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税理士のやりがいって?大変なことや仕事の魅力についても解説します

更新日:2025.01.31

税理士の転職お役立ち情報

税理士のやりがいって?大変なことや仕事の魅力についても解説します

「税理士の仕事で大変なことは?」「税理士のやりがいって何だろう?」

このような悩みを持つ方へ、税理士のやりがいをはじめ、大変なことや仕事の魅力を解説します。

税理士の仕事に興味があるけれど、やりがいや大変なことについて知っておきたいという方はぜひ参考にして下さい。

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税理士のやりがいを5つ紹介

税理士のやりがいは以下の5つです。

 

  • 国を支える重要な仕事
  • 税務が苦手な人の役にたてる
  • 経営者の相棒になれる
  • 高収入を稼げる
  • 独立を目指せる

 

順に解説をしていきます。

税理士のやりがい①:国を支える重要な仕事

税理士は国の発展を支える税金に関わる大切な仕事です。税理士が納税をサポートし、正しい申告が行われることによって、国は必要な税金を徴収できます。

税金は医療や自治体、交通のインフラ、警察や消防などあらゆることに必要なお金です。道路や公園、図書館、学校、病院など生活には欠かせないものは全て税金が使われているため、税金によって国が支えられているといっても過言ではありません。

そのような税金の納付に関することを税務や会計の知識を活かして支えるのが税理士です。

また、税理士が経営をアドバイスすることで倒産する会社を減らすこともできます。倒産する会社が減れば国民の生活を助けることができるので、間接的にも国の安定を支える仕事です。

以上の理由から、税理士は無くてはならない重大な仕事であり、これらが仕事のやりがいにつながるはずです。

税理士のやりがい②:税務が苦手な人の役にたてる

税務に困っている人の役に立てることも税理士のやりがいの一つです。

日本の税制度は非常に複雑でわかりにくいので、一般の方には難しく感じてしまいます。「どうすれば良いのかわからない」と思っている人を支えられるのが税理士の仕事です。

税理士は、依頼者の申告書を作成したり税務のプロとしてアドバイスをしたりします。

どこから手を付けたらよいのかわからないという方にとって、税理士は心強い味方となるでしょう。

税理士が関与することで、膨大な手間と時間を節約できるだけでなく、顧客の精神的な負担も軽減できます。

税務の勉強をしたけれど完全に理解するのは難しいという多忙な個人事業主や、複雑な書類作成や細かい数字管理が難しいという高齢者の方など、税務への不安を抱える多くの人の役に立つことができます。

顧客から「ありがとう」、「相談してよかった」といってもらえるのは、税理士として働くやりがいにつながるはずです。

 

関連記事:税理士の必要性とは?税理士資格を取るかお悩みの方必見!

税理士のやりがい③:経営者の相棒になれる

税理士のやりがいは経営者の相棒的な立ち位置で仕事ができることです。税理士はさまざまな企業の経営者と企業の課題について話し合い、アドバイスをします。会社のお金の流れを誰よりも把握しておく必要があるので、経営者の相棒といっても過言ではないポジションです。

ときには従業員には話せない相談ごともされるくらい経営者の方と親密になれます。

責任は大きいですが、経営者の方は税理士に絶対の信頼を置いてくれるため、やりがいにつながります。

税理士のやりがい④:高収入を稼げる

税理士の魅力は頑張れば稼げることです。

厚生労働省が報告した「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、税理士の平均年収は約746万円となっています。もちろん平均的な数字であり、年齢や経験年数、企業規模によって変わってくるため、税理士の年収は必ずしもこの通りではありません。


一般的な給与所得者の平均給与は460万円であることを考えると、かなり高い年収水準だと言えるでしょう。仕事内容の重要性や、税理士として働くまでに試験を突破しなければならないことを考えると妥当な金額かもしれません。(国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」より)


税理士は、会計事務所や一般企業の税理士として働くほか、独立開業をして自分の会計事務所を持つという働き方もあります。独立して成功すれば、年収2,000〜3,000万円を超えることも可能です。自分の努力次第で年収は上がっていく傾向にあるため、年収の高さは税理士のやりがいになるはずです。

 

関連記事:税理士の働き方について:働き方の種類や仕事内容、メリット・デメリットを解説

税理士のやりがい⑤:独立を目指せる

税理士の魅力は独立ができることです。経験を積むことで独立・開業が容易な職業の一つでもあります。能力と営業次第で高い収入を得ることも可能です。

また生涯現役で働き続けられることや自分の裁量で働き方を決められるので、長く働くことができます。経営が安定すればクライアントを選択することも可能です。基本的に企業は税理士と顧問契約を結んだ後に変更することはほとんどありません。良い関係を築くことができれば安定的に収入を得ることができます。

自分の実力次第で収入や暮らしを決められ、独立を目指せるのは税理士のやりがいといえるでしょう。

 

関連記事:税理士が起業するには?独立開業までの流れについて紹介!

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税理士の大変なことを4つ紹介

税理士のやりがいについて紹介してきました。ですが、大変なことももちろんあります。
それは以下の4つです。

 

  • 繁忙期は覚悟が必要
  • クライアントとのやり取り
  • 責任感を求められる
  • 常に勉強が必要になる

 

順に紹介をしていきます。

大変なこと①:繁忙期は覚悟が必要

税理士の仕事には繁忙期があります。毎年11〜5月までの年末調整と確定申告、決算の期間です。この期間は税理士にとっての繁忙期になり、残業や休日出勤も発生することがあります。というのも年末調整の準備が11月から始まって、法人の決算が重なるのが5月だからです。

税理士の事務所によっては繁忙期の1ヶ月あたりの残業時間が80時間を超えてしまうこともあります。短い期間で膨大な量の資料を作成しないといけないためです。

この残業は一般的な税務を扱っている場合で、相続やM&Aに特化している事務所の場合は、年末調整や確定申告で残業することはありません。その代わり、相続やM&A案件は期間が決まっている場合があり、仕事の量によって繁忙期が訪れることがあります。

事務所の仕事内容によって繁忙期は変わりますが、忙しい時期があることは覚悟しておきましょう。

 

関連記事:税理士の繁忙期はいつ?年間スケジュールと働き方で変わる繁忙期を解説

大変なこと②:クライアントとのやり取り

税理士が大変なのがクライアントとのやり取りです。特に中小企業の経営者の中には、違法な税務処理をしようとする方もいます。もちろん故意に脱税行為をするのではなく、知識がないために起こることがほとんどです。

そうした脱税行為を見逃さず、しっかりと断らなければいけません。日頃からお世話になっていると断りづらいこともあります。その板挟みが大変だったりするのです。

経営者の方の要望と脱税の板挟みになったときは、活用できる制度や方法をできるだけ提案しましょう。提案するには日頃の収集が必要です。しっかりと勉強しておくことも税理士の仕事といえます。

ダメなものはダメとはっきりいえるコミュニケーションをとることが大切です。

クライアントのやりとりは、税理士の大変なことの一つです。

大変なこと③:責任感を求められる

税理士は、高い責任感を求められる仕事であると言えます。

税務の仕事は決して間違えてはいけない「企業や個人のお金」を扱うため、正確さを求められるからです。

どんな時も正確性を求められるので、プレッシャーを感じることも多いでしょう。

基本的に計算間違いはできません。勘定科目の間違いや税率の勘違いがあると書類の不備になってしまいます。常に正確性を求められることを頭に入れておきましょう。

また、決算や確定申告には申告期限があります。

間違えてはいけないからと丁寧にゆっくりやっていては、期限に間に合わなくなる可能性もあります。

正確さと同時に、スケジュールを把握し計画的に進めていくスピーディーさも求められるのです。

「会社や個人の税務を管理している」という責任感がなければ、仕事が適当になってしまったりミスが多発し税理士としての任務を果たせていないことになります。

責任ある仕事を任されていると常に意識をし、正確に税務作業をしなくてはならないことが税理士の大変な点の一つです。

大変なこと④:常に勉強が必要になる

税に関する制度は毎年変更されているので、税理士は常に勉強が必要な仕事といえます。新しい知識の勉強には終わりがありません。そこが税理士の大変な仕事です。

例えば新型コロナウィルスが流行ったことで、令和2年に「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置」が生まれました。「テレワーク等のための中小企業の設備投資税制」、「納税の猶予制度の特例」などといった制度になります。

新しく生まれた制度は税理士が顧客に伝えてあげないとわかりません。顧客自ら新しい制度を理解するに難しいため、内容について税理士が正しく理解しておく必要があります。

常に知識のアップデートが必要なのが税理士の大変なところです。

税理士の魅力を4つ紹介

税理士の大変なことは理解していただけたと思います。
それらを知っても、働きたい税理士ならではの魅力があります。それが以下の4つです。

 

  • 年齢に定年がない
  • 全国どこでも働ける
  • 消滅しにくい
  • さまざまな人と知り合える

 

順に解説をしていきます。

魅力①:年齢による定年がない

税理士の魅力は定年がないことです。心身ともに健康なら60代や70代になっても第一線で活躍することができます。定年後の心配がないのは魅力です。

定年後はやることがなく悩む人や生活が苦しくなる人もいます。しかし税理士の資格があればそうしたこととは無縁の生活を送ることが可能です。

また専門性が高いので資格を持っていれば、結婚育児や介護などで現場を離れても復帰しやすいのも魅力といえます。

生涯現役で社会の役に立てることや、ライフステージに合わせて働けるというのは税理士の魅力です。

 

関連記事:税理士になる3つのメリットと開けるキャリア

魅力②:全国どこでも働ける

税理士の魅力は全国どこでも働けることです。納税者の方がいる限り税理士のニーズは必ずあります。人がいる限り仕事があるので、どこの県でも働くことが可能です。

田舎でスローライフや故郷で暮らしたいと考えている場合でも、それが実現しやすい職種といえます。配偶者の転勤があっても安心して働くことができるのも税理士の特徴の一つです。

ただ地方にはすでにその土地で信頼されている税理士がいるので、独立している場合は顧客獲得が大変なこともあります。

魅力③:消滅しにくい

納税の義務がある限り仕事はなくなりません。国が存続する限り、税金というシステムは存続し続けるからです。その税金に関わるのが税理士の仕事になります。

例え技術の進歩によって納税のシステムが変わったとしても、悩みや相談ごとは対面でしたい人もいるので、税理士の仕事はなくならないはずです。

また景気に左右されないことも税理士の魅力といえます。

魅力④:さまざまな人と知り合える

税理士の魅力はさまざまな業界の人と出会えることです。税理士は企業の税務を多く担当しています。そのため必然的にさまざまな業界の人と知り合うことが可能です。

信頼されていけばそこから新しい人と巡り会えるので、数珠繋ぎで人脈が広がっていきます。

中には自分の人脈同士を繋げて、人助けをすることにやりがいを感じる税理士もいるそうです。業務に関することではなくても、人脈が広がることも税理士の魅力といえます。

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税理士のやりがいを5つ紹介!:まとめ

税理士のやりがいについて紹介してきました。

専門的な知識によって経営者や一般の方など多くの人の役に立てるのが税理士のやりがいです。

この記事で紹介した内容を読んで目指したいと思ったら、ぜひ税理士の試験に挑戦してみて下さい。

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