転職お役立ち情報
経理の転職がなかなか思うように進まず「できない」と感じてしまってはいませんか?
実務経験のあるなしに関わらず、転職活動で悩む人は多いことでしょう。
「できない」と諦めてしまう前に、まずはその原因を理解して解決策を見出してみましょう。
今回は、経理の転職でやっておくべき5つのポイントについて詳しくご紹介します。
経理の転職事情は?
経理は会社にとって必要不可欠な職種です。
サービス業も製造業も飲食店もすべて日々のお金の出入金や従業員の給与管理、税務処理、決算などといった会計処理があります。
他にも必要書類の作成や管理、税務対応などの事務処理をすべて行うのが経理です。
会社によっては専用のシステムが構築されていたり、専用ソフトを利用することも多く、事務職の中でも特に専門性の高い職種です。
そのため、部署の人員補充や事業拡大によって、首都圏を中心にいつでも数多くの経理の求人があります。
勤務地や条件や業務内容は会社によって異なるため、自分に合った求人を見つけることからのスタートとなります。
経理の求人は、特に決算時期を迎える年末から2月にかけて業務が増えるため、求人数も多くなる傾向がみられるようです。
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なぜ経理の転職がうまく「できない」と感じるのか
経理の転職がうまく「できない」と感じるには、人それぞれの理由がかならずあります。
客観的にアドバイスをもらうのもよいのですが、まずは自己分析として、不安に感じる点や懸念材料を洗い出してみましょう。
経理の経験がない
経理の仕事は、数ある事務職の中でも特に専門性が高いこともあり、実務経験が豊富な人ほど優遇されるというイメージがあるのではないでしょうか。
確かに豊富な経験を積んだという人と、まったくの未経験者では、大きな差があるかもしれません。
しかし求人によっては「未経験者歓迎」と記載されているものも多く、一概に経験者でなければならないという定義はありません。
むしろ経験が浅いからこそ、次の転職先ではさまざまなスキルを身につける、資格取得のための勉強を始めてみるなどの意気込みや前向きな姿勢を強くアピールすることが可能なのではないでしょうか。
年齢に制限がある
転職活動を行う中で大きな障害と感じてしまう要因のひとつが、年齢なのではないでしょうか。
「もう30代をすぎたから経理への転職は難しい」「40代で経理への転職は管理職を目指すしかない」など、求人へ応募する前から「できない」とあきらめてしまってはいませんか?
経理への転職ができないかどうか、年齢を理由に諦めてしまうのはやめましょう。
自分で引いてしまった境界線の壁は、履歴書や面接時の志望動機や意欲にも大きな影響を与えてしまいます。
自分がこれまで重ねてきた経理で活かせるスキルやノウハウ、経験を効果的にアピールすることを意識して志望動機を考えてみましょう。
資格がないから
経理を目指すなら簿記やパソコン資格がないことを理由に転職ができないと感じている人もいるのではないでしょうか。
経理は日々の帳簿や書類を作成し、お金の管理を行うのが主な業務です。
ほかにも税務対応や給与管理、月ごと年ごとの決算処理なども行います。
こうした流れは、経験がなくとも簿記資格を取得することで基本的なことは学ぶことができますし、パソコン処理がメインとなる業務ではMOSなどのパソコン資格が大きな武器になることでしょう。
しかし、今必要な資格がなくとも「これから始める」という意欲を持って志望動機や面接時に伝えることができれば、面接担当者へより良い印象を与えることも可能です。
面接が上手くいかない
実務経験が豊富で必要な資格を全て持っていたとしても、なかなか転職できないという人もいるのではないでしょうか。
書類選考は通るものの面接時に緊張してしまい、「思ったようなアピールができない」ことは誰にでも起こり得ることです。
普段からあがり症の人や人見知りがつよい傾向にある人は、友達や家族を相手に面接の練習をしてみると良いでしょう。
場数を踏むことで、徐々にどんな風に伝えれば良いのか、質問に対しての受け答えや志望動機の効果的な伝え方なども少しずつ上達して行くことでしょう。
希望の求人を見つけられない
どんなに転職活動に時間を割いても、希望の条件にあった経理の求人を見つけるのはなかなかむずかしいのではないでしょうか。
ハローワークや求人サイトを見てみても、自分が思うような企業との出会いが見つからず、実際に転職できないと感じている人は少なくありません。
まして、仕事を持ちながらの転職活動では、求人を探したくともまとまった時間が持てない場合もあります。
また、時期によっては経理の求人が少ない場合もあるので、転職活動を行う時期にも注意が必要です。
特に決算が終わった後は人員の確保がすでに終わっている企業が多いため、年末を目掛けて少しずつ準備を進めることがおすすめです。
経理の転職を「できない」から「できる」にするためにやるべきこと
経理の転職がなかなかうまく進まないからといってそこで諦めてしまうのはまだまだ時期尚早です。
「できない」とあきらめてしまうのではなく「できる」にするためにやるべきことをまずはやってみましょう。
希望する企業の業界を知る
経理の転職に関わらず、希望する企業の業界を知ることは必須です。
例えば建設業界では、独自の経理処理が必要となるためより専門性の高いスキルが求められることになります。
自分が転職しようとする企業が業界の中でどんなポジションにあるのか、また、「競合他社はどうか」「市場の将来性はどうか」などさまざまな観点から見つめることができるはずです。
経理の転職先が自分に合った業界であるかどうかを知る上でも、必ず希望する企業の業界研究を行うことをおすすめします。
希望の企業についての情報収集をする
業界だけでなく、転職先として希望する企業についての情報収集も必要不可欠な準備のひとつです。
企業の業務内容や社風、企業理念や沿革はもちろん、営業所や従業員数などもできるだけ詳しく細部まで調べてみましょう。
公式サイトを見れば、ある程度の情報はすべて閲覧することができます。
SNSなどをチェックしてみるのもおすすめです。
必要であれば資料請求やカタログを取り寄せてみたり、書籍などに目を通してみるのも良いでしょう。
ちなみに、インターネット上にはクチコミや評判などが書かれているサイトもありますが、全てを鵜呑みにするのではなく、参考程度に目を通しておくのがおすすめです。
資格取得を目指す
すでに経理に役立てる資格を持っている人もそうでない人も、これから資格取得を目指すのは、経理への転職を成功させる準備としてもぜひおすすめです。
資格は必ずしも必要不可欠なものではありませんが、その人のスキルを推し量る指針となるだけでなく、その人のやる気を感じさせる要素になります。
「御社の経理に転職がしたいので、この資格を目指してがんばっています」という前向きな姿勢は、自己アピールだけでなく、自分の自信にもつながります。
おすすめの資格は
- 日商簿記2級
- MOS
- 公認会計士
などです。
国内外を問わず活躍している企業への転職を考えているなら
- TOEIC
- USCPA(米国公認会計士)
などの資格がおすすめです。
転職時期を考える
経理の求人が一年の中でも特に多くなるのは、年末〜2月頃です。
なぜなら日本の企業の多くが4月から新年度を迎えるため、年度末の3月は多くの企業が決算時期を迎えることになります。
その準備などで、経理の業務が激務になることから、人員補充などをする企業が増えるというのがその理由です。
逆に4月や5月は、新入社員が入社する影響で求人が減少する傾向にあるようです。
ただし全ての企業が同じ決算時期というわけではありませんので、年間を通してチェックしておく必要がありそうです。
転職エージェントに登録する
経理への転職ができないと特に強く感じている人には、転職エージェントへの登録がお勧めです。
転職エージェントは、転職を希望する人なら誰でも無料で登録することができる転職サービスです。
インターネットから転職エージェントに登録を行うと、担当者がついて、条件にあった求人情報を案内してくれるので、忙しい人にも最適です。
履歴書に記載する志望動機の書き方や面接のアドバイスなども受けられるので、自分一人で抱え込んで悩むこともなくなります。
まとめ:経理の転職を成功させよう!
経理の転職がうまくできないと感じる理由には様々なものがあるということがわかりました。
しかし、それらは全て自分で決めつけてしまっている可能性もあります。
さまざまな求人サイトや転職エージェント、派遣会社などを利用してみるのも良いでしょう。
まずは「できない」のではなく、「やってみる」ことを意識して、前向きに取り組む姿勢が大切です。
ぜひこの記事を読んで、経理への転職を成功させるためのイメージをつかんでください。
Profile レックスアドバイザーズ
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