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会計士は転職してベンチャー企業で活躍できる?特徴を解説

更新日:2025.03.06

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会計士は転職してベンチャー企業で活躍できる?特徴を解説

会計士は転職してベンチャー企業で活躍できるのでしょうか。
実は近年、ベンチャー企業で活躍する公認会計士が増えてきています。

公認会計士の就職先は独占業務を行える監査法人が一般的と思われがちです。

実はさまざまな選択肢があります。
監査法人以外にもFAS系コンサルティングファーム、会計事務所(税理士法人)、そして事業会社(一般企業)などがあります。

 

とりわけ、一般企業の中でもベンチャー企業に人気が集まっています。
ゲームを含むアプリ開発系、バイオベンチャー、フィンテック、ビッグデータやAIなどの最新技術開発系と、成長を期待できる業界での起業が相次いでいます。
その成長発展の一翼を担いたいと飛び込む若手公認会計士が増えているのです。

どのような会計士にニーズがあり、ベンチャー企業で活躍しているか、解説します。

なぜベンチャー企業で会計士のニーズがあるのか

「ベンチャー企業」は日本ではなかなか定義が難しく、新規事業に取り組む企業だけでなく、一般的には設立間もない企業を指すこともあります
いずれにせよ、公認会計士が活躍する条件のキーワードに「上場」があります。

上場企業あるいは大企業の財務諸表を監査することは、公認会計士の独占業務です。
上場を目指す企業にとって、公認会計士ははずせないキーワードとなります。

ベンチャー企業の転職を「上場」をキーワードとして考えてみましょう。
就業先は、おのずとIPO準備企業(新規株式公開準備企業)と、新興市場に上場している企業となります。

この2つは、実際に会計士へのニーズが高いです。
それぞれ解説しましょう。

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公認会計士が働くベンチャー企業:IPO準備企業

IPOとは、新規事業で会社を設立して成長し、さらなる発展のために上場をめざすフェーズです。
実現するには、会社内の制度のさまざまな整備や準備が必要です。

 

上場企業と同じ体制をつくりあげ、監査法人や証券会社のチェックを受けることになります。
公認会計士は内部統制監査や法定監査を熟知しているので、社内にいるととても心強い存在となります。
上場準備室や経営企画部などで活躍するケースが目立ちます。

 

このポジションをめざすには、監査法人やコンサルティングファームで上場準備支援の経験を積んでいることがベストです。
知識も経験もあるため、IPO準備の中心人物としてすぐに活躍することができます。

 

一方、未経験であってもチャンスはあります
上場企業の監査、内部統制監査などの経験があれば、チャレンジすることが可能です。

 

IPOに必要な知識を積極的に吸収し、実践していくことで会社をリードしていくことができます。
IPO準備にすでに着手している企業の場合は経験のある会計士、これからというアーリーフェーズの場合は未経験の会計士が好まれる傾向があります。

入社後に活躍できるかどうかのポイントは、良い意味で「何でも屋」になれるかです。
IPO準備企業の場合、まだ会社の制度が定まっていないことが多く、それを上場基準に整備していかなければなりません。

会計面だけでなく、業務フロー、人事制度など、対応の範囲は多岐にわたります。

 

公認会計士は会計のプロですが、それ以外のことにも積極的に携わり、会社を盛り上げていく気持ちと行動力が求められます。
実際、IPO準備企業に入社してIPOを達成した会計士は、「最初は総務も人事もいなくて、コピー機の紙の補充から面接日程の調整までやったよ!」と話していました。

公認会計士としての得意分野以外にも関心がある方にはIPO準備企業をオススメします。

公認会計士が働くベンチャー企業:新興市場上場企業

新興市場とは総称であり、「東証グロース」(旧名称:JASDAQ、東証マザーズ)、札幌証券取引所の「アンビシャス」、名古屋証券取引所における「ネクスト市場」、福岡証券取引所の「Q-Board」が含まれます。
べンチャー企業の上場が多くあります。

通常の市場よりも上場基準が緩和され新規上場がしやすくなりました。
また、一部や二部への指定替えの際に優遇される場合もあり、設立間もない成長ベンチャー企業が最初にめざす市場といえます。

 

しかし企業にとってIPOはゴールではなく、上場を維持し、さらなる成長発展をしなければなりません。
とくに上場の維持は、IPO準備とはまた異なる組織や人員が必要となります。

 

四半期ごとの決算とその監査、開示。ステークホルダー(株主など)への説明報告。内部統制、内部監査。
上場企業として果たさなければならない義務は多数あり、この運用のために監査の知識や経験を持つ公認会計士の存在は重要です。
経理実務や開示業務など、監査法人やコンサルティングファームで経験するのは難しい業務が多く、入社してから学ぶことがほとんどになるでしょう。

 

最初は大変ですが、吸収力や柔軟性があれば、会計士としてのスキルを活かして活躍でき、チャンスの多いポジションです。
また、会社の財務全般の責任を担い、バリューアップさせるという重要な立場で活躍する会計士もいます。

 

この場合は監査の視点というよりは、会社全体を見渡す経営者の視点が必要となります。
CFOやCFO候補、あるいはそれに次ぐポジションです。
組織もある程度成熟しているところに入ることになりますので、未経験やポテンシャルでの採用はほとんどありません。
監査法人での勤務後、コンサルティングファームでIPO支援やリストラクチャリング、M&A実務、経営や財務コンサルなどの経験を積んだうえでチャレンジすると良いでしょう。

 

ベンチャー企業というと若手を求められるイメージがありますが、この場合は年齢はあまり気にする必要はありません
若手の多い会社をグイグイと率いるリーダーシップが求められます。

 

IPO準備企業の求人の特徴・求められる条件についてはこちらの記事もご覧ください。

IPO準備企業の求人の特徴・求められる条件

公認会計士が働くベンチャー企業:CFOとして

企業への転身を希望する公認会計士が最終的にめざすポジションとして、CFOがあげられます。
上で述べたように、さまざまな手段があります。

IPO準備企業に入社し、企業と成長を共にしてCFOをめざす方法。
新興市場上場企業の会計や内部監査などのポジションからスタートし、キャリアアップしてCFOをめざす道。
監査法人やコンサルティングファームで実績を重ね、満を持して事業会社のCFOになることもできまるでしょう。

 

どれも簡単ではありませんが、CFOは公認会計士としてひとつの目標になるともいえます。
自らの経験や資質、志向をふまえて道を選択し、希望を実現していってください。

ベンチャー・スタートアップ・CFO・CFO候補の求人

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ベンチャー企業が会計士に求めるスキル

ベンチャー企業は、公認会計士にどんなスキルを求めるのでしょうか。
ただ、財務・会計のプロフェッショナルであるということだけでは足りません。

事業会社の内部で、経営陣とともに歩まねばならず、経営に関する深い知見、円滑なコミュニケーション能力が重要です。
また、ベンチャー企業では時には思いもよらない出来事が起きます。
そうした事態に柔軟かつ迅速に対応できる力も欠かせません。
もちろん、タフさや、会社が得ることが難しいような人脈・コネクションも役立つでしょう。

前述したように、「何でも屋」になれることが大切です。
自分は会計の領域だけやりたいという人がベンチャー企業とマッチするのは難しいと言えます。

 

IPOに役立つIPO実務検定についてはこちらの記事もご覧ください。
IPO実務検定とは?資格の難易度や特徴、活かせる場所などを解説!

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まとめ

会計士は転職してベンチャー企業で活躍できるのか、特徴を解説しました。
ベンチャー企業では、公認会計士の業務ではなかなか遭遇しないような思わぬ業務も起こるでしょう。
最初はいささか戸惑うかもしれません。
しかし、IPO準備企業で上場を果たせれば、大きな経験になるはずですし、その道中に得るものも大きいはずです。

自分の力を試したい、大きく成長したいと願う公認会計士にとって、ベンチャー企業は活躍の場だと言えるでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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