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45歳の公認会計士が転職で失敗しないためには、どんなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。
「転職は30歳まで」「転職の限界は35歳」と言われた時期もありました。
人手不足もあり、人材の流動化が進んでいる現在、40歳オーバーの転職もどんどん活発化しています。
もちろん公認会計士も同様です。
国家資格者として経験を積んできた会計士のニーズは多くあります。
しかし、一般的に年収の高い傾向にある会計士の転職は、簡単ではありません。
今回は、45歳の公認会計士の転職について見ていきましょう。
45歳会計士の転職で失敗しないためのポイント
45歳の会計士の転職で失敗しないためには、難しい部分があることを把握しておくことが重要です。
経験を積み、活躍してきたぶん、どうしても年収を高く見積もらざるを得ません。
キャリアと自分のやりたいこと、年収を照らし合わせて進めることがポイントです。
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45歳公認会計士の転職における立ち位置
監査法人にいる場合
監査法人では、スタッフ→シニアスタッフ→マネージャー→パートナーとポジションアップしていくのがほとんどです(名称に違いはあります)。
20代で監査法人に入所してそのまま勤務している場合、45歳ではマネージャーからパートナーのポジションに就いていることがほとんどです。
業務としては、監査だけではなく、マネジメントや営業活動が主になっています。
もっと現場で活躍したいと考えている会計士も多いようです。
FAS系コンサルティングファームにいる場合
コンサルティングファームではマネジメントのみに専念するケースは少ないです。
フロントでプロジェクトをマネジメントしながら、ファームの幹部として運営に携わっていることが多いでしょう。
ファームによってプロジェクトの規模は異なりますが、より重要な案件や大型案件を、裁量と責任をもって担当している年代ではないでしょうか。
会計事務所やコンサルティングファームの代表の場合
公認会計士は30代で独立するケースもあります。
まずはフリーランスでDDや監査の非常勤、税務顧問などでスタートし、業務を広げ、事務所を持ち、規模を拡大しているタイミングでしょう。
税務顧問料が低下しているため、スポット業務をいかに獲得していくかが成功のポイントと言われています。
ベンチャー企業の場合
公認会計士がベンチャー企業で活躍している場合、スタートアップやIPO準備の段階で入社し、会社とともに成長して経営の中心に位置していることがほとんどです。
CFOなどの役員クラス、あるいは代表として活躍している会計士もいます。
ベンチャー企業は活発に発信するケースが多いので、株式会社●●のCFOとしてメディアに登場することもあるでしょう。
大手上場企業の場合
20代から30代の公認会計士が大手上場企業に転職する場合、経理や経営企画のポジションで入社することが多いです。
45歳の段階では本部長~役員クラスまで昇進しているタイミングでしょう。
ベンチャー企業よりも昇進のスピードはゆっくりかもしれません。
率いる事業や人員の数は大手上場企業のほうが多いでしょう。
ベンチャー企業と大手上場企業のどちらを選択するかは、自身のキャリアについての考え方に影響されます。
45歳公認会計士の転職:キャリアチェンジとキャリアアップ
45歳公認会計士の転職:キャリアチェンジ
キャリアチェンジといっても、あまりにも大きなチェンジは成功が難しいでしょう。
45歳の会計士というのは、それぞれの立場で経験や知識を重ね、責任あるポジションにいます。
即戦力、あるいは即戦力に近い人物でなければ、採用側にもメリットはありません。
例えば監査業務を中心に活躍してきた監査法人にいる会計士が、ベンチャー企業のCFOにキャリアチェンジしたいと考えても、経験が足りません。
それよりも、大手企業の部長や役員クラスにキャリアチェンジし、企業側の会計士として監査法人対応するほうがニーズがあります。
キャリアチェンジであっても、これまでの経験をより活かすことができ、最短距離で活躍できるような転職先を選びましょう。
45歳公認会計士の転職:キャリアアップ
キャリアアップを希望して転職する場合、現職で上のポジションが空いていなかったり、業績不振で現職の見通しが悪かったりするケースです。
同職種あるいは同業種での転職となります。
ただしこのレベルの求人は、年収面でもポジション面でも、転職市場にはなかなか出てきません。
転職市場に出ている求人情報ではなく、人脈を活用していきましょう。
転職エージェントにはまれにコンフィデンシャルな希少求人案件を持っていますので、情報収集をしながら、人脈を駆使してポジションの紹介を受けると良いでしょう。
とくに、ベンチャー企業とコンサルティングファームは、人脈でのつながりを大事にしますので、精力的に活動してみてください。
まとめ
45歳の公認会計士を例に、転職活動について考えてみました。
会計士としてはフットワーク軽く活躍をしている時期で、ある意味ひとつのピークを迎えています。
転職も成功の確率は高いですが、年収やポジションを維持し、より活躍の幅を広げていくには、事前の情報収集とともに、大胆さと慎重さの両方が必要です。
よりよい転職のために、さまざまな手段を活用していってください。
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