転職お役立ち情報
「経理へ転職するにはどうすればいいの?」「経理への転職に必要なことは?」という疑問をお持ちの方へ、経理への転職に役立つ情報やエージェントの比較方法を紹介します。
経理への転職を有利にするために
経理は、会社の資金をきちんと管理して、正確に損益を把握するために日々の入出金等の記録をつけ、決算を行う仕事です。
具体的には、現預金の管理、買掛金や売掛金の管理、伝票作成やデータ入力、経費精算のチェック、請求書発行などです。
最も忙しい決算時期には、決算書を作成の上、税務申告をし、法人税等の納付を行います。
経理職種の求人企業に「この人を採用したい!」と思ってもらえるには、何が必要でしょうか?
資格が経理への転職を有利にする
経理系の職種は会計や財務の知識があると有利です。
そのために、資格を取得することが近道になります。例えば以下のような資格があります。
- 日商簿記検定
- 公認会計士
- 税理士
- BATIC(国際会計検定)
- 経理・財務スキル検定(FASS検定)
- 米国公認会計士(U.S.CPA)
- 給与計算実務能力検定
公認会計士や税理士のように難易度が高く取得までに数年要する試験もあります。
一方、最短数週間で取得できる簿記3級は、面接官にやる気を伝えるためにも取得を目指すことをおすすめします。
さらに簿記2級まで取得できていると、上場企業の経理ポジションも視野に入ってきます。
ITスキルやコミュニケーションスキルも重要
会計税務の知識を持っている人は数多くいます。
他の候補者と差をつけるために、ITスキルをアピールすると有効です。
多くの企業がパソコンを用いて経理業務を行っており、中級以上のPCスキル、特に以下の表計算ソフトのスキルを持っていると強みになります。
- 印刷設定や編集権限の設定ができる
- IF関数やVLOOKUP関数などに慣れている
- 複数のシート間のデータ集計ができる
- 並び替えや絞り込み、検索、置換などの操作ができる
- ピボットテーブルを使える
この他に、経理はコミュニケーションを社内外の人ととりながら、以下のような仕事を行います。
- 経費精算(疑わしい申請は申請者に問い合わせることも)
- 支払依頼の受付、仕入先に支払い
- 顧客へ請求書の発行、入金内容の確認
こうした経理業務を期日までに完了させるために、社内外の関係者から帳票や書類を期限内に提出してもらう必要があります。
そのため、関係者と円滑なコミュニケーションを取る能力がポイントとなります。
さらに経理の専門用語を用いた英語でのコミュニケーションができると、条件のよい求人へチャレンジしやすくなるでしょう。
転職時期を検討する
経理の求人が多くなるタイミングで転職活動を行うことで、複数の求人を比較することができ、経理への転職を有利に進めることができます。
経理業務の繁忙期はほぼ例外なく決算時期といえるでしょう。
例えば、日本企業で多い3月末決算の企業の場合、税務申告期限は5月末ですので、4月・5月が繁忙期です。
繁忙期の人員を確保するため、繁忙期の半年前である前年11月から2月あたりに求人が多くなる傾向があります。
とはいえ企業によって決算時期は違いますし、引き継ぎに要する時間もそれぞれです。
求人が増える時期があっても減る時期はありません。
自分のスケジュールを優先し、転職活動をしやすい時期に動くようにしましょう。
なぜ経理に転職したいのか明確に
経理の仕事はデジタル化やAIなどの技術革新により、ルーティンワークをこなすだけの人材は採用されにくくなっています。
経理への転職に限った話ではありませんが、経理になって何をしていきたいか、どう成長していきたいかを明確に説明できるようにしておきましょう。
未経験でも経理に転職できる?
未経験者が経理に転職することは可能です。
未経験で経理へ転職するハードルを下げるポイントを紹介します。
未経験者歓迎の求人を狙う
未経験から経理の転職を成功させている方は、未経験歓迎の求人を生かしている事例が多いようです。
しかし、未経験歓迎の求人はライバルも多いため、先ほどご紹介した簿記3級を取得するなど、やる気を見せ、しっかりと自己アピールをする必要があります。
ベンチャー企業を狙う
経理職の転職市場は即戦力重視で経験者が有利な傾向があります。
そのため、経理への転職を目指す未経験者はベンチャー企業に応募するのも1つです。
ベンチャー企業の多くは少数の従業員で運営しているため、求人応募者に経理だけでなく人事総務などの職務を期待する場合があります。
その場合、経理は未経験であっても、経理以外の経験を買われて採用される可能性が高まります。
また、ベンチャー企業が上場準備に向けて経理体制を整えるために(決算の繁忙期に関係なく)求人を出すケースがあります。
世に多く存在する経理人材でも、経理体制を一から整えた経験を持つ人材は多くありません。
そのため、経理経験より、業務に対する姿勢や学ぶ意欲、やりきる力を重視して採用活動を行う企業もあります。
履歴書や面接で向上心を示す
未経験の職種である経理になぜ転職したいのか、明確に説明できるようにしておきたいところです。
経理に興味をもった理由、数字に強いアピールだけではなく、前職の経験をどう活かすか説明すると共に、資格取得に向けた取組みなどを履歴書や面接などで積極的にアピールしていきましょう。
派遣社員から正社員になる道も
経理への転職を考える方は非常に多く、即戦力を期待し経験者が勝ってしまうこともあります。
そのため、未経験者や経験の浅い方は派遣社員として経理実務を経験してから正社員を目指すのも一つの戦略でしょう。
大手企業の求人が多いのも特徴です。
一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
転職相談会
経理に転職するにはエージェントの利用が近道
経理への転職を有利に進めるために、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントは給与や条件、ポジションなどがハイグレードな非公開求人を多く持っていることがあります。
また、キャリアアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれ、面接の日程調整、内定後は条件書の確認などを行ってくれます。
経理への転職に強いエージェントを選ぶポイント①求人数
経理職の求人を十分に扱っているかを比較検討しましょう。
ハイクラスの転職を希望する場合は、非公開求人の数もチェックしたほうが良いでしょう。
非公開求人はハイクラス求人のケースが多いといえます。
経理への転職に強いエージェントを選ぶポイント②実績
優良な転職エージェントは、ホームページに転職実績を掲載しており比較することができます。
実績といっても、大手企業への転職実績、管理職への転職実績、経理職への転職実績など様々です。
特に、転職成功者のインタビューを読むと、エージェント利用した場合のメリットをイメージしやすいと思います。
経理への転職に強いエージェントを選ぶポイント③サポート内容
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などアドバイスしてくれるところもあります。
また、どの求人に応募するか、複数の内定先からどこを選ぶか悩んだ時に、仕事選びのポイントをいっしょに考えてくれるところもあります。
営業担当やキャリアアドバイザーなど呼び方はさまざまなですが、メインの担当者がつくことがほとんどですので、その担当者が話しやすいか、信頼のおける人物か、知識や経験は十分かなどが重要です。
これはホームページではなかなかわかりませんが、登録して最初の面談などでよく見きわめましょう。
エージェント比較をして経理への転職を成功させよう
転職エージェントは大きく2種類に分けられます。
経理に限らず幅広い求人を取り扱う総合型と、経理への転職に特化した特化型です。
総合型エージェントの強み
求人数・実績数が多く、利用者が多いため口コミも豊富であることが特徴です。
ですので、転職経験がない方がとりあえず登録してみるという使い方もあるかもしれません。
また、経理に限らず幅広い職種を見てみたい場合にもおすすめです。
特化型エージェントの強み
経理職の求人数・実績数が多いのが特徴です。
実務経験豊富なアドバイザーが多数在籍しており、業界動向を踏まえた高品質なサポートが期待できます。
経理職を強く希望するなら、特化型エージェントを活用するほうが良いでしょう。
採用する企業側も、資格保有者や経験者人材を求める場合は特化型エージェントを活用する傾向にありますので、自分のスキルや経験を生かして条件の良い転職を叶えたい場合は特化型エージェントを活用することをおすすめします。
まとめ
経理への転職を希望する場合は、経理への転職に強い特化型エージェントを数社比較してみることをおすすめします。
エージェントを決めたら、キャリアアドバイザーの助言を受けながら、自分のスキルや経験を洗い出し、自分に合った求人を見つけ、有利な転職活動を進めていきましょう。
Profile レックスアドバイザーズ
公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
https://www.rex-adv.co.jp/
公認会計士・税理士・経理・財務の転職は
レックスアドバイザーズへ