転職お役立ち情報
経理職はどのような規模の会社でも業種でも基本的に必要とされていますので、様々な企業で定期的な募集、あるいは欠員などで不定期な募集をしており、そのタイミングで多様な転職機会を見つけることができます。
個人事業主や中小企業では、経理職を求める際に、ハローワークや地域密着型の求人広告・求人サイトを通じて募集することが多くなります。中堅規模から大企業になると大手の求人サイトを通じて広く募集することになります。
経理職は全国で広く募集がかかっている職種の一つです。
企業の業種職種によって、経理職に求められる難易度は多様であり、例えば一般的な請求書処理や帳簿の入力管理、上場企業ではIRの一環で会社法に基づく決算書類のほかに金融商品取引法に基づく財務諸表の作成があります。
国際会計基準を採用している企業ではIFRSに準ずる財務諸表の作成もあります。
転職を希望する方は、これまでの経験を生かすことができる働きやすい業種や職場を選んで応募することになります。
1.経理の転職事情は?サイトから実情を把握
「リクナビ」や「DODA」、「エン転職」などが大手の求人サイトを運営しています。
中途入社を目的とした就職活動で使うサイトとして、誰でも簡単に登録でき、いつでも求人を探すことができるので、忙しい方でも少しの隙間時間で気軽に求人を探すことができます。
求人サイトの特徴
転職サイトには常に多数の求人が公開されています。
登録をしなくても誰でも多くの求人情報を閲覧可能です。
転職サイトにアカウントを登録して、履歴書・職務経歴を記載することですぐに希望の転職先に応募することができます。
一般的な転職サイトでは、希望条件で検索できあらゆる職種をすぐに見つけることができます。
掲載される求人情報には、募集背景、雇用形態、仕事の内容、応募資格、勤務先、勤務時間、想定給与、有給休暇、福利厚生の程度など、転職先企業を選ぶ際に必要な情報はすべて掲載されています。
また多くの転職サイトでは「非公開求人」として、アカウントを登録した人だけに公開する求人情報を多数持っています。
求人募集する企業が非公開とする理由は様々あり、例えば年収水準を社員に知られないようにするためや、キーパーソンが退職する可能性があることを社員に勘繰らせないためです。
あるいは新しい部署の新設や企業の立ち上げに伴い社外から広く人材を募集しようとする場合もあります。
転職希望者は、膨大な求人広告の中から希望にかなった求人を絞り込むことができます。
たとえば経理の経験がほとんどなくても「未経験者歓迎」を選択することができますし、ワークライフバランスを大事にしたい人は「完全週休二日制」「残業少なめ」などで検索することもできます。
転職サイトの手続き
転職サイトでは一般的に、経理職を希望して転職する方が応募してから、おおむね2つの手続きに分かれます。
まず経理職で転職を希望する方が応募をしてから、企業の採用担当者が書類選考を進めます。
書類選考の過程で募集背景に合致する方にのみ、一次面談の連絡をします。
企業の採用担当者からすれば、オンラインで気軽に応募することが可能なため、かなりの数の転職希望者の書類を短期間で見ることは困難な場合が多く、最低募集要件に達していない転職希望者についてはスクリーニングによって抽出されますので、基本的に次の選考へ進むことはありません。
転職サイトにはエージェント機能(有料職業紹介)がついている場合もあり、希望者にはエージェントが連絡をする流れになります。
これは一般に「面談」と呼ばれており、転職エージェントの担当者が経理職で転職を希望する方に、転職の意向、転職の理由、経歴書の内容などを詳しく把握します。
その後エージェントが求人内容と照らし合わせて、概ね合致するようであれば企業へその方を紹介します。
転職サイトの特色
大手の求人サイトの状況を見てみましょう。
- リクナビNEXTは、リクルートグループが運営する求人サイトで、48,000件以上の求人を掲載しています。
リクナビNEXTへの登録者数は日本最大級とされています。採用企業がリクナビNEXTに求人情報を登録後、およそ一週間で掲載されるスピード感があり、転職希望者は「新着情報」として速やかにその情報を見ることが可能です。 - DODA(デューダ)は、パーソルキャリアが運営する求人サイトで、68,000件以上の求人を掲載しています。
日本最大級の転職サイトとしてのブランド力、転職ノウハウにより、累計会員数は約561万人となっています。登録者の年代は、20~34歳の若手・中堅層が中心です。
経理・財務経験者向け
キャリアアップ転職相談
2.経理が転職サイトを利用するメリット
経理を希望する方が転職サイトを利用する最大のメリットは、様々な企業の経理職の募集状況を比較することができ、いつでも応募することが可能なことです。
転職希望者の好みで、様々な企業から理想的な転職条件で検索できます。
また、転職サイトの利用料は原則として無料なので気軽に利用できることもメリットです。
たとえ企業が求める人材像にすべて合致していなかったとしても、スクリーニングで書類選考が通らない可能性は高くなりますが、応募は可能です。
現在の企業規模や職種よりもさらに高度な職場へ転職することも期待できます。
一定のキャリアを積んでいる方の場合では、提携している転職エージェントの担当者側から転職希望者の要望にマッチすると思われる別の企業を個別に紹介してくる場合もあります。
あるいは、登録している履歴書を企業の採用担当者が見て、転職希望者へ直接オファーをすることもあります。
転職サイトによって仕組みは違いますが、このように自分自身のキャリアが、現在の転職市場においてどのように評価されているか(どれくらいの年収を期待することができるか)を知ることができるメリットもあります。
転職サイトの便利機能を利用する
転職サイトからの応募は、基本的に応募先企業と直接やり取りをすることになります。
応募したい企業に、自分の履歴書や職務経歴書、自己アピールを採用担当者に直接届けることが可能です。
転職サイトから応募メールを利用してエントリーすることがほとんどですが、この応募メールにはテンプレートが用意されていることが多いので、初めての転職のときなどはどんどん利用しましょう。
多くの有名転職サイトでは、転職を初めてする方や転職を機会に自分自身を見直すための、転職希望者に向けた転職に役立つ情報、コンテンツ、知恵などを掲載しています。
ここでは転職の考え方や企業選び方、履歴書・職務経歴書の記載方法、面接時のマナーや対策まで有益な内容となっています。
また、初めて転職をする方に向けた履歴書や職務経歴書のテンプレートを用意しています。
記載例もありますので、これらを参考に自分の履歴書・経歴書を磨き上げて採用担当者の目にとまり、採用担当者がしっかりと理解してくれる内容にするようにしましょう。
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3.経理が転職サイトを使わない場合
経理が転職サイトを使わない場合の転職では、どの企業が経理職を募集しているか把握することが難しいため、ハローワークでの求人を見ることや、新聞広告などをチェックするなどが考えられます。
友人のつてで経理職の募集を知ることにより転職することも可能ではありますが、転職する機会はそう多くないでしょう。
また、ハローワークで求人を探す場合、基本的にはハローワークまで行かなければならないという手間がかかります。
勤務場所を中心に新しい職場を選ぶ場合は、ハローワークの管轄エリアの求人を直接探すことになります。
ハローワークは平日しか開いておらず、夕方の18時までとしているところがほとんどですので、転職希望者が転職先を探すために都度ハローワークに訪問することは難しいでしょう。
オンラインで検索できるシステムもありますが、基本的には足を運ぶ手間がかかるため、さまざまな手続きでハローワークを利用しつつ、転職活動についてはサイトを使うほうが良いでしょう。
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4.まとめ
転職サイトは常時、様々な職種を広く募集しており、経理職で転職をしたいと考えている方は、転職サイト上で企業名での検索、年収レンジ、福利厚生の状況などを詳しく確認してから応募することがいつでもできます。
ただし、転職サイトでは、同じように経理職を探している方々が多数訪問していることを忘れてはいけません。
転職サイトで見つけた理想的な転職先が見つかったならばすぐに応募をしてきましょう。
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