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転職して経理になりたい!でも採用枠ってどれくらい?

更新日:2022.01.04

経理の転職お役立ち情報

転職について考える女性

経理職に転職したい!
そう思っている人は少なくありません。

 

「経理に転職したいけど、何か資格っているの?」
「就職活動の前に経理職の採用に関する知識を身に着けたい!」
「経理がやっているようなお金を管理する仕事に就きたい!」

 

そんな方々に向けて、今日は経理の仕事を解説していきます。

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経理と転職市場の採用人数について

経理への転職は経験の有無や資格の有無によっても変わってきますが、基本的には容易ではないと考えておいた方がいいでしょう。
なぜなら、新卒以外で企業が経理職への募集を出す場合は「欠員補填」の場合が多く、即戦力となるスキルが求められることが多いため、募集枠は決して多いとはいえません。

 

また、経理に該当する「事務・アシスタント系」の仕事の求人倍率は、大手人材会社の調査によると0.24%というデータもあり、これは1つの求人に対して4人が応募しているという状況です

(参考: https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/ )

 

未経験や無資格の場合、決して就職が不可能というわけではありませんが、かなりの苦戦が強いられることは覚悟しておいた方がいいでしょう。
また、経験者や資格を有していたとしても、経理職への転職を成功させる、自分のスキルがいかに企業にマッチしているかを上手くプレゼン出来るかが鍵になってきます。

コロナ渦前後の経理の採用倍率

一般に、求人数は景気に左右され、また成長業界だと求人数も必然的に多くなってきます。

 

そんな中、経理の仕事はどうなっているでしょうか?
他の多くの業界や職種がコロナ渦の煽りをうけ、求人を大きく減らしたのに対し、事務系の仕事は大きな影響はうけておらず、以前として低倍率を保っているという状況でした。
ここから読み取れることは、次の2つです。

 

  • 事務系の仕事は景気による影響を受けづらく、安定して仕事を続けることができる
  • 安定はしているが、人材の流動性に乏しく、求人が中々出回らない

経理への転職は対策が必須

このような理由から、経理に転職しようとしている人は対策を行うことが必須であるといえます。

 

少なくとも、経理の仕事を行うためには必須である複式簿記やお金の知識は最低限身に着けておいた方が良いでしょう。
その上で、自分の能力が会社にどのように活かせるかを上手く伝える方法を考えておいた方が良いと言えるでしょう。

経理の転職が有利になる資格一覧

経理の仕事は、厳密にいえば資格は必須ではありません。

 

ですが、経理はその仕事の性質上、お金や簿記に関する知識は必要不可欠なものになっています。
ですから、無資格だとどうしても採用を見送られることが多くなります。

 

そんな経理職が、是非持っていたい「お金や簿記に関する知識」の資格を3つご紹介します。

日商簿記

日商簿記は商工会議所が年に3回実施している試験で、知名度も高い資格の一つです。

 

試験は毎年6月、11月、2月に行われますが、最近はコロナ渦の影響もあってオンライン受験も可能になり、更に受験が用意になりました。
日商簿記検定には1~3級がありますが、経理関係の仕事に就きたいのであれば2級以上の知識は欲しいところです。

 

勉強時間は3級の知識を持っているか否かでも変わってきますが
すでに3級程度の知識を持っている場合…300時間程度(毎日3時間勉強して3~4ヶ月程度)
簿記を初めて勉強する場合…500時間程度(毎日3時間勉強して5~6ヶ月程度)
の勉強時間が必要であると言われています。

 

簿記の資格は一般的な知名度も高く、2級以上であればそこそこの難易度も誇るため、経理に就きたい人はほぼ必須の試験と言えるでしょう。

FP

FPはファイナンシャルプランナーの略で、人生設計に関するお金の使い方を考える人に与えられる資格です。

 

主に銀行や保険の営業が保有しており、お客様の人生設計にあったお金の運用方法を提案していきます。

 

FPの資格は「相手のお金の運用方法を考える」という側面が強いため、「企業の経理部」を希望している人よりも「会社の経理を代行する」税理士法人などで勤務したいと考えている人に向いている資格と言えるでしょう。

 

FPには1~3級の試験があり、試験は年に3回、1月と5月と9月に行われます。
FP資格を用いて仕事をしたいと考えている場合、2級以上の資格は欲しいところです。
FP2級の場合、必要な勉強時間は300時間程度と言われており、1日3時間の勉強だと3~4ヶ月程度の勉強時間が必要になっていきます。

 

ただし、FP2級には受験資格がありますので、これからFP2級の受験を考えている人は、自分が受験資格を満たしているかを確認する必要があります。

BATIC

BATICは国際会計に関する試験です。
国際会計というだけあり、BATICの試験は全て英語で実施され、BATICでの高スコアは国際会計への深い知識の証明になるだけでなく、高い英語力の証明になることも特徴です。
BATICは国際会計の試験ですので、会計知識を用いてグローバルに活躍したいと考えている人には最適の試験だと言えるでしょう。

 

BATICは7〜8月、11〜12月の年2回、3週間から1ヶ月程度の期間開催されています。
試験は自身のPCから行い、試験開始時間も複数枠から都合の良い時間を選択します(2021年度現在)。
また、日商簿記やFPのように「合格・不合格」の概念はなく、70分のテストで400点満点中の獲得スコアによって分類されます。

 

獲得スコア 取得レベル
90%  上級レベル Advanced
80%  中級レベル Middle
50%  初級レベル Entry

 

BATICの資格を用いて仕事をしたいと考えている場合、上級レベル以上であれば就職が大きく有利になることでしょう。

経理じゃなくても経理の仕事ができる転職先とは?

経理は会社のお金を管理する仕事ですが、会社のお金を管理する仕事は企業の経理部に入社しなくても行うことができます。
今回は、企業の経理部に入社する以外の方法で経理の仕事が出来る企業を紹介していきます。

税理士法人(事務所)で働く

税理士法人(事務所)は、いわば企業の経理の仕事を代行し、より高度な税務の知識を提供する仕事です。
仕事内容は

 

  • 記帳代行
  • 各種税務、社会保険関係書類の提出代行
  • 給与計算

 

といった基本的な経理の仕事から

 

  • キャッシュフロー計算
  • 財務コンサル
  • ライフプランの作成と実行(小規模経営者の場合)

 

など、経理の幅を超えた仕事をすることも可能です。

 

税理士法人(事務所)は企業規模によっても提供サービスの内容は異なり、企業規模が大きいほど多種多様なサービスを行っている傾向にあります。
地方の税理士事務所は地域密着型のサービスを提供していることも多く、地元の為に働きたいと考えている人にもピッタリの仕事です。

監査法人で働く

監査法人は税理士法人とは仕事内容が異なりますが、同じく企業のお金に関わる仕事を行うことができます。
監査法人の仕事は企業が提出した財務資料に不備がないかを確認する仕事です。
そのため経理職とはやや異なる仕事内容ではありますが、監査内容を基に企業に財務コンサルを行ったり経営アドバイスをするなど、お金に関わる仕事が出来ることが特徴です。

会社のお金に関わる仕事は経理じゃなくてもできる

このように、経理職以外でも会社のお金に関わる仕事を行うことは可能です。
就職の際には「お金の仕事がしたいから経理!」と一本集中するのも良いですが、もっと広い視野を持つと新たな道が拓けるのではないでしょうか。

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まとめ

今回は経理職への転職に関する情報や、経理部以外で経理の仕事ができる職業について描いていきました。
これから転職を考えている方は、多彩な視野を持つことで、転職が有利になることを願っています。

 

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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