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公認会計士に数学は必要なのか?

更新日:2023.05.17

会計士の転職お役立ち情報

公認会計士と数学

「公認会計士になるには数学の知識がいる?」
「どれくらいのレベルの数学が必要になる?」

 

本記事を読んでいる方は、このような悩みを持っているかもしれません。
しかし、今回紹介する、数学なしで公認会計士になる方法を実践すれば悩みはきっと解決されるはずです!

公認会計士になるために数学の知識はどれくらい必要なのか

公認会計士になるには、数学の知識はほとんど必要ありません。
極論を言ってしまえば、足し算・引き算・掛け算・割り算ができれば十分です。

なぜなら、公認会計士の試験では、微分積分やベクトル、微分方程式など、高度な数学力が必要となる科目を受験する必要がないからです。

数字を扱うイメージの強い公認会計士になるために、数学の知識が必要ないというのは、意外に感じる人もいるかもしれませんね。

しかし、高校までしか数学を履修していなくても、公認会計士試験では全く問題ありません。

実際には、数学が必要になる受験科目も存在します。
「経済学」や「統計学」といった科目については、計算も多く、内容も高度になってきます。
微分積分やΣを用いた計算問題も出題されるなど、数学が苦手な人にとっては、かなり厄介な科目となるでしょう。

ただ、「経済学」や「統計学」は選択科目。
「経済学」や「統計学」に合格しなくても公認会計士になれます。

数学に自信のある人は「経済学」や「統計学」を受けるのも良いですが、数学に自信が無い場合は、他の選択科目に合格すればいいのです。

公認会計士になりたい願望がありつつも、数学に自信が無いために、二の足を踏んでいる人もいるかもしれません。

そういった場合は、「経済学」や「統計学」を避けて、公認会計士試験対策をするのが良いでしょう。

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高度な数学力は必要ない

公認会計士試験において、高度な数学力が必要となるのは「経済学」や「統計学」の2科目だけ。
逆に言うと、この「経済学」や「統計学」以外には高度な数学力は必要ないということです。

先述の通り、「経済学」や「統計学」は選択科目であり、必ず受験しなければいけないわけではありません。
数学が苦手なら、受験しなくてもいいのです。
ただ、他の選択科目も難易度が高いことには変わりありません。
計算問題がなくなる代わりに、暗記しなければならないことが多くなります。

それでも、新たに数学を勉強するよりも、遥かに勉強時間が少なくなるのは間違いないでしょう。
数学に自信がない人は、選択科目では「経済学」や「統計学」を避けるのが無難です。

一方で数学に自信があるという人は、暗記よりも数学・計算の力が試される「経済学」や「統計学」を受験することで、合格までの勉強時間を少なくできる可能性もあります。

中学数学と高校数学の基礎ができていれば問題ない

公認会計士試験では「経済学」や「統計学」を避けることによって、高度な数学の知識がなくても合格が可能です。

さすがに全く数学ができない状態では、合格は難しいかもしれません。
しかし、中学や高校で学習する数学の基礎的な部分が理解できていれば、合格を目指すことが可能です。

 

「経済学」や「統計学」以外にも計算が必要になる科目はあります。
「管理会計論」や「財務会計論」といった科目は、簿記や原価計算などの内容を含むため、解答するにあたって計算が必要です。
ただ、「管理会計論」や「財務会計論」は複雑で高度な計算問題が出題されるのではありません。
計算自体は難しいものではなく、会計上の処理を正しく理解できているかどうかが重要になります。
計算自体が苦手という人であっても、試験には電卓を持ち込めるため、特に問題は無いでしょう。

数学の知識があれば公認会計士での業務がスムーズに

公認会計士試験に合格するために、高度な数学の知識は必要ありません。
ただ、数学の知識があったほうが、公認会計士としての業務がスムーズに行えます。

公認会計士の主な業務内容は、公認会計士の独占業務である「監査」、会計や税務についての業務、コンサルティングといったものがあります。

いずれも数字を扱う業務になるため、数学の知識があったほうが、よりスムーズに業務を行えるというわけです。

統計学の知識があればより高度な分析ができる

統計学の知識があれば、より高度な分析ができるようになります。

企業分析、経営分析などを行う際に、統計学は優秀な分析ツールです。
特にコンサルティング業務では、データ分析を行うことが多くなります。
そのため、より効率的に業務を進めるためには、統計学や数学の知識も必要になってくるでしょう。

数字に強い人の方が仕事をスムーズに運ぶことができる

公認会計士は数字を扱うことの多い仕事です。
当然ながら、数字に強い人の方が仕事をスムーズに運ぶことができます。
公認会計士試験に数学の知識は必要ないものの、数字を扱うことには慣れておいたほうがいいでしょう。

公認会計士に数学よりも必要なもの

公認会計士には数学の知識も大切ですが、それよりも語学力のほうが重要になります。

 

近年は企業の国際化が進み、グローバルに活動する企業も多くなっています。
また、日本に進出する外資系企業も増加しており、ビジネスの場において語学力の重要性は増す一方です。
国内企業だけを相手にするのであれば語学力の必要性は高くありませんが、国際的に活動している企業が増えている現在、語学力が高い会計士が活躍する場面は確実に多くなるでしょう。

数学も大事だがそれよりも語学が圧倒的に大事

数学と語学を比較すると、語学のほうが公認会計士には大事です。

 

現在は国際的に活動する企業が増え、その中で働く人々も国際色豊かになっています。
グローバル化が進む中、活躍の場を広げるために語学が必要になるのは、公認会計士も例外ではありません。

外資系企業の担当になれば、メールのやりとりもミーティングも外国語で行うことになります。
またIFRSなど海外でも通用する会計基準を理解するにも、語学力は必要となるでしょう。

より高度な仕事をしたければ語学と数学はセットで勉強

語学と数学は、公認会計士試験に合格するために必要ありません。

 

しかし、実際の業務においては、語学も数学も大いに役立つスキルです。
公認会計士として、より高度な仕事をするためには、語学と数学は非常に重要となります。
公認会計士になるまでは試験勉強が大変で余裕がないかもしれません。
試験に合格して時間に余裕ができてきたら、スキルアップのために語学と数学の勉強も進めていきたいところです。

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まとめ

公認会計士になるために、高度な数学の知識が必要になることはありません。
「経済学」や「統計学」は数学が必要になるものの、選択科目であるため、他の科目に合格すれば公認会計士になることが可能です。
中学数学と高校数学の基礎を理解していれば、公認会計士試験では十分でしょう。

しかし、公認会計士は数字を扱うことが多い仕事です。
数学の知識があるほうが、仕事がスムーズに進む場面は多くなります。

また、公認会計士としてステップアップ・スキルアップを目指すときには、数学や語学の知識が必要となるでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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