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管理職の役割であるマネジメントとは?必要な能力は?

更新日:2023.05.18

税理士の転職お役立ち情報

部下に話しかける管理職の男性

管理職というと人をまとめる立ち位置で、業務範囲が広いイメージが強いのではないでしょうか。

ほんの一部の人しか管理職にはなれないのだから、自分がなれるだろうかと思う方もいるかもしれません。

そこで今回は、管理職の役割であるマネジメントについて、また必要な能力はどのくらいあるのかをご紹介します。

 

業務範囲が広いことは間違いありませんが、意外にも誰でも身につけられる能力が必要とされています。

管理職を目指したいと思っている方や昇格間近な方は、ぜひ参考にしてください。

 

管理職の役割であるマネジメントって何?

管理職というと1番に出てくるフレーズは、マネジメントです。

管理職である以上は自分の営業担当を持っていたとしても、1番の仕事はマネジメントです。

管理職の役割であるマネジメントは、大きく3つにわかれています。

 

  • 業務マネジメント
  • 人材マネジメント
  • リスクマネジメント

 

1つ1つ解説していきます。

業務マネジメント

1つ目の業務マネジメントは、最初に会社の経営方針に合った目標を立てるところから始まります。

そして目標達成のために、具体的な方法を考えるのです。具体的な方法が決まってしまえば、部下へ仕事の割り振りを行います。

 

この時に進捗状況を逐一確認しやすくするために、1人1人に「週間計画表」を作成してもらうこともあります。

これを作成することで、確認作業に時間を取られずに済むようになります。

 

また計画を立てることで、部下の修正力と考える力がより磨かれるのです。

人材マネジメント

2つ目の人材マネジメントでは、主に部下の育成、評価、モチベーション維持を行うことが管理職の役割です。

育成では1人1人の目標に対して達成するまでの間、フォローを続けていきます。

 

週が終わるごとに月が変わるごとに、1人1人の目標と現在の状況とのギャップを確認するのです。

この確認は業務マネジメントと行っていることは、ほとんど変わりません。

この確認作業は、上司からすれば「部下の人材育成」ですが、部下からすると成長を実感できる機会になります。

 

成長を実感できれば、モチベーションを高く保つことが可能でしょう。

モチベーション維持では、部下をよく見て関わる機会を増やすことが必要です。

モチベーション維持は、さまざまなことが関係しています。

そのため、人材マネジメントの中で最も難しいものです。

 

部下のモチベーション維持のために、上司が絶対にやるべきことは3つあります。

 

  • 部下の表情や言動に気を配ること
  • 上司はオープンな態度でい続けること
  • 部下への評価をしっかりと伝えること

 

この3つは部下のモチベーション維持のためには、外せない項目です。

 

この3つの項目ができている管理職であれば、部下から慕われる人になるでしょう。

部下から慕われ業績も上げる管理職が、最も目指すべき管理職といえます。

リスクマネジメント

3つ目のリスクマネジメントは、管理職のマネジメントとしての役割の中ではあまり重要視されていないかもしれません。

しかしリスクについて考えながら業務を行えない方は管理職にはなれません。

管理職ならば常にリスクを念頭に置きながら、業務を行う必要があるのです。

 

リスクマネジメントをする上でのポイントは、3つあります。

 

  • リスクを洗い出し、トラブルが起きたときのことも考えておくこと
  • トラブルが発生したら、管理職が真っ先に対応すること
  • 悪い状況や情報をできる限りすぐに受け取れるように、部下とのコミュニケーションを頻繁に取ること

 

管理職は、様々な状況を予測しながら動く必要があるのです。

管理職になるのなら、1つのことだけを考えていることはできません。

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マネジメントする管理職が持つべき能力は?

管理職の役割の多さからもわかるように、持つべき能力は非常に多くあるとされています。

さらに名選手は名監督にあらずという言葉があるように、優秀なプレイヤーであっても管理職となると結果を残せない方もいるのです。

 

最後に管理職に必要な能力をいくつかご紹介しますが、まずは絶対に外せない2つの能力についてご紹介していきます。

 

  • コミュニケーション能力
  • 計画遂行力

 

それぞれ解説していきます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、部下との関係性にも上司との関わりにも必要な能力です。

むしろ管理職になってからよりも管理職になる前の時点で持ち合わせていなければならない能力といえます。

 

コミュニケーション能力は日々の仕事ぶりを見ていれば、この能力があるかどうか簡単に見破られてしまいます。

だからこそ部下であるうちから、養っておく必要があるでしょう。

 

さらにひとくちにコミュニケーション能力といっても、部下との会話と上司との会話では、使い分けが必要です。

計画遂行力

計画遂行力には、2つの能力が合わさっています。

 

1つは目標を達成するための計画力。

もう1つは、目標達成から逆算して行動する遂行力です。

 

この能力を身につけるためには、日頃から部下とコミュニケーションをとり、部下の得意不得意を把握している必要があります。

仕事を部下に割り振る時は、誰に任せれば質高く迅速に仕事をしてくれるのかを考えます。

この割り振りをする時に、部下それぞれの強みを理解していなければならないのです。

さらに計画通りに行かないときには、遂行力が必要です。

どのように計画を練り直せば、目標にたどり着けるのかを考えなければなりません。

 

この2つ以外にも持つべき能力は、たくさんあります。

例えば、情報収集力、柔軟な対応力、交渉力、営業力です。

これだけ多くの能力が必要なので、まずは欠けているものを把握し身につけやすそうなものから高めていきましょう。

税理士で管理職としてマネジメントするのはどのポジション?

税理士の場合の管理職と同じポジションは、ディレクターやマネージャーになります。

税理士法人でのマネージャーの役割は、担当案件とチームを管理することです。

また新規案件を獲得することもあります。

 

マネージャーになるためには、一般企業以上にマネジメント力、交渉力、営業力が必要です。

早い方であれば、30歳前後でマネージャーに昇格する方もいます。

税理士の管理職の能力はその後も生かせる

税理士でマネージャーにまで昇格している実力者であれば、転職やさらなる昇進も可能でしょう。

マネージャー経験後に、コンサルティングファームや事業会社に転職される方もいます。

 

コンサルティングファームであれば、税務知識とコンサルティング経験が活かせます。

事業会社の場合は、これまでと勝手が違う部分はあるかもしれません。

しかし、会社の発展に貢献できていると実感できるでしょう。

昇進の場合は、マネージャーの1つ上のパートナーになります。

 

パートナーは、マネージャーになるよりも狭き門です。

パートナーになるには、業績への貢献と社内外の影響力が必要になります。

マネージャーにおいて必要な能力である、交渉力や営業力が活かせるところです。

 

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まとめ

今回は、管理職の役割であるマネジメントについてと持つべき能力はどのくらいあるのかをご紹介致しました。

管理職の役割は、非常に範囲が広く責任重大です。

しかしその分やりがいもひとしおでしょう。

 

管理職を目指している方は、自分に足りないところを洗い出し優先順位を決めて1つ1つ身につけていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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