勤めながら1年に1科目ずつ受験しながら税理士を目指している人も多いので、合格まで6〜7年かかる場合も少なくありません。

税理士は、難易度が高いので中長期的に資格取得を目指していくのが一般的であり、試験合格後登録すると独占業務である税務ができるようになります。

独立・開業を目指していきたい人は、税理士の勉強を通じて地道に会計や税法の知識を身につけていくのも有益です。

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USCPAの難易度と対策

USCPAは合格率は高いものの、難易度が低いわけではありません。

適切な対策が合格への近道となります。

1.英語力

USCPAはUSCPA協会が試験を作成し、アメリカの各州が認定する公認会計士資格であるので、試験はすべて英語で実施されます。

USCPA資格の受験には、どの程度の英語力が必要なのでしょうか。

 

現在USCPAの試験は日本で受験が可能で、米国のみで受験が行われていた時代と比較すると英語のハードルは下がっています。

USCPA試験ではスピーキングやリスニングによる試験が設定されておらず、リーディング、そしてライティングに関する能力しか問われないことも一因です。

 

大学入試で出題される長文で難易度の高い文章でもないため、ごく一般的なレベルの文章を早く正確に理解できれば受験するうえで問題はありません。

またライティング能力も必要ではありますが、USCPAの試験の多くは選択式であり、記述式で回答が求められるのはBEC(Business Environment & Concepts)のみとなり、ライティングに関しても高い英語能力は求められないでしょう。

 

英語力の目安としてはTOEICでいえば650~700点程度あれば問題なく受験できるといわれています。

しかしながらUSCPAで扱う独自の専門用語については集中的に暗記することが求められます。

2.予備校・通信教育を利用する

USCPAを受験するなら、予備校や通信教育を利用するのが一般的です。

予備校や通信教育を利用すると、定期的に講義を受講することになり勉強のペースを維持しやすくなります。

 

また質問や相談を受けつけていることも一般的です。

日々の勉強に疑問があってもすぐに相談できるでしょう。

 

特にUSCPAは働きながら取得するのが一般的です。

通信教育を利用することにより、自身のペースで進められるとともに、独学とは異なり効率的に勉強を行えることも魅力といえます。

USCPAの難易度からみるメリットと将来性

USCPAの資格を取ると、どんなメリットがあるのでしょうか。

USCPAの将来性もあわせて解説します。

1.メリット

先述した通り、USCPAはアメリカにおける州単位の公認会計士資格ですから、日本人が取得したとしても国内で日本の公認会計士としての業務を行うことは知識的にも法的にも困難です。

それでも近年日本ではUSCPAへの評価が高まっています。

 

国内におけるグローバル企業やアメリカ資本の企業では米国会計基準を使用していることが多く米国会計基準に精通した人材が求められています。

そのため米国会計基準に精通しているとUSCPAの需要が高まっているのです。

 

そしてUSCPAは会計分野における専門用語を含むビジネス英語にも精通していると考えられるため、専門用語を通じてグローバルなコミュニケーションも行えると考えられます。

そのためUSCPAを取得すればこのような専門的能力を持っていると評価され、転職で有利に働いたり、キャリアの幅が広がったりするでしょう。

 

USCPAの転職についてはこちらの記事もご覧ください。

米国公認会計士(USCPA)の転職市場での価値は?未経験でも目指せるのか

2.将来性

近年、国際財務報告基準(IFRS)の導入や上場企業の内部監査が強化されており、専門的な英語力をもち国際的な基準に精通したUSCPAの需要は今後高まっていくと考えられます。

日本国内においてもグローバルな規模でビジネスを推し進めている企業は年々増えています。

USCPAは、世界的に認知された公認会計士資格です。

そのような国内のグローバル企業や外資系企業で働く場合には自身のスキルにあわせてさらなる強みとなるでしょう。

 

USCPAの年収についてはこちらの記事もチェック

米国公認会計士(USCPA)の年収について紹介!高年収は実現できる?

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USCPA試験に関するQ&A

USCPAと簿記1級ではどちらが難しい?

「USCPAと公認会計士の難易度を比較」と同様にUSCPAと簿記1級を3つの面から比較すると以下のようになります。

 

USCPA

簿記1級

合格率

科目ごとの合格率40%~60%程度

TCPのみ70%超

7%~14%

勉強時間の目安

1,000時間前後

※英語の勉強を含める場合は1,500時間~2,000時間

600時間

合格までにかかる期間

1年~1年半

半年~1年

 

合格率だけを比較すると、USCPAよりも簿記1級の方が難易度が高くみえます。

しかし必要な勉強時間や合格までにかかる期間はUSCPAの方が長いです。

 

簿記1級は求められる専門性が高いものの範囲は狭く、USCPAは求められる知識の範囲が広いという特徴があります。

試験形式や求められるものが異なるため、どちらの方が難易度が高いか一概にはいえません。

USCPAとEA(米国税理士)ではどちらが難しい?

EA(米国税理士)とはアメリカの内国歳入庁が認定する税理士資格です。

日本では公認会計士と税理士が比較される場面が多くみられます。同じように、アメリカの公認会計士と税理士も比較すると以下のようになります。

 

USCPA

EA

試験科目数

4科目

(必須3科目+選択1科目)

3科目

合格率

科目ごとの合格率40%~60%程度

TCPのみ70%超

科目ごとの合格率55%~75%

勉強時間の目安

1,000時間前後

※英語の勉強を含める場合は1,500時間~2,000時間

200時間~300時間

合格までにかかる期間

1年~1年半

2ヶ月~3ヶ月

 

USCPAとEAを比較すると、EAの方が難易度が低いといえるでしょう。

なお、EAは18歳以上であれば誰でも受験可能です。受験自体のハードルもEAの方が低く設定されています。

USCPAのライセンス取得に実務経験は必要?

USCPAのライセンスを取得するためには、試験合格に加えて実務経験が必要です。

実務経験の要件は州によって異なります。要件の例を紹介します。

実務経験の要件

アラスカ州

●      一般企業、政府系機関、会計事務所いずれかでの実務経験

●      会計業務や監査業務等の経験

●      直属の上司であるUSCPAの下での実務経験

グアム、ワシントン州、モンタナ州

1年以上の会計業務の実務経験

ニューヨーク州

直属のUSCPAの下での会計もしくは会計周辺業務1年~2年以上の実務経験

 

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まとめ

USCPAは簡単に取得できる資格ではないですがその活躍の幅は広いです。

転職の選択肢も増え、キャリアアップも狙えるでしょう。

また、USCPAを取得すれば、年収面でもプラスに働きます。

 

自身のキャリアを広げるためにも役立つUSCPA。

取得を検討してみてはいかがでしょうか。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
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