転職お役立ち情報
経理のワークライフバランスは良い・悪いのどちらのイメージをお持ちでしょうか?
残業はまったくなさそうと思う方もいれば、決算期の残業はとても多そうだと考える方もいるでしょう。
また、経理はスキルの必要な専門職という一面もあることから、スキルアップしながら活躍できると女性にも人気です。
今回は、経理のワークライフバランスと転職でのポイント・評価される資格についてご紹介していきます。
経理に転職してQOLを上げたい方、また出産や結婚を視野に入れながら仕事を頑張りたい方は、ぜひ参考にしてください。
経理は転職してもワークライフバランスがいい?
経理はたくさんある職種の中でも、ワークライフバランスが良いとされています。
経理がワークライフバランスが良いとされている理由を3つご紹介します。
- 業務の負担を軽減しやすい
- 繁忙期が決まっている
- 職場環境を変えやすい
一つ一つ解説していきます。
業務の負担を軽減しやすい
経理といえば山のように積まれている書類を確認して、たくさんのハンコを押すイメージの方もいるかもしれません。
しかし経理が書類に追われている日々は、終わりを迎えつつあるのです。
現在はどこの企業であっても、システム化と外注化が進んでいます。
会計システムの中には、仕分けまで行ってくれるものまであります。
これにより一人一人の負担が減っているのです。
負担が減ることで残業も自然と減り、ワークライフバランスが取りやすくなっています。
繁忙期が決まっている
経理は繁忙期がほぼ決まっています。
繁忙期は、日本の場合は3月決算が多く、その場合は4~6月です。
近年は12月決算も増えており、その場合は1~3月が繁忙期となります。
決算月は企業によって異なっているため、転職を考える際は確認が必要です。
繁忙期は休日出勤をすることもあります。
また法改正や買収などのイレギュラーがあった場合には、さらに忙しくなります。
決算期はどこの経理もバタバタしていますが、システム化と外注化が進んだことでこれまでほどの忙しさはなくなりました。
決算も外注化する企業は、どんどん増加しています。
職場環境を変えやすい
経理は、常に多くの求人があります。
スキルや経験さえしっかりと持っていれば、転職するのにそれほど労力と時間はかからないはずです。
労働環境に満足いかなければ、他の職種よりも大いに職場環境を変えることが容易にできるでしょう。
職場環境を変えやすいので、結果的にワークライフバランスが良くなるのです。
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ワークライフバランスがとりやすい経理でも繁忙期はある
ワークライフバランスがとりやすい経理にも、忙しい時期はあります。
それが繁忙期です。
- 月次の繁忙期
- 年次の繁忙期
月次と年次、2種類の繁忙期に分けて、どのように忙しいのかをご紹介していきます。
月次の繁忙期
毎月経理が忙しい時期は、月初めです。
月初めには、各部署の先月分の売上・支払い・請求書に不備がないかを確認する作業が必ずあります。
そのため月初め〜5日くらいまでは、この確認作業に追われるのです。
そして毎月10日には、源泉所得税の納付があります。
つまり月初め〜10日までは、忙しい日々が続きます。
そして月末が近づくと、請求書作成や月末振り込みの業務が増えるのです。
年次の繁忙期
年次決算は一般的に3月に集中するので、4〜6月は非常に忙しくなります。
外注化を進めている企業であれば、この時期の忙しさが落ち着いているところもあるのです。
しかし外注化やシステム化を進めていないと、休日出勤や残業が増えます。
ワークライフバランスがとりやすい経理ですが、4〜6月はどうしても仕事寄りのスケジュールになるでしょう。
年次は、月次とは比べ物にならないくらい忙しくなるのです。
こんなにも年次が忙しいのには、3つの理由があります。
- 一年間の総まとめ
- 作成する資料の増加
- 監査を受ける
解説していきましょう。
一年間の総まとめ
年次決算の時期には、一年間の総まとめをして財務諸表を開示する必要があります。
そのため通常業務に加えて、子会社の数値確認や見積もり項目の検討などを行うのです。
業務が増えるので自然と、就業時間も長くなり出勤日数も増えるのです。
監査を受ける
年次決算の時期には、必要とされる企業の場合は監査もあります。
さらに監査は公認会計士がチェックするので、証憑も提出しなければなりません。
通常以上に一人一人の業務負担が増えている中で、監査対応までしなければならないのです。
ワークライフバランスで人気の経理:転職で評価される資格とは?
女性の中には結婚や出産を経験すると、キャリアアップが望めないのではないかと悩んでいる方もいるでしょう。
先述のとおり、経理はワークライフバランスをとって活躍できる可能性の高い職種です。
転職のために評価される資格があります。
その中の2つをご紹介していきます。
- 日商簿記
- FASS
それぞれ解説していきます。
日商簿記
経理に所属している方であれば、誰もが簿記の資格取得を目指して勉強したことがあるのではないでしょうか。
管理職やより条件の良い転職先で働きたいのであれば、日商簿記資格を持っていると有利です。
最低でも2級を目指しましょう。
FASS
FASSは800点満点でレベルがA~Eの5段階に分かれています。
高ランクを目指し、レベルAを獲得することができれば、実務能力が高いと見なされます。
資格以上に経験が大切な経理において、知識ではなくスキルが評価される資格は大切です。
経理がワークライフバランスの取れた会社に転職するためのポイント
転職活動中にどの企業を受けるか迷ったときに、決断するポイントを4つご紹介します。
- 利益率が高い業界を選ぶ
- 待遇の良さ
- 会社内での経理の地位が高い
- 口コミを要確認
一つ一つ解説していきます。
利益率が高い業界を選ぶ
利益率が高い業界は、ワークライフバランスが整っている可能性が高いです。
利益がしっかりと出て儲かっていれば、システムの導入もできコストカットの心配もしなくて済みます。
反対に利益率が低いと、外注化もシステム導入もできません。
そのため、一人一人の業務負担がなかなか解消されません。
ワークライフバランスをとりやすくするためにも、利益率の高さは外せないのです。
待遇の良さ
平均残業時間や有給休暇のとりやすさは、必ず確認しておきましょう。
従業員への待遇の良さは、企業がどれだけ従業員を大切にしているかの表れといえます。
特に育児で忙しい方は、急に休まなければならない時もあるので確認必須です。
会社内での経理の地位が高い
世の中には経理が軽視されている企業が、少なからず存在します。
そんな企業を選ぶと、経理・人事・総務が一緒になっているような環境で働くことになります。
選ぶなら、主にシステム管理や改正対応などの管理会計の仕事をしている企業を選びましょう。
希望する企業の経理がどのような職務内容なのかは、求人票でチェックできます。
わからないところがあれば、転職エージェントや同じ経理の先輩などに聞いて細かく確認しておくべきです。
口コミを要確認
転職活動中は働きたい企業を決める前に、必ず口コミや企業の評価がされているサイトを確認しましょう。
どんなにホームページを調べても、実際に働いている人の評価ほど参考になるものはありません。
ただし部署によって評価が大きく異なったり、辛辣すぎる口コミもあったりするので、全てを鵜呑みにする必要はないでしょう。
まとめ
今回は、経理のワークライフバランスの良さと転職でのポイント・評価される資格についてご紹介致しました。
ワークライフバランスは、仕事に集中しながら快適にプライベートを過ごすためには欠かせないものです。
またプライベートが充実していると、より仕事にも精が出るでしょう。
思い描くキャリアプランと快適なプライベートを過ごすために、転職は急ぎすぎずに行うべきです。
Profile レックスアドバイザーズ
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