転職お役立ち情報
転職は今よりも待遇の良い会社に勤務できたり、スキルアップができたり、とメリットが多いと思う方が多いでしょう。
しかし好条件で転職したはずが、実際に働いてみると後悔するケースも少なくありません。
経理での転職も例外ではありません。
思いも寄らないポイントで後悔する方が多いようです。
せっかく転職するのであれば、働きやすい環境や年収アップのほか、自分の実力をより発揮できることを望んでいるはずで、失敗して後悔したくはないと思います。
そこで、経理の方が転職して後悔しないためのポイントをまとめました。
経理を辞める理由もまとめてあり、転職活動に役立つ内容です。
ぜひ最後まで読み、経理での転職で後悔しないために役立てて下さい。
一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
転職相談会
経理が転職を考える原因とは
どのような仕事でも大変なことはありますが、経理の人たちは何が原因で転職を考えているのでしょうか。
転職で後悔しないためにも、まずはなぜ経理の人が仕事を辞めているのか、理由を確認しておきましょう。
残業が多く有給休暇の取得が難しい
経理部では、月単位で支払い業務や領収書の処理などが発生する企業がほとんどです。
繁忙期を乗り越えてしまえば、残業時間も軽減しますが、毎月ある程度の期間は多忙を極めます。
一定期間に業務が集中してしまうため、多い月では30時間から50時間の残業をするケースもあるでしょう。
また、契約内容の確認や領収書の処理など、他部署と連携をとらないといけない業務もあります。
多くの企業では、月末月初に経理業務が集中するため、その期間は有給休暇を取得しにくくなる可能性が高いです。
過密なスケジュールをこなすとなれば、体力的に厳しくなり、転職を考える人が出てしまうようです。
業務量に対して給料が安い
一般的な事務職と比べれば、経理の基本給が高く設定されている企業が多いです。
さらに経理は残業が多くなる期間があると聞けば、より給料が高いイメージもあるかもしれません。
しかし、営業職などに比べるとどうしても給料は低くなる傾向があります。
売り上げの管理や決算書の作成、監査法人や税理士の対応など、企業によって内容は異なりますが、経理の業務は幅広いです。
専門性が求められるわりに、給料が見合っていないと感じる人も多く、これが転職の原因になってしまうかもしれません。
人間関係で辛くなった
デスクワークがほとんどで、人と関わりが少なそうな経理ですが、実はコミュニケーションスキルが必要な職種です。
他部署と連携をとる業務もあり、人との関わりは必須と言えます。
適切な決算を行うためには、スピーディーかつ正確な情報のやり取りが必要で、そのためには周囲に厳しいことを言わなければいけない場面もあるかもしれません。
社内での関係作りができていないと、業務に支障が出る可能性もあります。
人間関係で問題が起きると、仕事も進めづらくなり、転職につながってしまうことがあるようです。
経理が転職して後悔した理由
いっぽう、経理として転職をして後悔するのはどんな理由があるのでしょうか?
経理で転職をするのであれば、確認しておくと失敗を防げる可能性があり、有益な情報です。
自分の状況を加味しながら、ぜひ確認してみて下さい。
未経験からのスタートは大変
経理では未経験でも転職可能な企業もあり、内定をもらって安心してしまう方も少なくありません。
しかし、経理は専門知識が必要な業務です。
そのため、未経験から経理へ転職した場合は、業務内容以外にも専門知識など覚えることがたくさんあります。
専門知識を学びながら日々の業務を覚え、繁忙期にも対応しなければいけないため、多忙を極める可能性が高いでしょう。
思うように活躍ができず、後悔してしまうことがあるようです。
未経験から経理へと転職をするなら、最初はハードワークになる可能性を頭に入れておくと良いでしょう。
心構えができていれば、大変な時期を乗り越えやすくなります。
年収アップしてもスキル不足を痛感
経理の経験を武器に転職する場合は、前職よりも年収の高い企業を選ぶ方が多いです。
その場合は、経験を評価されて採用されているため、ある程度の業務はこなせると思われています。
上司から求められる基準が高かったり、思った以上にスキルが必要な業務を任されたりと、自分のスキルと見合っていないと感じて後悔することもあるでしょう。
しかし、どんなに経験のある人でも初めての場面というものはあります。
積極的に周囲に質問し、確実に自分のものにしていけばいいのです。
仕事を覚えて業務をこなせるようになれば、自分のスキルアップに繋がります。
職場に慣れるまでは厳しい場面もある
どのような職種であれ、転職したばかりだと慣れないことが多く、苦戦する場面が多いです。
特に経理の場合は、会社によって業務の方針や取り組み方が違うこともあります。
未経験の方はもちろん、経理として実力がある方でも、転職して間もない時期は業務に慣れるまで大変です。
さらに経理は他の部署の人と関わる場面があり、顔や名前を覚えるだけでも労力が必要となります。
前のやり方ならもっと効率が良い、もっとこうした方が会社のためだ、など自分の意見をぶつけるのではなく、まずは謙虚な気持ちで転職先に馴染むように心がけましょう。
転職後の経理業務で後悔しないためのポイント
経理として転職に成功したものの、実際に働いてみると、業務内容や労働条件で後悔をしたと言う場面はどうしてもあります。
どうすれば後悔しない転職ができるのか、コツがあれば知っておきたいですよね。
転職後の経理業務で後悔しないためのポイントをまとめました。
ぜひ、チェックしてみて下さい。
自分のできる業務を把握する
転職活動時に実力以上のスキルをアピールしたり、オーバーに話をして経歴を説明したり、内定をもらうために自分を売り込むことはやめましょう。
転職活動を行う上で、企業から高く評価してもらえるメリットがありますが、入社後の実務で苦労する原因になりかねません。
面接で好印象を与えられるように、アピールする行動が悪いわけではありません。
しかし、入社後に後悔しないためには、経歴や能力をあまりオーバーに伝えない方が良いでしょう。
入社前に必要なスキルを勉強する
入社してから自分のスキル不足に苦しまないためには、入社前に準備が必要です。
転職先が今の自分にないスキルが必要な場合は、入社までに勉強をしておきましょう。
不足しているスキルを身につけておくと、業務をスムーズにこなしやすいですよ。
また、必要な資格があれば、取得しておくのも良いでしょう。
特に未経験から経理に転職するなら、基礎知識として資格の勉強をして損はありません。
簿記やビジネス会計検定、ファイナンシャルプランナーなど、必要に応じて資格取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
もし可能であれば、採用面接の場面などで、採用担当者や所属部署の上司に必要なスキルや勉強しておく内容を確認しておくと、より実力不足を感じないための対策強化に役立ちます。
希望の雇用条件を明確にする
転職に成功しても、実際に勤務してみたら思っていた働き方ができなかった、と言う体験談が少なくありません。
転職で後悔しないためには、まず、自分の希望条件を明確にしておきましょう。
給料や業務内容、勤務時間など細かく条件をまとめてみて下さい。
もちろん、全部の条件に合う転職先を見つけるのは難しいでしょう。
しかし条件に優先条件をつけておけば、転職後に後悔する確率を低くできます。
まとめ
転職は今よりも自分の実力を活かせる会社や、好条件の職場に勤めるための人生のターニングポイントです。
経理は専門的な知識が要求されるため、自分の強みや経験を活かして転職すれば、希望する条件の企業に出会える可能性があります。
転職活動をする前から希望条件をまとめ、経験不足な部分は事前に補うなど、後悔しないために対策を考えておきましょう。
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