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本記事で説明する内容は以下のとおりです。
- 監査法人に勤める公認会計士の休日休暇制度、繁忙期と閑散期における休みやすさ
- コンサルティングファームや会計事務所など、監査法人以外の働き方における休み事情
- 公認会計士が超多忙だと思われる理由と、働き方改革やスケジュール管理による休みやすさ
公認会計士は、休みがなく「超多忙」な仕事という印象があります。
その印象は間違ってはいませんが、1年間ずっと忙しい訳ではありません。
公認会計士には監査法人から会計事務所、コンサルティングファームといった多岐に渡る働き方があります。
ここでは、公認会計士のそれぞれの働き方における休み事情について説明します。
監査法人に勤めている公認会計士の休み
監査法人に勤めている公認会計士は繁忙期はとても忙しく繁忙期に長期休みを取ることは難しいです。
しかし、閑散期には長期休暇を取ることができます。
これは監査法人の特徴的な部分でもあります。
監査法人の休日休暇制度
では監査法人の休日休暇制度はどのようになっているのでしょうか。
一般的な会社員には年間120日〜140日の休暇があり、監査法人も同じく年間120日から140日の休日休暇制度があります。
土日祝日に加え夏季休暇、年末年始休暇そして有給休暇もしっかり取得できます。
さらに育児休暇や慶弔休暇も取ることが可能です。
この環境は一般企業と比べても遜色ないでしょう。
特に国際会計ファームに所属している監査法人は、グローバル基準になっていることも多いため休日はさらに充実しています。
監査法人は休みやすい?
監査法人には監査対応が集中する最繁忙期があります。
最繁忙期はおおよそ4月の終わりから5月・6月ごろまでであり、この間は業務がとても多くなり忙しいです。
残業時間も増え、休みを考える余裕がないなんてこともあるかもしれません。
ただし、監査法人の仕事のスケジュールは四半期ごとに決まるため、繁忙期であっても事前に自分でスケジュール調整することが可能です。
このスケジュール調整をしっかりすることができれば、1年を通して働きやすい環境を作ることができるでしょう。
また、繁忙期があるように監査法人には閑散期もあります。
閑散期は一般的には8月と11月と言われています。
この期間はクライアントによって異なりますが、業務が少なくなるため長期休暇を取ることも可能です。
そのため、監査法人は忙しいですが、自分でスケジュールの調整ができ、また、閑散期もあるため休みは取りやすい環境にあると言えます。
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監査法人以外に勤めている公認会計士の休み
公認会計士は監査法人以外にもコンサルティングファームや会計事務所、税理士法人など様々な働き方があります。
それぞれの働き方によって、休みの取り方にも特徴があります。
たとえば、コンサルティングファームであればプロジェクトが終了すれば休みが取れますし、会計士事務所や税理士法人にも閑散期があります。
それぞれの休み事情について解説します。
コンサルティングファームの場合
コンサルティングファームは、課題を抱えた企業へのコンサルティングを行います。
コンサルティングは公認会計士だけが行うものではないため、公認会計士以外の士業や士業以外の人と協力することが特徴的です。
また、コンサルティングはプロジェクト単位で、さらに、チームで動くことも多いため、プロジェクトが終われば休みを取ることもできます。
しかし、プロジェクトが長期にわたる場合や、新規のプロジェクトに継続して関わるような場合は、休みを取ることは難しくなるかもしれません。
そのため、自分でしっかりスケジュール管理を行う必要があります。
かなり忙しい環境にありますが、自分でスケジュールを管理し、プロジェクトの調整を行うことができれば、休みを取りやすい環境にあると思います。
会計事務所(税理士法人)の場合
公認会計士は、税理士試験を受験することなく税理士登録を行うことができます。
税理士登録を行う公認会計士は少なくありません。
監査だけでなく、税務業務にも携わってみたいと考える会計士の方は一定数おり、会計事務所や税理士法人に転職する人も珍しくありません。
会計事務所や税理士法人は、繁忙期と閑散期がはっきりしている業界であると言えます。
繁忙期は12月から6月までです。
12月から1月には年末調整などがあり、2月から3月には個人の確定申告、3月後半から6月までは3月決算の法人の決算申告準備があります。
閑散期は、申告やスポット業務も少ない8月から10月頃までです。
会計事務所や税理士法人では、担当クライアントの決算期や所属している事務所によってスケジュールは異なりますが、管理しやすい業界です。
自分でスケジュールを調整できるようになれば、休みも取りやすい環境にあると言えます。
公認会計士の転職求人情報
公認会計士は超多忙?休みやすい?
公認会計士は前述した通り、働き方が多岐に渡っています。
休みやすさなどは働き方により変わることも、ご理解いただけたと思います。
では、公認会計士は本当に超多忙なのでしょうか。
結論として、クライアントの状況により忙しい時期はありますが、休みは取りやすい状況にあるため超多忙であるとは言えないでしょう。
最近では働き方改革も進んでおり、環境はさらに良くなっています。
公認会計士はなぜ「超多忙」と思われるのか
公認会計士が監査法人で行う監査業務や、会計事務所や税理士法人で行う税務業務、コンサルティングファームで行うコンサルティング業務は、どれも責任のある仕事です。
その上、公認会計士には責任感が強い人が多く、仕事を優先する人も多いため、多忙だと思われているようです。
また、監査法人や会計事務所や税理士法人ではクライアントにより、繁忙期は大きく異なります。
コンサルティングファームはというと、プロジェクトが長期に渡ることもあるため、作業時間が長時間に渡ることは事実です。
ただし、働き方改革やシステムの発達により作業時間は減少傾向にあります。
閑散期やプロジェクトが終われば休みを取ることができるため、総合的に見れば超多忙ではないのです。
公認会計士が働き方で心がけること
公認会計士は責任感の強い人が多いため、働きすぎてしまい体を壊してしまう人もいます。
最近では、自分を追い込んでうつ病になる人も少なくありません。
仕事に真面目に取り組むことはもちろん大切なことですが、頑張りすぎて体を壊してしまっては本末転倒です。
そのため、公認会計士は働くスケジュールをしっかり管理することを心がけるといいでしょう。
スケジュールの管理をすることができれば、有給休暇も取れますし、作業時間も分散させ、残業時間も少なくすることができます。
また、自分自身がスケジュール管理をしてより良い働き方を確立することができれば、所属している組織全体の働き方を変えることにもつながるかもしれません。
公認会計士として長く働くためには、スケジュールを管理し、働きやすい環境を作ることはが重要です。
ご転職者インタビュー
よくある質問
公認会計士は一般的に「超多忙」だと言われますが、実際の休み事情はどうですか?
公認会計士はクライアントの状況により忙しい時期はありますが、一年中忙しいわけではありません。働き方改革やシステムの発達により作業時間は減少傾向にあり、休みは取りやすい状況にあるため「超多忙」とは言えないでしょう。
監査法人に勤める公認会計士は、どのように休みを取っていますか?
監査法人に勤める公認会計士は最繁忙期(4月末から6月頃)は忙しいものの、閑散期(8月と11月)には長期休暇を取ることが可能です。年間休日数は一般企業と同程度で、自分でスケジュールを調整することで働きやすい環境を作ることができます。
監査法人以外で働く公認会計士の休み事情は、どのような特徴がありますか?
コンサルティングファームではプロジェクト終了後に休みを取ることができ、会計事務所や税理士法人では繁忙期(12月から6月)と閑散期(8月から10月)がはっきりしており、いずれも自分でスケジュール管理ができれば休みを取りやすい環境にあると言えます。
公認会計士の休み〜まとめ〜
公認会計士は超多忙な職業であると思われていますが、スケジュールを管理することで働きやすい環境を作ることができるでしょう。
監査法人や会計事務所では、閑散期に長期の休みを取ることが可能です。
コンサルティングファームでは、プロジェクトが終わったタイミングで休みを取ることができるでしょう。
公認会計士として、長く働くために働きやすい環境を作るよう心がけてみてください。
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