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税理士と公認会計士が管理職になるには?どんな能力が必要かチェック

更新日:2023.05.18

税理士の転職お役立ち情報

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税理士や公認会計士の方で資格取得のために勉強していた頃から、管理職になる未来は、なかなか描けないものです。

どちらかというと働き始めてから、管理職になりたいと思ったり、いつかは独立したいと夢を持ったりする方が多いでしょう。

 

そこで今回は、税理士と公認会計士が管理職になるにはどうしたらよいのかと必要な能力についてご紹介致します。

税理士や公認会計士の方で、管理職になるべきか悩んでいる方や管理職を目指したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

管理職になった方がいいのか?

まずは、管理職になった方が良いのかについてご回答します。

管理職にはなった方が良いです。

しかし、1つ条件があります。

それは、管理型管理職にならないことです。

 

管理型管理職ではなく、プレイングマネージャーになることが大切です。

管理型管理職にならない方が良い理由は、最前線の間隔を失ってしまい仕事ができない人になってしまいかねないからとされています。

 

そのため管理型管理職になってしまうと、転職する際にも不利になってしまうのです。

さらに管理職以上の昇進をしたいと思っても、難しくなってしまいます。

 

特に大手で働いている方は、プレイングマネージャーになることをおすすめします。

大手は、会社からの評価と出世がリンクしているからです。

 

会社からの評価が良い人は、自然と出世も早くなります。

管理職になる前に、働いている会社の管理職がどの様な動きをしているのか確認しましょう。

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税理士法人で管理職になるには

税理士法人での管理職は、マネージャーやディレクターのことを指します。

マネージャーは、担当案件とチームを管理するポジションです。

 

そして同時に、新規クライアントを獲得するのも1つの役割になっています。

まさにプレイングマネージャーです。

 

このポジションは誰でもなれるわけではなく、昇進するためには2つ必要なものがあります。

 

  • 10年前後の経験値
  • 必要な能力

 

それぞれ解説していきます。

10年前後の経験値

一般企業と同じように、税理士も10年前後の経験値が必要になります。

税理士法人には、新入社員であるスタッフの1つ上に、4〜6年ほどの経験があるシニアスタッフがいます。

 

このシニアスタッフの中から、経験を積み選ばれた人がマネージャーに昇格することができるのです。

シニアスタッフは、比較的昇給しやすいとされています。

しかしマネージャーに昇格するのは、一気にハードルが高くなるのです。

これはシニアスタッフとマネージャーの役割が大きく違うからです。

 

早ければ7年ほどの経験でも、昇格する優秀な方もいます。

つまり、30歳前後から、マネージャーに昇格する方がでてくるということです。

必要な能力

マネージャーに特に必要な能力は、マネジメント力、交渉力、営業力とされています。

マネジメント力は、もちろん必要です。

 

さらにプレイングマネージャーなので、新規クライアント獲得のために交渉力と営業力も持ち合わせていなければなりません。

 

監査法人で管理職になるには

監査法人に所属している公認会計士の管理職は、マネージャーです。

マネージャーは中間管理職であり、プレイングマネージャーであることがほとんどです。

監査法人でプレイングマネージャーになるには、2つ必要なものがあります。

 

  • 一定の経験年数
  • 心得

 

それぞれ解説していきます。

一定の経験年数

スタッフから監査法人に所属した場合、マネージャーになるには8〜10年ほどの期間が必要だとされています。

平均的な昇格までの道のりは、スタッフが3〜4年、シニアスタッフが4〜8年です。

 

さらに大手の監査法人の場合は、シニアスタッフの出世競争が激しいため十分な実績がなければ、昇格のチャンスは回ってきません。

そのため大手監査法人は、昇格のチャンスが回ってこないだろうと判断した段階で、転職をする方が多くいます。

心得

マネージャーの心得は、チームをまとめながら重い職責を勤め上げることです。

マネージャーの仕事は、大きく分けて3つあります。

それは、監査計画の立案と業務の進捗管理と戦略提示です。

 

大まかに分けると3つですが、その業務範囲は非常に広いです。

気を配らなければならないことや管理しなければならないことが多すぎます。

 

最初はどんなに優秀な方でも、戸惑うといわれています。

しかしマネージャーとして結果を残すことで、パートナーになる道が切り開かれて行くのです。

 

パートナーとは、監査法人への出資者のことです。

監査法人に所属している公認会計士の中で、パートナーにまで成り上れるのはわずか10%ほどしかいません。

 

その道を切り開くためには、心得をしっかりと持ち続けることが大切になります。

税理士よりも公認会計士の方が管理職になるまでには、時間がかかるようです。

どの職種でも管理職になるには必要な能力は共通している

今回は、税理士と公認会計士が管理職になるために必要な能力や心得についてご紹介致しました。

しかし一般企業の管理職であっても、必要な能力は共通しています。

特に共通している能力を3つご紹介していきます。

 

  • マネジメント力
  • 高いコミュニケーション能力
  • 会社経営への理解と他部門との関係性構築

 

1つ1つ解説していきます。

マネジメント力

マネジメント力は、どの職種であっても管理職に必要な能力です。

目標を期限内に達成するために、計画を立てて適材適所に仕事を分配します。

この時に大切なのは、計画通りに行かなかった場合のことも考えておくことです。

 

そして部下1人1人の特性や個性を理解しておくことです。

これができていれば、誰にどの仕事を任せるべきか迷うことはないでしょう。

 

さらに、計画通りに進みやすくなります。

高いコミュニケーション能力

管理職は一般職だった時よりも、多くの人とコミュニケーションを取らなければなりません。

一般職の時に話すのは、上司や同期だけだったでしょう。

しかし管理職にもなると、会社の上層部と話をしなければならない時もあります。

 

何よりも、部下とコミュニケーションを取る機会が格段に増えます。

この高いコミュニケーション力は、部下と関わる時に特に必要になるのです。

 

部下と密にコミュニケーションを取れない管理職は、結果をなかなか残せません。

部下と信頼関係を構築し、この上司に頼まれたのなら頑張ろうと思えるほどの関係性を築く必要があるのです。

 

これだけの関係性を作るには、1人1人に合ったコミュニケーションのとり方を模索する必要があります。

会社経営への理解と他部門との関係性構築

管理職にまでなれば、会社がどの方向に向かおうとしているのかや他部門の状況を理解しておく必要があります。

管理職として結果を残すためには、会社が向かっている方向に沿っている結果を出す必要があるのです。

 

一般職の頃のように、支持された仕事だけをこなしているのでは足りないのです。

上層部が求めている以上の結果を出すことで、初めて他との差別化ができます。

そして他部門業務を理解しておくことで、ピンチの時に大きな味方になってくれるでしょう。

 

会社は、チームです。

多くの部門が合わさって業績が上がっています。

 

どこかの部門がピンチになれば、他部門から応援に来ることもあるでしょう。

だからこそ日頃から、他部門との関係性を良好に保っておくことも大切なのです。

 

この関係性を保つのも管理職の役割といえます。

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まとめ

今回は、税理士と公認会計士が管理職になるにはどうしたらよいのかと必要な能力についてご紹介致しました。

最近は多くの会社が管理職であっても、プレイングマネージャーであることが多いです。

 

どんな職種であっても、管理職に必要な能力はほぼ同じです。

やりがいも非常にあり、自分の成長も感じられます。

 

だからこそ、管理職を目指している方や昇格のチャンスがある方は、管理職への道に挑戦していただきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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