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公認会計士の資格は、就職には役立つのでしょうか。
就職や転職において、保有している資格が有利に働くケースは多く存在します。
特に難関資格は保有している人が少なく、職場によってはかなりのプラスポイントとなるでしょう。
公認会計士の資格は会計分野における高度な資格です。
そのため、就活で有利なイメージが非常に強く持たれています。
しかし単純なイメージだけでなく、本当に就活に有利なのか、資格を最大限活かすためにはどうするべきかも知る必要があります。
公認会計士資格が、就職において有利かどうかを中心に解説します。
就職活動をしている方や公認会計士資格に興味のある方はぜひお読みください。
公認会計士の資格は就職に有利なのか
公認会計士の資格は就職に有利に働くのかどうか、実際の就職活動における実態や注意点を紹介します。
公認会計士とは
就職との関係を確認する前に、まずは公認会計士の概要について確認します。
公認会計士とは会計分野における専門的な資格です。
日本で唯一企業の会計監査を実施できる資格であり、試験合格後はまず監査法人へ入所するケースが多くみられます。
日本の三大国家資格とも言われており、取得難易度が非常に高い資格です。
その分資格の知名度や社会的需要、さらには得られる年収などは高い水準を誇ります。
活躍できる場面が非常に多い
公認会計士の主な業務は独占業務である会計監査ですが、活躍できる場面はそれだけではありません。
公認会計士の持つ高度かつ専門的な会計知識は、さまざまな場面で求められます。
たとえば専門知識を活かし、会計・経営のコンサルティング業務をおこなう公認会計士も多いです。
また高度な会計処理が必要な企業の経理部や、M&A部門に所属するケースもみられます。
公認会計士は、さまざまな場面で活かせる知識を持ちます。
したがって公認会計士が活躍できる場面も多いのです。
職場によっては高い専門性を活かしきれないため注意
公認会計士の資格は、会計分野における非常に高い専門性を証明します。
しかし専門的な資格だからこそ、職場によっては優位性を活かせない恐れがあることは覚えておきましょう。
たとえば会計業務を外部の専門家に委託している企業では、内部の人間に会計知識はそれほど必要ありません。
内部で経理や会計業務を実施していても、複雑な会計処理が存在しなければ高度な知識も不要です。
公認会計士が活躍できる場面は多いですが、専門性を活かしきれないケースも存在するので、注意しましょう。
公認会計士の強みを存分に発揮できる職場の選択が大切です。
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公認会計士が有利となる就職先の例
公認会計士の資格が有利となる就職先の例を紹介します。
いずれも高度な専門性が求められるため、公認会計士の資格はかなり評価されます。
監査法人・会計事務所
監査法人や会計事務所は、公認会計士の資格が有利となる職場の代表例です。
無資格のスタッフも多く所属しますが、有資格者のみが対応できる業務も多数存在します。
監査法人のメイン業務である会計監査は、公認会計士の独占業務であるため当然公認会計士が中心です。
有資格者と無資格者の入社ハードルは大きく異なります。
会計事務所は職場によって業務内容に差がありますが、いずれも会計の専門知識が必要です。
そのため高度な専門性の保有が証明されている公認会計士は、資格だけで高い評価を得られるでしょう。
高度な経理を実施する一般企業
一般企業の中でも、高度な経理を実施する職場では、公認会計士の資格が評価につながりやすいです。
資格が必要ない業務であっても、複雑な会計処理には高度な専門知識が求められます。
高度な経理を実施する企業の例として、支店を多く持つ企業やグローバル企業、有価証券を多く保有する企業などが挙げられます。
また非上場企業に比べ上場企業の方が、高度かつ複雑である傾向が強いです。
言い換えると、一般企業であっても単純な経理のみの場合、公認会計士の資格は持て余してしまいます。
公認会計士の資格を有効活用できる企業を選ぶ必要があります。
コンサルティングファーム
コンサルティングファームへの就職でも、公認会計士の資格が有利になりやすいです。
コンサルティングではどんなクライアント相手でも、会計や経営に関する専門性が、前提の知識として必要となります。
資格が必須なわけではありませんが、保有している方が知識が高いと判断できるため、一歩リードできます。
とはいえコンサルティングで求められるのは、具体的な会計業務ではなく、経営課題の解決です。
そのため公認会計士の資格だけでなく、コミュニケーション能力や課題解決能力なども求められます。
公認会計士の資格を就職で有利に活かすには
公認会計士の資格を就職で有利に活かすためには、ポイントを押さえることが大切です。
具体的な内容を3つ紹介します。
公認会計士が求められる職場を選ぶ
就職活動で資格を有効活用するには、適切な職場選びが必要です。
公認会計士が求められ、資格が有利に働く職場を選びましょう。
前述したように会計や経営の高度な知識が必要な職場では、公認会計士の資格が非常に有利です。
監査法人での監査業務など、公認会計士しか対応できない業務が存在する場合はより役立ちます。
レベルの高い職場ほど、公認会計士の資格が有利になるでしょう。
一方で高度な会計知識が必要ない職場では、公認会計士の資格を活かしきれません。
また会計とまったく関係のない分野でも、公認会計士の資格が有利に働く可能性は低いです。
自身の得意分野や経験も大切
公認会計士の資格そのものだけでなく、資格を活かせた経験や関連する得意分野も大切な要素です。
公認会計士としてアピールできるエピソードを多く用意することをおすすめします。
たとえば同じ監査業務でも、クライアントの業界によって特徴や傾向には違いがみられます。
監査を経験した業界の方が理解も深まっているため、別の業務でも活躍できる可能性が高いです。
対象の業界をクライアントとする会計事務所、もしくは業界に属する一般企業などとの相性が良いと考えられます。
このように公認会計士の資格と関連する、自身の得意分野や経験も大切です。
これらも考慮した上で就職先を選ぶと良いでしょう。
資格以外のアピールポイントも用意する
公認会計士資格を保有していれば非常に有利となりますが、それだけで就職が決まるわけではありません。
より確実な就職のために、資格以外のアピールポイントも用意しましょう。
コンサルティングファームの場合、コミュニケーション能力が必須です。
クライアントと直接話した経験や外部とのやりとりなどの経験があれば、アピールポイントとして活用できます。
他にも語学力や別の資格など、就職活動でアピールできる要素はさまざまです。
公認会計士の資格だけでなく、より多くのアピールポイントを持つことで、さらに有利となります。
まとめ
公認会計士は会計分野における専門的な資格のひとつで、取得難易度が非常に高いです。
会計・経営に関する専門性の高さから、さまざまな場面で活躍できます。
しかし専門性が高いからこそ、職場によっては資格を活かしきれない恐れもあります。
公認会計士の資格が有利となる就職先の代表例は、監査法人や会計事務所です。
高度な経理処理をおこなう一般企業でも、公認会計士の持つ知識が役立ちます。
会計・経営コンサルティングファームでも、資格が有利となる可能性が高いです。
公認会計士の資格を就職で有利に活かすには、資格を活かせる職場選びが必要です。
また公認会計士としての経験や得意分野など、関連エピソードを活かせると就職成功の可能性が高まります。
資格だけでなく、別のアピールポイントも用意すると安心です。
公認会計士の資格を上手く活用し、就職での有利さを獲得しましょう。
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