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大阪は江戸時代には天下の台所と呼ばれ、全国の物流や経済を取り仕切る場所として栄えてきました。そのため大阪には商人や企業家魂が宿っている人たちが多くいます。
今回はそんな魂の宿った大阪府における未経験からの経理への転職について解説していきたいと思います。
一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
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大阪の未経験における経理の転職市場の特徴
全国にはベンチャーから大企業までさまざまな企業がありますが、どの企業にも経理の存在しない企業はどこにもありません。
それは大阪も同じです。
経理という仕事は人気のある仕事です。そんな経理に憧れて未経験から経理への転職を希望する人たちが多くいます。
では、大阪の転職事情はどのようになっているのでしょうか。
大阪の企業の特徴
大阪は東京に並んで商業が発達している地域です。
しかし、大阪には東京とは異なる事情があります。そのため、東京で成功している企業が大阪で成功するとは限らないのです。
例えば、大阪に本社を構える企業が多くあります。しかし、ベンチャー企業は少ない傾向にあります。
大阪は東京よりも新規の法人設立数が少ないのです。
いっぽうで大阪には老舗と呼ばれる昔からある会社が多くあります。
大阪は義理や人情に熱く、昔からの付き合いを大切にする傾向にあるといえるのかもしれません。
他には、消費行動でも特徴があると言われています。
例えば、テレビで大阪の人が物を買うときに値切る場面を多く見かけたりすることが多いですよね。
もちろんこれはテレビの演出ではありますが、コストパフォーマンスを重視するという傾向はあるのかもしれません。
大阪は人情に熱くコストパフォーマンスの良いものを好む傾向にあるといえるでしょう。
では、それを踏まえ、転職市場においてはどのような特徴があるのでしょうか。
どのような求人があるか
大阪は卸売業や小売や製造業がとても発達しており、大阪から生まれて全国規模になっている企業が多くあります。
例えば、伊藤忠商事や丸紅といった有名企業も大阪が発祥です。
また、大阪は関西空港や伊丹空港などがあり、交通の便がとても良く、物流系の企業も発達しています。
成長している企業・売上の良いそういった企業で経理の欠員が出た際には積極的に求人を出しているといえます。
未経験だとどんな求人があるのか
転職市場において採用側からすると、即戦力になる人材が好まれる傾向にあります。
なぜなら、欠員が出たということはすぐにでもその穴を埋めてくれないと困るという事情もあります。
しかし、それでも未経験でも大歓迎という求人も多くあります。
そのような求人に多いのは、経理事務や経理アシスタントの仕事です。
主に仕訳や電話対応、会計ソフトを用いた入力などといった業務です。
未経験の場合はこういったポジションからスタートしてスキルアップしていくのもひとつの方法です。
大阪で未経験から経理に転職することは難しいのか
大阪に限りませんが、転職求人は欠員募集が多くあります。
経理の場合も同じです。
経理の欠員募集の場合、圧倒的に経験者を求める傾向が強いといえます。
なぜ未経験の転職は難しいのか
未経験者を雇うということは、会社にとっては投資に近いものです。
なぜなら、未経験の人に仕事を教えている間は、他の業務の進みが遅くなります。
つまり、会社の生産性が悪くなります。
そして、未経験の場合はその仕事に対してやりがいが見出せないとすぐに辞めてしまうリスクもあります。
そうなると会社の投資は失敗に終わります。
転職において、特に経理に関しては経験者が優遇されるケースが多いのです。
大阪で未経験から経理に転職するのに第二新卒だと有利になるのか
経理は未経験だと転職は難しいとされています。
しかし、求人の中には第二新卒歓迎というキーワードを目にすることがあります。
大学を卒業してすぐに就職する新卒は、社会人としてのスタートになるので未経験は当たり前です。
では、第二新卒というものは一体どのようなものなのでしょうか。
第二新卒とは
第二新卒とは、学校を卒業して3年以内に転職活動をする者を指す言葉です。
新卒で入った会社を退職する理由は、ブラック企業であったり、自分のやりたいことでないことに気づいたり、何らかの不満があったりなどさまざまです。
第二新卒のメリット
第二新卒を採用するメリットは、新卒に比べて社会人としての指導が少なくて済むということがあげられます。
新卒を迎える場合、企業としては社会人に適用するための研修を設ける必要があります。
しかし、第二新卒の多くは、新卒で入社した会社でそのような研修を受講済みであることが多く、社会的教育に関する費用がかからないという利点があります。
第二新卒のデメリット
社会人経験のある点がメリットの第二新卒ですが、そんな第二新卒にもデメリットはあります。
それは前の会社を短期間で退職しているということです。
理由は前述のとおりさまざまですが、会社に馴染めない可能性・ストレス耐性が弱いという可能性・また短期間で退職するというリスクがあるのがデメリットと考えられます。
第二新卒として経理に転職
第二新卒の場合、経験者ではなく未経験か経験が浅いと判断されます。
それでも、若手を育てたいという企業が積極的に採用する場合があります。
この場合は同じ未経験者でもやや有利だと言えるかもしれません。
あらためてキャリアを形成するつもりで入社し、スキルアップしていくと良いでしょう。
大阪で未経験から経理に転職するには何をすればいいのか
ここまで大阪で未経験から転職の難易度は高いとしてきました。
どうしても大阪の企業の経理においては、経験者の方が優遇されることが多いです。
では、未経験の方が転職に成功するにはどうすれば良いのでしょうか。
資格は取った方がいいのか
結論から言うと資格は取った方が良いです。
なぜなら、募集の条件に日商簿記2級という条件を設けている企業もあるからです。
ただでさえ未経験というだけでも厳しいのに、さらに資格での振り分けで落とされると選択肢がかなり狭まってしまいます。
未経験から新しいチャレンジするのであれば、その準備として日商簿記の資格取得、少なくとも勉強はしておきましょう。
また、大阪の企業は海外に進出しているケースも多くあります。
そのため、英語力が必要とされる企業もあります。
今後はさらにグローバル企業が増え、英語力のニーズは一層強くなるとされています。
そのため、日常会話で英語のやりとりができる人材が重宝されるケースがあります。
簿記の他に英語系の資格があると転職においてはかなりアピールできるといえます。
企業が求める人材とは
企業が経理のポジションを募集する際に一番気をつけることは、採用した人材が企業で今後やっていけるかどうかを判断することです。
つまり、企業に合っている人材なのかを探ります。
特に大阪は義理と人情に熱いという地域性があります。
人とのつながりが強いのは、社内でも同じ傾向があるといえるでしょう。
社員とのコミュニケーションがしっかり取れるのかを重要視します。
円滑なコミュニケーションが取れるのか、積極的に話すことができるのかなどは基本のスキルとしてアピールしたいところです。
まとめ
大阪は商人の街として栄えたという歴史的背景があり、日本の中心地として発展してきました。
企業も多くあり、成長しているところ、グローバルに発展しているところも多くあります。
経理の転職においてはどうしても経験者が優遇され、未経験者はなかなかハードルが高いことは事実です。
しかし、企業がたくさんあるということはチャンスもたくさんあるということです。
ぜひポイントをおさえてチャレンジしてみてください。
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