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経理に転職する際のポイント!より良い転職を実現させましょう

更新日:2021.12.21

経理の転職お役立ち情報

電卓で計算する人

転職活動を成功させるために押さえたいポイントとして、さまざまなものが存在します。
転職活動全体に共通するものだけでなく、業種・職種特有の内容も押さえる必要があります。

 

経理に転職する際にも、より良い転職活動を実現するにはポイントの確認が重要です。
求人の選び方から転職活動時のアピールなど、幅広い対策が求められます。

 

本記事では経理に転職する際に押さえたいポイントを紹介します。
転職活動中、もしくは経理への転職を考えている方はぜひご覧ください。

経理の転職について見る前に

経理の転職について具体的なお話をする前に、まずは経理の概要を紹介します。
転職先を選ぶ際の基準となり得るため、必ず押さえましょう。

仕事内容

経理の主な役割は、会社のお金の流れを記録することです。
具体的な仕事内容の例を紹介します。

 

  • 取引の記録(伝票作成、仕訳入力など)
  • 売掛金の管理、入金催促
  • 買掛金の管理、支払い対応
  • 給与計算
  • 立替経費の精算
  • 社会保険料や税金などの支払い
  • 月次や四半期、年次の決算業務
  • 税務申告の対応

 

規模が大きく複雑な会計取引が発生すると、さらに仕事内容が増えます。

 

企業経営や事業展開を進めるには、お金の状態について正確な情報が必要です。
そのため経理はどの企業においても必要とされています。

年収

続いては経理の年収を紹介します。

 

経理職全体の平均年収は300万円台の後半ほどです。
なおこの金額は派遣社員など非正規雇用の社員を含んだ場合であり、正社員に限定すると400万円台前半になります。

 

国税庁が発表した民間給与実態統計調査では、令和元年における日本の平均年収が436万円と発表されていました。
過去10年ほどの間に実施した調査結果も400万円台前半で推移しているため、日本の平均年収は400万円台前半と考えられます。

 

経理の年収は日本の平均年収に近い金額です。

財務・会計との違い

経理と似た職種や用語として財務・会計が挙げられます。
これらとの違いは何でしょうか。

 

まず財務ですが、こちらは投資や資金調達など、将来的なお金に関する仕事をおこなう職種です。
経理はすでに発生した取引に基づいてお金の管理をおこなうため、扱うお金の性質に大きな違いがあります。

 

会計はお金と関係のある取引を包括的に意味する用語です。
経理よりも幅広い内容を包括しており、職種や業務内容というよりは概念的な性質を持ちます。
経理は会計の一部であり、募集の際は「経理」というポジション名を使うのが一般的です。
もしも職種で「会計」とある場合は、面接などで業務内容をしっかりと把握することをおすすめします。

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経理の転職で押さえたいポイント

経理の基本事項について確認したところで、いよいよ経理の転職に関する具体的な内容です。
経理へ転職活動をする際に押さえたいポイントを紹介します。

まずは業務内容を確認

前項で記載したとおり、経理の業務は非常に幅が広くあります。
一般的には「決算をやるのかな」と思うかもしれませんが、データ入力を専門にやる場合もありますし、支社や工場の数字をまとめるポジションかもしれません。
給与計算は人事や総務で担当することも多いですが、経理で担当している企業もあります。

 

まずはどんな業務を担当するのかを確認する必要があります。
そして、自分自身がどんな業務をやっていきたいかも考えることが重要です。

 

経理の経験が浅かったり、未経験であったりする場合は、初めから年次決算に関わることは難しいでしょう。
日次や月次決算業務からスタートすることになります。
その後、年次決算までやってみたいという希望があれば、入社後にもっと高度な業務を担当できるかの確認が必要です。

 

応募要項の業務内容を確認するとともに、自分自身がやりたい業務についても考えておきましょう。

年収や休日など基本条件

年収や休日など、基本情報の確認も重要です。
生活に大きく関わる部分のため、自身の理想に合うようしっかり選ぶ必要があります。

 

同じ経理職であっても、企業によって得られる年収が異なります。
また休日出勤および振替休日の有無も大切なポイントです。
特に決算や年末調整などの時期は経理にとって忙しいタイミングのため、休日が取れるか確認すると安心です。

 

なお基本条件を確認する際は、自身の理想を明確にすると絞り込みがしやすくなります。

福利厚生の充実度

福利厚生の充実度も、募集要項で必ずチェックしたいポイントです。
こちらも企業によって内容が大きく異なります。

 

経理と関係の深い福利厚生制度の例として、資格取得の支援制度が挙げられます。
経理には日商簿記検定など、保有すると仕事で役立つ資格が多いです。
資格取得支援がされている企業ならば、スキルアップのための勉強がしやすいでしょう。

 

福利厚生の充実度や内容は、働きやすさに大きく影響を与える部分です。
複数の募集要項を比較しながら確認しましょう。

可能であれば男女比や年齢層、離職率もチェック

もし情報が公開されていれば、男女比や年齢層、離職率もチェックできると有用です。
構成する人の属性は職場環境に影響を与え、離職率は心地良さを測るひとつの基準になります。

 

性別や年齢が人を決定づけるとは言い難く、想像と現実が大きく乖離しているケースも少なくありません。
しかしある程度の傾向を把握する、職場環境をなんとなくイメージするうえで役立ちます。

 

とはいえ社員の属性や離職率は、すべての企業で公開されているわけではありません。
判断材料として有用ではありますが、必ずしも使えるとは限らない点に注意が必要です。

経理の転職時にアピールしたい内容

経理の転職時にアピールしたい内容について紹介します。
アピールポイントを上手く押さえるのは、転職活動の成功率を高めるうえで大切です。

経理で活かせる経験

経理として転職する以上、経理で活かせる経験のアピールは必須です。
もちろん経理の経験がある方は、その内容をしっかりとアピールしましょう。

 

ここでは、経理の経験が浅い、あるいは未経験の場合、それを補う方法を伝授します。
たとえば以下のような経験は、経理と通ずる部分があるためアピールポイントとして活用できます。

 

  • 一般事務や総務の経験
    (経理は事務作業がメインのため、事務経験はアピールポイントとして有用)
  • 財務業務
    (経理とは異なる業種ですが、お金に関する内容として共通点が多い)
  • 銀行などお金との関係が深い業種での勤務経験

 

デスクワークやお金と関係のある内容は、経理で活かせる経験としてアピールしやすいです。
また一見関係なさそうな経験であっても、上手く伝えられれば経理のアピールになるでしょう。
自身の経験が経理でどのように活かせるか、具体的にアピールできると有利です。

資格や知識の有無

資格や知識の有無も、転職活動の際にアピールしたいポイントです。
必要な知識は働きながらでも得られますが、すでに知識を保有している方がスムーズな理解につながります。

 

資格は知識を客観的に証明する手段なため、転職活動での明確なアピールポイントになります。
もしアピールポイントが少ないと感じるのであれば、転職活動に向けて資格を取得するのも良いでしょう。
単純に保有している資格を伝えるだけでなく、取得した理由や活かし方も伝えられるとより有用です。

 

特別な資格を保有していない場合でも、知識があればアピールポイントとして活用できます。
経理に関連する書籍を読んだ、セミナーを受講したなどの経験が知識の証明として役立ちます。
また大学の経営学部など、経理に関連する学歴もアピールに便利なポイントです。

熱意のアピールも大切

経理に活かせる経験や知識は、自身が経理として役立つことを伝えられます。
しかしこれらのアピールだけでは足りません。
企業や職種に対する熱意のアピールも大切な要素です。

 

なぜその企業を志望するか、なぜ数ある職種の中から経理を選ぶかを、説得力のある言葉と共に伝える必要があります。
熱意は仕事への意欲を測るうえで見逃せないポイントです。
いくら知識や経験的に有用な人材であっても、やる気を感じない場合は不採用となる可能性が高くなります。

 

志望する理由を明確にし、熱意が伝わるようなアピールをしましょう。

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まとめ

経理は会社のお金について記録する役割を持ち、どの企業でも必要な職種です。
正社員の平均年収は400万円台で、これは日本の平均年収とほぼ同程度の水準です。

 

経理として良い転職をするためには、まずは行内容についてしっかりと把握すること。そして年収や休日などに関する基本事項の確認も必要です。
また資格取得の支援制度など、福利厚生の充実度も働きやすさに大きく影響を与えます。
情報が公開されていれば、男女比や年齢層なども確認できると安心です。

 

経理への転職活動をする際は、経理で活かせる経験のアピールが必要不可欠です。
また資格や知識の有無も大切な要素であり、転職活動に向けて資格を取得しても良いでしょう。
経験や知識だけでなく、企業・経理を志望する熱意もアピールが大切です。
経理の転職についてポイントを押さえ、より良い転職活動を実現させましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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