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「税理士になりたいけど、自分に向いているだろうか?」
「税理士に向いている人ってどんな人?」
本記事をお読みのあなたは、このような悩みを持っているかと思います。
自分に向いているかどうか不安になってしまうこともありますよね。
そこで今回は税理士に向いている人の特徴や求められるスキルを紹介。
税理士を目指すあなたの悩みも解決されるはずです!
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税理士に向いている人の特徴
税理士の主な仕事内容として挙げられるのは、税理士の独占業務である「税務代理」「税務書類の作成代行」「税務相談」です。他にも経理業務のサポート、経営コンサルティングなども行います。
「税務代理」「税務書類の作成代行」「税務相談」「経理業務のサポート」「経営コンサルティング」といった仕事を行う税理士に向いている人には、次のような特徴があります。
- 人とコミュニケーションを取ることが得意
- 正義感・倫理観が強い
- 地道にコツコツと仕事を進められる
- 勉強が好き・苦にならない
それでは一つひとつ確認していきましょう。
人とコミュニケーションを取ることが得意
コミュニケーション能力がある人は、税理士に向いていると言えるでしょう。
税理士の仕事と言えば、税務書類を作成や経理業務のように、一人で数字と向き合って淡々と計算する仕事をイメージするかもしれません。
しかし、実際には税理士の仕事はチームで行うことが多くなります。顧客に経営や税に関する助言をすることもあるでしょう。
また独立開業すれば、顧客を獲得するために営業を行う必要もあります。
もしかしたら意外に思う人もいるかもしれませんが、税理士の仕事は人と関わるシーンが多いのです。
ですから税理士にはコミュニケーション能力が求められます。
しかし、突出したコミュニケーション能力が必要ということではありません。
チームとの情報の共有や報告・連絡・相談、顧客への提案や説明・サポートといった、仕事上のコミュニケーションがしっかりとできれば大丈夫です。
正義感・倫理観が強い
税理士には正義感や倫理観が必要です。
税理士は顧客から税金を少しでも減らすことを求められます。
顧客はできることなら納める税金を少なくしたいと考える場合がほとんどだからです。
税理士も自身の税知識を活かし、顧客が不利益を被らないように努めます。
当然のことですが、法律の範囲内での節税ということです。
顧客を獲得するために違法な会計方法を指南したり、
顧客から指示されたからといって脱税を引き受けてしまってはいけません。
脱税等の違法行為には関わらず、強い正義感と倫理観を持って仕事に取り組むことが重要です。
地道にコツコツと仕事を進められる
税理士の仕事は細かな数字と向き合うことが多くなります。
大きな動きがある派手な仕事というよりも、
地道な作業を一つひとつ正確に処理していくことが必要な仕事です。
それ以前に税理士になるためにも、地道な努力が必要になります。
難易度の高い試験をクリアするため、広く専門的な知識を得なければいけません。
ですからコツコツと地道に仕事を進められる人は税理士に向いていると言えます。
勉強が好き・苦にならない
税理士試験に合格したからといって、勉強が終わるわけではありません。
税法は頻繁に改正されますので、常に新しい情報を学んでいく必要があります。
また税に関する知識だけではなく、経営や顧客の業種についての知識など、学ぶことがたくさんあります。
そのため勉強が好きで苦にならないという人のほうが、税理士に向いているでしょう。
税理士に向いていない人
税理士に向いている人の特徴について確認してきました。
一方で税理士に向いていない人の特徴には、次のような事が挙げられます。
- コミュニケーションができない
- 情報のアップデートができない
- 仕事が雑
こちらも一つひとつ確認していきましょう。
コミュニケーションができない
一般的なコミュニケーションができない人は、税理士に向いているとは言えません。
「どんな人とでもすぐに仲良くなれる」というレベルのコミュニケーション能力が必要なわけではなく、仕事上で必要なコミュニケーションが取れれば十分です。
しかし、何かイレギュラーがあっても連絡や相談をせずに自分の中だけで解決しようとしたり、顧客に対して説明不足になってしまったりするのは問題です。
税理士は意外と人との関わりが多い仕事ですから、コミュニケーションができないと仕事が滞ってしまいます。
また独立開業する場合には、顧客を獲得するための営業活動をする必要もあり、よりコミュニケーション能力が必要とされる場面も増えるでしょう。
情報のアップデートができない
税法は常に改正されていきます。
また経済を取り巻く状況も、日々変化していくものです。
そのため、一度獲得した知識だけでは、税理士として長く活躍するのは難しいでしょう。
税理士は新しい情報を取り入れ、知識をアップデートする必要があります。
ですから、勉強するのが苦手だったり、情報をアップデートできずに古い知識に囚われがちな人は税理士には向いていません。
仕事が雑
税理士は数字を扱う仕事が多く、一つの小さな間違いが全体に影響を及ぼしてしまうこともあります。
細かな数字を扱うという性質上、正確性や丁寧さが求められる場面はとても多いです。
そのため、仕事が雑になってしまう人は税理士向きではありません。
几帳面で実直に仕事をこなさなければ、税理士の仕事は勤まらないでしょう。
税理士に必要となるスキル
税理士に向いている人・向いていない人の特徴があるのか分かってきたでしょうか。
次に税理士に必要となるスキルにはどんなものがあるのか見ていきます。
- 計算力
- コミュニケーション力
- 営業力
税理士には「計算力」「コミュニケーション力」「営業力」という3つのスキルが特に重要です。
この3つのスキルについて説明していきましょう。
計算力
税理士の仕事は数字が付き物であり、計算力が必要です。
税額の算出や決算書の作成など、長時間数字と向き合いながら計算することも珍しくありません。
難しい数式を解いたり、複雑な暗算ができるかというような計算力ではなく、
パソコンや電卓を使いながら、大量の数字を正確に処理していくスキルが重要となります。
コミュニケーション力
税理士は人との関わりも多い仕事なので、コミュニケーション能力も重要です。
税理士はチームで仕事を進める場合が多くなりますので、チームワークを大切にしながら、円滑に仕事を進められるようにしなければなりません。
勝手な判断で行動してチームワークを乱すようでは、税理士としての仕事に支障をきたしてしまいます。
ほかの仕事と同じように、報告・連絡・相談を怠らないようにして、きちんと情報共有することが大切です。
また管理職を目指す場合は、より多くの人と関わることになるので、さらにコミュニケーション能力が問われることになるでしょう。
営業力
税理士には営業力も必要となります。
税理士資格を持って独立したからといって、すぐに仕事があるわけではありません。
特に昨今は中小企業が減少傾向にあり、顧客を獲得するのが難しくなってきています。
現在の顧客を満足させる仕事をして知り合いを紹介してもらったり、インターネットやSNSから集客を行ったり、さまざまな方法で顧客に訴えかける営業力を持つことも、税理士として大切なスキルになってきています。
まとめ
税理士に向いている人・向いていない人の特徴や、必要なスキルについて説明してきました。
どんな内容だったかまとめてみましょう。
税理士に向いている人の特徴
- 人とコミュニケーションを取ることが得意
- 正義感・倫理観が強い
- 地道にコツコツと仕事を進められる
- 勉強が好き・苦にならない
税理士に向いていない人の特徴
- コミュニケーションができない
- 情報のアップデートができない
- 仕事が雑
税理士に必要なスキル
- 計算力
- コミュニケーション力
- 営業力
税理士の資質や求められるものが分かってきたでしょうか。
ここに挙げたものが全てではありません。
しかし、いずれも重要なポイントであることは間違いないです。
これから税理士を目指す人、自分が税理士に向いているか悩んでいる人は、自分に当てはまるものがあるかどうか、ぜひ参考にしてみて下さい。
Profile レックスアドバイザーズ
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