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経理で高卒の求人はある?高卒で経理を目指すメリットとは?

公開日:2022.07.06

経理の転職お役立ち情報

高卒の経理の求人について

このページをご覧の皆さんは、高卒で経理の求人があるか気になっているかと思います。
また、折角求人を見つけても、経理の仕事内容がわからず不安な方がいるかもしれません。
今回は高卒で経理の求人はあるのか、経理の業務内容や高卒で経理を選ぶメリット、経理で歓迎される資格などについてまとめます。

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高卒で経理の求人はあるのか

結論から申し上げますと、高卒でも経理の求人はあります。
新卒なのか既卒で転職を希望しているかによって求人数は異なりますが、高卒でも経理の求人が多数あります。

 

新卒であれば、高校3年生のときに就職活動を行います。
文部科学省が発表した「令和3年3月高等学校卒業者の就職状況に関する調査」によると、商業科は98.7%。
就職を希望する商業科の高校生のほとんどが内定を獲得しています。
出典:令和3年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和3年3月末現在)に関する調査について

 

また、一度就職してから経理に再就職を目指す高卒の方の場合、正確なパーセンテージは割り出せませんが、一定の需要が見込まれます。
ハローワークの求人で「学歴不問」をチェックした場合、かなりの数の求人がヒットします。

 

こうしたことを踏まえると、高卒であっても経理の求人はあるといえます。

経理の業務内容とは

経理とは、会社経営において非常に重要なお金の管理をする業務のことです。
会社が活動すると仕入れ、販売、経費の計上、給与の支払いなどお金の動きが目まぐるしく発生します。
これらの動きを数字でとらえ、正確に把握する材料を提供するのが経理の仕事です。

 

経理の仕事は大きく分けて1日のお金の流れを記録する「日次業務」と1月のお金の流れを記録する「月次業務」、1年のお金を記録し決算書を作成する「年次業務」にわかれます。

 

経理に配属されて初めてのころは現金の出納管理や経費の計算、伝票の管理といった日次業務に追われます。
その後、給与支払いや社会保険料の計算、月次決算書の作成といった月次業務を経験し、年末から年度末にかけて年末調整や決算書の作成に携わります。
こうした業務は学歴もさることながら経験がものをいいますので、高卒であることよりも何年経理業務に携わったかが重視されます。

高卒で経理を選ぶメリット

高卒で経理を選ぶメリットはあるのでしょうか。
ここでは、メリットを3点紹介します。

経験を積むと転職しやすくなる

1つ目のメリットは経験を積むことで転職しやすくなることです。
先ほども書いたとおり、経理では学歴よりも経理業務に従事した経験や経験してきた業務内容を重視します。

 

高卒で就職すると18歳で就職となり、大卒だと22歳で就職です。
この段階で4年間のキャリアの差がついてしまいます。
まして、転職となれば新卒以上に学歴よりも経歴が重視されます。
履歴書と共に提出する「職務経歴書」にかける内容がどのくらいあるかで、転職の成功率が決まるといっても過言ではありません。

 

では、なぜ経歴が重視されるのでしょうか。
それは、高い専門性が求められ、職種によって必要な経験が異なるからです。
専門的な知識が必要なのはもちろんのこと、実務経験があれば即戦力として現場で活躍できます。
新人を一から育てるよりも経験者を採用したほうが会社にとってもコストがかかりません。

 

よって、高卒で会社に入り経験を積み重ねると転職に有利になるのです。

業務のスケジュールが立てやすい

2つ目のメリットは業務のスケジュールが立てやすいことです。
経理の業務は日次業務・月次業務・年次業務に分かれています。
そのため、計画的に仕事を進めやすい職種です。
自分のペースで仕事を進められるという点で経理は非常に恵まれているといえます。

 

スケジュールが決まれば、定時退社できる日や残業しなければならない日などがあらかじめ予想でき、ワークライフバランスを取りやすくなるでしょう。
ただし、月末と年末・年度末はかなり忙しくなると覚悟しなければなりません。
月末は月次報告、年末は確定申告や納税関係、年度末は決算書の作成がひかえているためです。

お金に関する感覚が身につく

3つ目のメリットはお金に関する感覚が身につくことです。
経理の仕事の大半はお金に関することです。
毎日のように数字に接していると、嫌でもお金に関する感覚が身につきます。
家庭における経理の仕事は家計簿の作成です。
家計簿をしっかりつけるようになると家庭でのお金の流れを把握でき、貯金しやすくなります。
会社での経験を私生活でも活かせるでしょう。

経理で歓迎される資格

経理で歓迎されるのはどのような資格でしょうか。
知名度が高い2つの資格と、あると便利な給与計算検定の合計3つを紹介します。

日商簿記検定

日商簿記検定とは、日本商工会議所や各地の商工会議所が実施する検定試験のうち、簿記に関する検定をさします。
簿記とはお金やモノの出入りを記録する方法で、専門用語が数多く登場します。

 

日商簿記検定は主に1級・2級・3級とありますが、1級は年2回、2級と3級は年3回の試験が実施されます。
1級は大学で学ぶ商業簿記や原価計算などが出題され、2級は高校程度の商業・工業簿記や会社の経理担当者に必要な知識が出題されます。
3級は経理関係の書類の読み取りが可能な程度の知識が出題されます。

 

転職で有利になるのは2級以上ですが、3級であっても経理の仕事の役に立ちます。
日商簿記検定は経理のスキルを客観的に証明してくれるものなので、転職を意識するなら2級以上を可能な限り早く取得しておきましょう。

MOS

MOSとは、国際資格の一種で、マイクロソフト社製オフィスソフトのWordやExcelに関する技能を証明する資格です。
MOSに受験資格はなく、誰でも受けられます。

 

MOSを取得していることでアピールできるのはパソコンスキルの有無です。
WordやExcelは日常的な業務で頻繁に使用します。
マイクロソフト社製の物を使っていなくても、多くがWordやExcelに似た仕様になっているので応用可能です。

 

もちろん、転職時には自分のスキルを証明する資格の一つとして使えます。
日商簿記検定と同様、なるべく早く取得しておきましょう。

給与計算検定

給与計算検定は給与計算に関するスキルを客観的に証明してくれる資格です。
給与計算は毎月必ず行われる月次業務で、従業員との信頼関係を考えると絶対にミスできない重要な業務です。

 

給与計算を正確に行うためには社会保険の仕組みや労働関連法令、所得税や住民税に関する知識などが必要です。
企業としても、毎月の給与計算やそれに関連する知識を持っている人物の方が採用しやすいので、転職時にもアピールできる資格ではないでしょうか。

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まとめ

今回は高卒で経理の求人があるかということや経理の業務内容、あると有利な資格などについてまとめました。
経理業務は学歴よりも経歴が重視されますので高卒であっても十分需要があります。
少しでも早く現場で働き実務経験を積むことで、より条件が良い職場に転職することも可能となります。
転職を意識する場合は、日商簿記などの資格を早めに取っておくとよいでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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