総合商社の経理求人 | グローバルに活躍する企業でキャリアアップを目指そう！

さまざまな商品やサービスを取り扱っている総合商社では、経理の求人も高い語学力や会計・財務などの豊富な経験やスキルが求められるというイメージがあるのではないでしょうか。
総合商社で求められる人材はどんな人なのか？

今回は、転職でキャリアアップしたいという人にぜひお勧めしたい、グローバル企業への転職に向けたポイントについて詳しくご紹介します。

商社は、一定の商品やサービスを専門に取り扱う「専門商社」と、国内外を問わず大規模な市場での取引を行う「総合商社」の2つに大別されます。

ここでご紹介している総合商社とは、食品や日用品などの身近な商品から、あらゆる産業やサービスなど多岐にわたる商品を取り扱う日本の商社のことをいいます。
総合商社の大きな特徴としては、系列グループの企業を多数持ち、海外支社や国内にも多くの支社や営業所があること、世界の市場で多彩な営業活動を行っていることなどがあります。

ちなみに、日本を代表する超大手の総合商社には「三菱商事」、「伊藤忠商事」、「丸紅」、「三井物産」、「住友商事」などがあります。

総合商社の経理の求人は、高い簿記力や豊富な実務経験を持つ即戦力となる人材が多く求められています。
特に英語力は、企業のグローバル化に伴って年々増加傾向にあります。

ここでは、総合商社の経理の求人を探すときに、必ずチェックしておきたいという3つのポイントについて詳しくみてみることにしましょう。

通常、経理の仕事内容は、日々の仕分けや入出金、月次、年次の決算業務や税務関連などの業務をはじめ、各種資料作成などの業務などがあります。

総合商社の経理では、海外に支社を持っている会社がほとんどなので、通常の経理や書類作成を日本語と英語の両方で作成したり、英文でのメールや電話でのやりとりも英語で行う業務が含まれることも少なくありません。

即戦力を必要とする総合商社の経理の求人では、学歴は大学卒業以上であることを条件にしている企業がほとんどです。
また、即戦力となる人材を求めているので、持っている資格やこれまでの経験などをすべて書き出して効果的にアピールができるようにしておきましょう。

学歴以外に多くの企業が必須要件としているものには、以下のようなものがあります。

• 経理・財務・会計の実務経験（3～5年以上など）
• 英会話（TOEIC700点以上など）

持っていると望ましいとされている一般的な資格や経験は、以下のようなものがあります。

• 簿記2級以上
• ビジネスレベルの英会話（TOEIC）
• 日本の公認会計士、もしくは米国公認会計士資格
• マネジメント経験
• 大手グローバル企業での勤務経験

総合商社の事業内容は、実に多岐にわたるものが多く、関連会社や事業所をいくつも持っている企業はめずらしくありません。
とはいえ、それぞれに取り扱う商品やサービス、産業や物流については、異なる点も多いので、それぞれの市場なども理解しておくことが大切です。
また、会社の沿革や特に力を入れている分野、社是や企業理念なども合わせてしっかりとチェックしておきましょう。

総合商社の経理への求人では、必須要件や優遇される資格があることは先述の通りです。
ここでは、より有利に転職を進めるために必要な資格について詳しくみてみることにしましょう。

日商簿記は日本商工会議所が主催する民間の資格です。
主に3〜1級があり、3級では簿記の基本となる商業簿記、2級では実務で役立てられる商業簿記と工業簿記を学びます。
1級では、商業簿記・工業簿記に加え、会計スキルなどを身につけることができ、資格取得はスキルを証明するための要素となります。

パソコン資格は、Microsoftが主催するMOS検定が有名です。
スキルの熟練度を証明する要素が強く、一般的なスキルレベルの「specialist」と、より高いスキルの「expert」の2種類があります。
タイピングの速さや書類作成のスキルを証明するには日商検定がお勧めです。
即戦力として役立てるなら2級以上の取得がお勧めです。

公認会計士の資格試験は、監査や会計のスペシャリストとしてのスキルを証明するための試験です。
それまで大学卒業の学歴や一次試験の合格などの受験資格が必須の試験でしたが、2006年以降、受験に必要な条件はすべてなくなりました。
現在では年齢・学歴・性別を問わず誰もが目指せる身近な国家資格となっています。

TOEICは、英語力を証明するための試験の一つです。
日本をはじめとするアジア圏内では特に重要視されることが多く、ビジネスシーンや日常会話での英語スキルを学び、証明することができます。

TOEICには、「TOEIC Bridge Test」、「TOEIC Listening & Reading Test」、「TOEIC Speaking & Writing Tests」、「TOEIC Speaking Tests」、「TOEIC Writing Tests」の5つの種類があります。
中でも人気なのが「聞く（リスニング）」力と「読む（リーティング）」力を証明する「TOEIC Listening & Reading Test」です。
基本的な聞き取りと読み取りの英語力はどんなシーンでも必要とされています。
また、英語のコミュニケーション力である４技能として同時に昨今注目を集めている、「話す（スピーキング）」力と「書く（ライティング）」力を証明する「TOEIC Speaking & Writing Tests」などがあります。

USCPAは、米国公認会計士というアメリカの会計基準に基づいた会計・財務のスキルを証明してくれる資格です。
外資系企業や海外に多くの拠点を持つ総合商社では、日本国内でしか通用しない日本会計基準の公認会計士だけでなく、世界に認知された米国公認会計士の資格を必須とするところも少なくありません。

総合商社の経理の求人は、一般的に公開されているものとそうでないものがあります。
とくに待遇の良い大手商社ほど求人内容を非公開に設定しているところも多くあるので、在職しながらの転職活動では思ったように進めない可能性もあります。

ここでは、在職しながらでも総合商社の経理求人を効率よく探せる方法についてみてみることにしましょう。

転職求人サイトは、アルバイトからパート、契約社員や正社員まで幅広い雇用形態と膨大な情報が得られる転職活動には欠かせないツールです。
いつでもどこでもインターネット環境とデバイスさえあれば、情報を確認することが可能です。
無料の会員登録をしておけば、条件にあった求人が出た場合はすぐにリモートで通知してくれるため、在職中でも転職活動を進めることができます。

掲載されている求人情報は多いものの、総合商社の経理求人の数はさほど多くはなく、たくさんの人が利用していることもあって、競争率はやや高めになります。

転職エージェントは、転職のプロフェッショナルが一人一人を担当し、転職成功までの道のりを強力にサポートしてくれる転職サービスです。
転職エージェントを利用するには、利用したいエージェントサイトで個人情報や持っているスキル、資格などを全て登録します。
エージェントからの連絡がきたら、詳しい転職の希望条件や必要な準備などを相談してみましょう。
転職エージェントには、非公開求人が多くあります。
そのため、一般的には知られていないような有名企業や総合商社と出会う機会もあります。
履歴書や職務経歴書の書き方、面接練習などにも対応してくれるので、ぜひ利用することをおすすめします。

人材派遣会社への登録も希望の総合商社で経理求人を探す一つの方法です。
人材派遣には、期間が限定された一般的な「派遣」と、正社員への登用を約束された「紹介予定派遣」があります。
希望する会社を実際にみてから決めたい、という人には最適な雇用形態なので、すぐに正社員を目指したいわけではないという人には、ぜひお勧めです。

総合商社での経理の求人は、大きなキャリアアップを兼ねた転職を希望する人には最適です。
グローバルに活躍する企業で、自分のスキルを存分に役立ててみたいと誰もが考えているのではないでしょうか。
総合商社での求人は、首都圏を中心としたものが多いものの、転勤が前提条件となっているもの、出向の可能性があるものなどもあるので、まずは求人情報をしっかりと確認しておくことが重要です。

ぜひこの機会に総合商社への経理への転職のチャンスをつかんでください。