転職お役立ち情報
税理士が利用する転職サイトとは
税理士が転職する際、インターネットの転職サイトを利用するのが一般的です。
大手になるほど転職サイトには様々な募集案件が掲載されていますので、「税理士」を対象とした募集や、企業の経理部門において「税理士」有資格者を優遇するような案件を探すことができる機会を探すことができます。
転職サイトの募集企業数をみると、税理士向けに募集している案件で多いのは、会計事務所や税理士法人です。
次いで一般企業が経理や財務関連職で税理士尚可としている傾向にあります。
一般企業では税理士そのものを募集するというより、経理や財務の責任者あるいは管理部門の責任者として税理士などの有資格者に期待しています。
転職サイトの案件を慎重に見て研究をすることで、転職がはじめての人でも複数回経験している人でも、自分自身が考える将来性を見据えて、どれくらいの規模の企業で働きたいのか、あるいは経理や財務の専門家として働きたいのか、それとも組織をマネジメントしながら将来の経営層を目指して行くのかなど、自分が何をやりたいのかを具体的に見直すことができます。
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税理士はどの転職サイトを選ぶべきか
国内最大手の転職サイトは募集案件が非常に豊富で、「税理士」のキーワードで案件を検索するだけでも相当数がヒットします。
企業規模は様々で中小企業から大企業まで掲載されてあり、業種も多様です。
ほぼ日本全国を網羅しているといえますので、希望勤務地や企業規模など大まかな検索条件でも相当数の案件を見つけることができます。
ただし国内最大手であっても外資系企業の案件は非常に少ないです。
外資系企業は基本的に外資系の転職エージェントへ募集案件を提供する傾向にあり、特に世界的な外資系企業の案件では一部の企業を除いて、掲載されることはまずありません。
そのため外資系企業を希望する場合には外資系の転職サイトを利用する必要があります。
税理士などの会計職に特化した専門職向け転職サイトでは、保有資格、勤務希望地、企業や会計事務所の区別など細かな条件設定ができ、理想的な案件を探しやすいメリットがあります。
ただし専門職向けのため案件数は限定的で、希望条件を絞りすぎると逆に見つけにくくなります。
税理士は専門職のため、このようなサイトを優先して利用することが望ましいと言えますが、企業がいつどのような内容で募集するかは時の運次第ですので、最大手の転職サイトを併用して積極的に案件を探すことが無難です。
転職サイトには非公開求人が掲載されていることがあり、この案件に応募すると、求人を掲載した転職エージェントから連絡が届きます。
その際に転職理由、転職先でどのようなことをしたいか、履歴書の簡単なチェックなどがあります。
転職サイトを見て税理士は何を判断すればいいか
転職サイトには希望に合わないものを含め様々な案件が掲載されています。
まずは転職にあたり優先順位の高い条件を中心に案件を見比べていきましょう。
例えば年収を重要視しているのであれば、年収により案件を整理して年収別の募集動向を把握しましょう。
もし自分が望む年収に対して採用される可能性がある募集企業の提示する年収が低い場合には、多くの場合年収ダウンを覚悟した転職になります。
あるいは必要条件を満たす努力をすることで、より年収条件の高い案件へ応募することができるかもしれません。
あまりにも募集条件とかけ離れている場合には応募しても書類選考で落ちる可能性が高くなります。
しかし企業の採用担当者側の判断によっては可能性があるかもしれませんので、気後れせずに積極的に応募する意気込みが大切です。
また、同じような募集案件の中で記載されている年収レンジが他の案件よりも高い場合には、何らかの理由があると考えるべきです。
通常は募集内容にその理由は詳しく掲載されていないので、応募時に確認してみるのも良いでしょう。
一般的に他の案件より極端に年収が高くなっている理由(概ね100万円から300万円ほど高い場合)には、以下のような内容が考えられます。
- ビジネスとしてリスクのある事業
- 転職先での勤務がハード
- プレッシャーが多くせっかく採用してもすぐに辞めてしまうことが続いている
- 不人気な業種である
このように、希望している条件と合致しているか、よく吟味する必要があるでしょう。
転職サイトに掲載される税理士求人の募集内容は概ね同じ
大手に掲載される案件は数が多く、求人企業側でも出来る限り優秀な人材を採用するために出来る限り年収レンジを高くし、待遇をより良い状況で提示する場合があります。
採用のための予算があり(年収いくらくらいで、このような人材が欲しいと想定)、平均的に経理・財務系はルーティン業務が多いことから、概ね同じような内容で募集されることになります。
多くの転職希望者が同じ案件を見ていますので、年収や待遇が良い案件には数多くの応募があり、書類選考過程での競争が激しくなります。
税理士として転職する場合でも、経理や財務関連の職種では企業の規模、立地場所(首都圏か郊外か)、業種による平均的な年収レンジ待遇の差を除けば、どの案件もあまり大きな変化は見られないでしょう。
むしろ、転職希望者の目立った経験(大手企業で数十人規模のマネジメント経験がある、管理責任者である、上場支援やM&Aの経験があるなど)や、高い英語力のようにハードルの高い求人条件に合致するほど期待される年収は高くなります。
幹部職候補、部長職のような管理職待遇であれば年収水準は基本的に高い傾向にあります。
転職サイトを経由してエージェントと連絡をとろう
大手の転職サイトでは、転職エージェントと連動してサービスを行っていることがあります。
転職エージェントはその案件に対して転職可能性を高めるようサポートをしてくれるとともに、似たような職種を別の業種から探し、転職希望者の視野を広げるため様々な案件を紹介してくれる場合もあるので、利用するのも良いでしょう。
転職エージェントは以前に転職者を紹介した企業の経験から採用担当者の動向や転職希望者のどのような強みを採用担当者へ伝えればいいかなど、面接時のテクニックのようなものを教えてくれます。
面接後、転職エージェントに面接の状況や面接官の姿勢などフィードバックをするようにしましょう。
転職エージェントはこのような情報を必要としており、転職希望者とエージェントとの良好な関係を築くことに役立ちます。
大手の転職サイトでもエグゼクティブ向けの求人を案内する専門部門があります。
連絡手段は電話やメールです。
スカウト機能と名付けているサイトが多数です。
エージェントから見てこの人であればこの求人にマッチするであろうという判断をしたうえでの連絡ですので、採用選考が進む可能性は高いと考えられます。
また求人を募集する企業と転職者の経験がほぼ合致しているような場合には、書類選考をパスして一次面接に直接進む場合があります。
転職サイトを見ていて希望の案件が見つかったら、遠慮せずに応募しましょう。
じっくり考え込んでいるとその間に他の転職希望者が応募し選考が進んでしまうと、後日応募した時には既に締め切っていたという状況になります。
複数回の転職経験がある場合でも、前職から現在の職場へ転職して数年間が経過していれば、転職市場や状況は大きく変わっている場合があります。
面接や書類選考を複数回繰り返すことでよりブラッシュアップされますので、応募件数が増えるほどに転職のコツがつかめてくるといえます。
したがって、本命に近い案件があった場合にはなるべく早い段階で応募することが大事ですが、そうでない場合にはいつか見つかる本命に備えてできる限り場数を踏んで経験を積んでおきましょう。
そうすればいざ本番の場合でも緊張することなく、最も重要なことを伝えられるようになり面接がスムーズに進みやすくなるでしょう。
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