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有限責任監査法人トーマツで働く公認会計士の年収は

更新日:2024.04.12

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ビル

有限責任監査法人トーマツは公認会計士が多く在籍し、Big4の一角です。

そこで働く公認会計士の年収はどれくらいなのでしょうか。

デロイトトーマツは公認会計士が活躍しやすい組織

デロイト(Deloitte)とは、デロイト トウシュ トーマツ リミテッドのことで、グローバルにネットワーク化した組織を構成している会計系メンバーファームです。

デロイトトーマツグループは、日本で最大級のプロフェッショナルグループのひとつ。

所属する各法人が、監査・保証業務、コンサルティング、税務、法務、ファイナンシャルアドバイザリー等の専門的なサービスを提供しています。


日本国内の30都市以上に1万名を超える専門家を擁し、外資系グローバル企業や大手日本企業をクライアントとしています。


公認会計士が活躍しやすいデロイトトーマツグループでのポジションは、主に以下があります。

 

  • 監査(有限責任監査法人トーマツ)
  • コンサルティング(デロイトトーマツコンサルティング合同会社)
  • 税務(デロイトトーマツ税理士法人)
  • ファイナンシャルアドバイザリー(デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社)


今回の記事では主に有限責任監査法人トーマツ、トーマツコンサルティングにおける公認会計士の年収について扱います。

有限責任監査法人トーマツの公認会計士の年収は

有限責任監査法人トーマツは、Big4と呼ばれる最大手監査法人の1つです。

監査法人は多くの公認会計士にとって初めての実務経験を積む職場になり、その後のキャリアを決めていく重要な場所でもあります。

 


勤続年数及び実力によって、スタッフ、シニアスタッフ、マネジャー、シニアマネジャー等があり、それぞれで年収レンジが大きく異なっています。

年収の目安として、概ねマネジャー以上で1,000万円以上となっています。

 


監査法人での勤務は、若手から中堅までにかけて成長カーブが急上昇する傾向があります。

30代前半までにひととおりの経験を積むことができますので、努力を続ければマネジャーポジションになれるでしょう。

監査法人トーマツの公認会計士:勤続1年目から3・4年目の年収

監査法人に入所すると、通常はスタッフという職位になります。

スタッフ年収は500万円から700万円くらいが平均的です。

 

1年目でも基本給が450万円程度で、これに残業代がプラスされる仕組みです。

年収はスタッフクラスの中で1から4に区分され、それぞれの区分ごとに設定されています。


スタッフの職位では、基本的に経験年数を前提としてクラスが上がって年収が決定しますが、複数のタスクを積極的に担当する等で、加重平均点を引き上げる方もいます。

 


先輩にあたるシニアスタッフやマネージャーの指導を受けながら、監督実務に従事し、会計・監査に関連する法令の基礎経験を習得し、キャリアを積んでいきます。

監査法人トーマツの公認会計士:勤続4年目から8年目の年収

職位はシニアスタッフとなります。

年収は700万円から900万円くらいで、シニアスタッフクラスで1から3に区分され、それぞれの区分ごとに年収レンジが設定されています。


中規模クラスのクライアントで、監査チームの主査(インチャージ)を担当、後輩にあたるスタッフの指導・教育を行いながら、チームをまとめ、監査業務を計画的に進め、進捗を管理します。

監査法人トーマツの公認会計士:勤続9年目以降の年収

シニアスタッフの上の職位はマネージャーで、ここからは管理職となります。

年収は900万円前後以上となっており、1,000万円以上の方も少なくありません。


マネジャーとして成果を出し続けることが期待され、具体的には、監査計画の立案、実施責任を負います。

複数の監査業務こなすマルチタスク能力と、関係諸法令に関する深い洞察と幅広い知識が求められます。


また、マネジャー以上になると、セールスパフォーマンス(営業活動により獲得した案件の金額)や、他のプロジェクトに関与したエンゲージメント金額も評価の対象になります。

監査法人トーマツの公認会計士:シニアマネージャー以降

マネジャーからより上位のシニアマネジャーを目指すことで、年収は1,200万円以上を狙うことができるでしょう。

これまでの豊富な経験を活かして、より高い難易度のプロジェクトをリードし、多岐に渡るプロジェクトの責任者となります。

実務や管理能力の他にも、業務全般に対する運営能力が求められています。

 


そして、監査法人の経営者として、組織の経営を担う「パートナー」になると、年収2,000万円以上になるケースが見られています。

監査法人において最高位とされるパートナーとは、一般企業でいうと役員にあたります。

監査業務に関する最終責任を負う立場で、かつ監査法人の出資者となります。


トーマツにおける新規部署の設立に関与し、精力的に新規クライアントを獲得、社内外の評価を高めたことで、30代でパートナーに昇進する人もいるようです。

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デロイトトーマツの監査法人以外で活躍する公認会計士

デロイトトーマツ税理士法人

公認会計士は税理士登録をすることができます。

デロイトトーマツグループには税理士法人があり、そちらで活躍することができます。

 

Big4の税理士法人では上場企業やグローバル会社の税務を担っています。

内容も単なる税務というよりは国際税務や移転価格、場合によってはM&Aにともなう税務など、高度な対応が求められます。


税理士としてだけではなく、公認会計士としての知見も発揮することができます。

デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社

いわゆるFASで、会計系コンサルファームと呼ばれます。

グループの中では監査法人に次いで公認会計士が多い法人だといえます。

 

M&Aプロジェクトの対応や、最近ではフォレンジックなどのリスク対応にも力を入れています。

M&Aは規模の大きなものが多く、Big4系のFASを志望する人のなかには「新聞の一面に掲載されるようなM&Aに携わりたい」と言う人もいるくらいです。


M&Aの実務に欠かせないDD(デューデリジェンス)は公認会計士の監査法人での経験をそのまま活かしやすく、監査法人からの最初の転職先としてもFASは人気で、異動や移籍を希望する会計士も多いそうです。

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まとめ

デロイトトーマツグループで、公認会計士は主に監査法人、コンサルティング業務等でも活躍することができます。

年収レンジは、勤続年数で単純に比較すると、監査法人よりもコンサルティングの方が高い傾向にあります。

 


クライアントの経営課題を解決し、経営戦略を考え、クライアントの付加価値を向上できる能力がある方は、コンサルティングとして活躍するキャリアも一考に値するでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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