転職お役立ち情報
転職活動を成功させるためには、求人探しが非常に重要です。
求人探しが上手くいくかどうかで、理想的な転職が実現する可能性があります。
求人探しで押さえたいポイントは、職種や雇用形態によって異なります。
効率的な進め方や適切な情報収集が大切です。
本記事では転職活動のうち、経理の正社員転職に絞って解説をします。
転職を検討している方はぜひお読みください。
経理の正社員転職について見る前に
経理の正社員転職について具体的な内容に移る前に、経理および正社員に関する基本事項を紹介します。
自身の理想とする働き方を実現させるには、選ぼうとしている職種・雇用形態が本当に適しているか検討が必要です。
経理の仕事内容
経理は会社のお金を記録・管理する役割を担います。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 資料をもとに仕訳入力(記帳)
- 請求書・領収書など会計関連の書類作成
- 現預金の管理
- 給与計算
- 立替経費精算
- 社会保険料・税金など各種支払い対応
- 決算書作成・決算手続き
なお経理と似た職種として財務がありますが、財務は資金調達や資産運用の計画・実行など、未来のお金に関する業務が中心です。
経理は過去のお金に関する業務が中心なため、両者は異なる性質を持ちます。
正社員の特徴
続いては正社員の特徴です。
正社員は非正規雇用と比較して、以下のような特徴をもちます。
- 原則としてフルタイム勤務(条件を満たした場合は時短勤務になるケースも)
- 社会保険に加入
- 福利厚生や社内制度をほぼすべて活用できる
- 非正規雇用に比べ責任が大きい
- 勤務日・時間の調整は難しい
安定性の高さと待遇の良さが、正社員という雇用形態の大きなメリットです。
一方でフルタイム勤務が原則のため、働き方の柔軟性は欠けています。
非正規雇用の働き方が合っている人もいるでしょう。
経理の正社員が得られる年収の目安
転職活動を進める前に、年収の目安について確認しておくと便利です。
経理の正社員が得られる年収について解説します。
経理の正社員に見られる年収の平均額は、400万円台前半です。
ただしボリュームゾーンはもう少し低めであり、ポジションが上がるとかなりの高年収を得られるケースもあります。
地域によっても年収の違いがあり、都心部の方が高年収の傾向です。
なお国税庁が実施した民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は400万円台前半でした。
経理の正社員が得られる平均年収は、日本の平均年収とほぼ同程度の金額です。
転職で経理の正社員求人を探す際のポイント
続いては転職活動において、経理の正社員求人を探す際のポイントを紹介します。
ポイントを押さえるだけで、転職活動のスムーズさが大きく変わります。
一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
転職相談会
仕事内容や範囲は大切なポイント
仕事内容および任される範囲は大切なポイントです。
同じ経理職であっても求人によって大きく異なるため、詳しい内容を必ず確認しましょう。
経理職として働くメンバーが複数人いる場合、経理業務の中でもさらに細かく分け、それぞれが担当業務を持つ可能性があります。
一方で経理の人数が少ない、もしくは一人などの場合、経理に関する業務全般を請け負うケースが多いです。
規模が小さい企業の場合、経理以外のバックオフィス業務を兼任する可能性もあるでしょう。
仕事内容や範囲を特に確認せず転職してしまうと、ギャップによるトラブルが起きる恐れがあります。
募集要項を見る際は、仕事内容・範囲の確認が重要です。
労働条件を細かくチェック
労働条件についても、押さえておきたいポイントです。
確認したい項目例をいくつか紹介します。
- 勤務時間
- 勤務地(最寄駅からのアクセスや周辺状況など)
- 給与(初任給だけでなく、昇給によって期待できる給与額も重要)
- 試用期間の長さ
- 休日の日数や有給制度の有無
- 待遇(賞与回数、交通費支給の有無、福利厚生など)
労働条件は働きやすさを大きく左右する要素です。
募集要項を細かく確認し、しっかり情報収集を行う必要があります。
企業理念や社風も確認する
仕事内容や労働条件だけでなく、会社の雰囲気も働きやすさに影響します。
実際に働かないと把握が難しい部分ではありますが、情報を集める上では、企業理念や社風の確認が効果的です。
企業理念は会社全体としての方向性を決定づけます。
そのため企業理念が自身の考えと合わない場合、会社との相性が良くない恐れが大きいです。
社風については、社員からのメッセージや写真、企業のコーポレートサイトを確認すると良いでしょう。
社内の雰囲気に関する情報を集めるのはやや難易度が高いですが、事前に確認できると安心です。
経理の正社員転職を成功させるには
転職活動を成功させるためには、コツを押さえた進め方が必要です。
経理の正社員転職を成功させるために大切なポイントを紹介します。
自身の理想条件に適した求人を選ぶ
転職後に満足度を得られるかは、自身の理想との近さに大きく影響します。
すなわち自身の理想条件に適した求人選びが非常に重要です。
理想と大きく離れた求人の場合、たとえ採用を得たとしても、不満を感じてしまう恐れがあります。
理想を明確にせずに行う転職活動も、不満や後悔につながりやすいです。
経理の求人に求める理想条件を明確にし、その上で条件に合う求人を選んで応募する必要があります。
ただし完全に理想と合致した求人が見つかる可能性は、残念ながら高くありません。
そのため理想条件の中でも優先順位をつけ、バランスをみながら求人を探すのが効率的です。
なるべく余裕のあるスケジュールで転職活動を進める
転職活動を成功させるためには、余裕のあるスケジュールで進めるのが理想です。
さまざまな事情があるとは存じますが、可能な限り転職活動のために使える時間を確保しましょう。
時間がない中では、入念な情報収集・検討は難しくなってしまいます。
焦りを感じてしまうためストレスが溜まりやすく、精神面での悪影響も大きいです。
ストレスを抱えた状態では集中力・判断力が鈍ってしまい、さらに転職活動の成功率が下がるという悪循環に陥ります。
転職活動のために時間をしっかり確保できると安心です。
準備や対策をしっかり行う
理想的な求人が見つかったら応募をし、選考に進んでいきます。
ここで通過率を高めるために、準備や対策をしっかり行うことが大切です。
熱意をアピールするためには、企業に関する情報収集が欠かせません。
経理職を志望する理由についても、しっかり伝えられるよう整理する必要があります。
話し方や態度などは印象を高める上で大切なため、研究しておくと良いでしょう。
スーツの手入れや髪型など、視覚的な要素も重要です。
転職活動のゴールは、理想的な求人を見つけたタイミングではありません。
採用を勝ち取るため、準備や対策にも力を入れましょう。
まとめ
経理は会社のお金を記録・管理する仕事で、お金に関する幅広い業務を行います。
正社員は安定性や待遇面でのメリットが多いですが、柔軟性に欠ける雇用形態です。
経理の正社員が得られる平均年収は、日本の平均年収と同程度の水準です。
経理の正社員求人を探す際は、仕事内容や範囲の確認が欠かせません。
快適な働き方を実現させるため、労働条件についてもチェックしましょう。
会社の雰囲気を掴むため、企業理念や社風などの情報も集められると安心です。
経理の正社員転職を成功させるには、余裕を持ったスケジュールを確保する必要があります。
転職後の満足度を高めるため、理想条件に合った求人選びも大切です。
採用を勝ち取るために、選考に向けた準備・対策も行いましょう。
理想的な転職の実現を祈っております。
Profile レックスアドバイザーズ
公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
https://www.rex-adv.co.jp/
公認会計士・税理士におすすめの記事
公認会計士・税理士・経理・財務の転職は
レックスアドバイザーズへ