転職お役立ち情報
経理として、長いキャリアを歩んでいきたいと思っている方は多いです。
また経理への転職を希望している方もいるでしょう。
今回は、経理への転職は難しいのか、また必要なレベルについてご紹介していきます。
経理に転職したい方や、今は全く違う業種で働いているけれど経理に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
経理への転職で重要視されるレベルについてもご紹介しています。
これから経理に転職しようと思っている方は、自分がレベルに達しているのか確認してみてください。
経理は転職しやすい?
一般的に経理は、転職しやすい業種だとされています。
経理が転職しやすいとされている理由を4つご紹介します。
- スキルの汎用性が高い
- スキルレベルがわかりやすいのでアピールしやすい
- 保有資格が評価されやすい
- 自分に合った転職先を見つけやすい
1つ1つ解説していきます。
スキルの汎用性が高い
経理は業界や業種が変わっても、求められるスキルに差はほとんどありません。
他の職種の転職の場合、多くは新たな企業で新しいスキルを1から覚えて身につける必要があります。
その点、経理はどの業種に転職しても、しっかりとしたレベルであれば対応可能です。
転職の際、新たな知識や経験を1から積むよりも、今あるスキルを活かせる企業を選ぶ傾向があります。
しかし経理であれば他業種でも経験が活かせるので、業界が変わっても問題ありません。
どの業種・業界でも活かせる経理のスキルは、転職において万能だといえます。
スキルレベルがわかりやすいのでアピールしやすい
経理の仕事は、経験や年数に応じて少しずつレベルの高い業務に携わるようになります。
就職したばかりの頃は、伝票処理や仕訳入力から始まります。
月次決算を経て、年次決算へと業務内容のレベルが上がっていきます。
さらに経験を積むと、レベルの高い税務申告書の作成や連結決算などができるようになります。
経理はどのくらいの業務内容に対応できるかで、自分のスキルレベルがわかるのです。
そのため、自分のスキルレベルと企業の求めている経理のレベルに合っている転職先に絞って、転職活動が行えます。
さらに面接の際には、自分のレベルと企業の求めるレベルがマッチしているので、アピールしやすいでしょう。
企業とのマッチングが合っているとわかっていれば、自信を持ってアピールもできますし、ミスマッチも防ぐことができます。
保有資格が評価されやすい
経理は未経験であっても、保有資格が評価されて転職が決まるケースは少なくありません。
特に評価されるのは、簿記・公認会計士・税理士などの資格です。
転職においてはもちろん資格も評価されますが、経験が重視されるケースが多くあります。
しかし経理では、資格を持っていることで知識があると判断してもらえます。
応募条件に、資格保有者限定とされている求人を見かけることもあるのではないでしょうか。
企業側からすると、資格、経験の有無、経験年数でどのくらいのレベルまで仕事ができるのかがわかります。
そして実際に採用した際のイメージがしやすいのです。
自分に合った転職先を見つけやすい
経理がない会社はほとんどありません。
なくてはならないポジションなので、経理の求人は常に活況です。
求人件数が豊富なので、経験があれば尚更、自分に合った企業が見つけやすいでしょう。
経理・財務経験者向け
キャリアアップ転職相談
経理の転職ではレベルが重要視される
経理では、即戦力が求められるケースが多いです。
新卒の場合はじっくりと社員を育てますが、中途採用の場合はすぐに活躍してほしいというニーズがあります。
即戦力が求められる経理でレベルが重要視される理由を2つご紹介していきます。
- 専門性
- 業務内容の違い
それぞれ解説していきます。
専門性
経理は企業のお金の流れを把握しておく部署のため、高い専門性が必要です。
転職した時点で、専門的な知識を持っている方でないと仕事が終わりません。
経理の仕事では、月次決算や年次決算など仕事を終わらせなければならないタイムリミットがしっかりと決まっています。
だからこそ専門性のある経験者でないと難しいと判断されてしまうのです。
業務内容の違い
経理は基本的な仕事は同じでも、企業規模や業種によって業務内容に多少の違いがあります。
例えば大手と中小企業とでは、決算規模も納税額も桁違いです。
業界独自の特別ルールがあるところもあります。
そのため転職する時は、経理の知識以外に業界ルールを把握しておかなければなりません。
経理として同じ業界で働いていた人は、転職先の企業に採用されやすいでしょう。
以上2つの理由から経理への転職には、レベルが非常に重要視されるのです。
経理の転職に必要なレベルとは?
経理には伝票処理や年次決算など、どの企業でも必ず必要な業務があります。
5つの業務内容において、転職の際にどのくらいのレベルが必要なのか解説していきます。
- 伝票入力
- 月次・年次決算
- 申告書作成
- 監査法人対応
- 連結決算スキル
1つ1つ解説していきます。
伝票入力
伝票入力は経理業務の中で、1番初めに習得すべきスキルです。
これは、勘定科目の入力やデータが正しいかを確認する業務になります。
簿記2級を取得していれば、スムーズに業務が行えます。
月次・年次決算
経理で3〜4年の経験を積むと月次・年次決算の業務に携わる方が多いです。
特に年次決算の場合は、企業の1年間の財政状態をまとめるので高いスキルレベルが必要になります。
簿記2級は取得しておきたいところです。
しかし転職の場合は資格保有の有無よりも、業務の経験があるかないかが重要視されています。
申告書作成
企業によっては、経理が申告書の作成を行なっているところもあります。
通常であれば、申告書の作成は顧問税理士に依頼するのが一般的でしょう。
しかし経理で作れる方がいると、非常に重要な存在になります。
最新の申告ソフトであれば、簿記2級の知識レベルがあり、何度か使用すれば使いこなせるようになるはずです。
1度も申告書を作ったことのない方は、顧問税理士に教わるところから始めましょう。
監査法人対応
上場している企業や大手企業であれば、公認会計士からの監査を受ける必要があります。
この時の対応経験は、転職において1つの武器になります。
大手企業や上場企業に転職希望の方は、履歴書に必ず記載しておきましょう。
連結決算スキル
連結決算とは、子会社や関連会社を含めた財政・経営状態やお金の流れを確認するものです。
連結決算を行うには、月次・年次決算を両方とも理解し経験していることが必要になります。
連結決算は現在簿記2級の出題範囲ですが、以前は範囲外でした。
簿記2級を持っていても、連結決算ができるレベルではないと判断されてしまうことも少なくありません。
まずは、しっかりと連結決算の知識があることをアピールするところから始めましょう。
レベルが高くても経理として転職が難しいこともある
経理は常に多数の募集がありますが、転職が難しいケースもあります。
転職が難しいケースを1つご紹介します。
経験年数の評価ハードルが高い
経理は3年未満の実務経験では、評価してもらえないケースがほとんどです。
そのため応募条件に、経験年数が含まれていることもしばしばあります。
経験年数が少なくても、難関資格の保有や20代で社風や人柄が企業とマッチすれば、3年未満でも転職しやすいでしょう。
まとめ
今回は、経理への転職は難しいのかと必要なレベルについてご紹介致しました。
これからのキャリアで経理を選びたい方は、自分のレベルと働きたい会社や業務との差をよく理解しましょう。
まずは今の仕事を通して、自分のレベルを上げるところから始めましょう。
そして簿記などの資格を取得しておくことも有効です。
転職活動のしやすさが驚くほど変わります。
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