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公認会計士試験の合格発表について解説

更新日:2023.10.17

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公認会計士試験の合格発表は毎年11月に行われます。

公認会計士試験の合格発表前後の流れについて、詳しく解説していきます。

 

※令和2年度、令和3年度と新型コロナウイルスの影響でイレギュラーなスケジュールになっていますが、これまでの通常のスケジュールの解説となっています。

今年の最新情報については公認会計士・監査審査会のサイトをご確認ください。

公認会計士試験の合格発表までの流れー公認会計士試験について

公認会計士試験には受験資格がないため、どなたでも受けることができます。

公認会計士試験と一言で表現されますが、内容は短答式試験と論文式試験の2つに分かれています。

 

短答式試験は5月と12月の年に2回行われます。

マークシート方式で行われ、「財務会計論」「管理会計論」「企業法」「監査論」の計4科目を受験する必要があります。

 

短答式試験の合格発表は、試験から約1ヶ月後に行われます。

 

短答式試験に合格した後、8月に行われる論文式試験を受験することができます。

論文式試験は3日かけて行われる記述式の試験です。

(短答式試験の合格は2年間有効です)

論文式試験では、

 

  • 会計学(財務会計論)
  • 会計学(管理会計論)
  • 企業法
  • 監査論
  • 租税法
  • 選択科目(経営学、経済学、民法、統計学のいずれか1科目)

 

計6科目を受験する必要があります。

 

論文式試験は科目合格制度を取っているため、一度合格した科目は2年間免除されます。

公認会計士試験の合格発表の方法・時期

公認会計士試験の論文式試験の合格発表は、毎年11月に行われます。

公認会計士・監査審査会のウェブサイトに合格者の受験番号が記載され、公認会計士・監査審査会や各財務局において、受験番号と氏名が掲示されます。

 

さらに、官報にも受験番号と氏名が公告されます。

受験者全員に論文式試験成績通知書も送付されます。

公認会計士試験の合格発表までの流れー合格発表前の就職活動について

公認会計士試験合格者のほとんどが監査法人へ就職します。

監査法人の中でも特に人気なのが、4大監査法人と呼ばれる、EY新日本有限責任監査法人、有限責任あずさ監査法人、有限責任監査法人トーマツ、PwCあらた有限責任監査法人です。

その他、太陽有限責任監査法人などの準大手監査法人も人気です。

 

税理士法人やコンサルティングファームに就職する方もいます。

合格発表前の就職活動のスケジュール

論文式試験が終わる8月下旬から、監査法人の法人説明会や個別相談会がスタートします。

8月から9月には、監査法人が主催する法人説明会や、大学や専門学校が主催する合同説明会が行われます。

合同説明会では、監査法人の他に税理士法人やコンサルティングファーム、大手会計事務所なども参加します。

大手監査法人の場合、金融部門やパブリック部門、IPO部門などの部門別の説明会や、クライアント別の説明会も開催されます。

 

10月以降は、主に個別相談会が行われます。

興味のある部門やクライアントの担当者と個別に相談できたり、パートナーと1対1で話す機会もあります。

 

10月以降も法人説明会を開催している場合があります。

合格発表前にやるべきこと

監査法人の就職活動は、合格発表から採用面接、内定までの期間がとても短いことが特徴です。

そのため、合格発表前に志望する法人や部門をある程度絞っておく必要があります。

合格発表前の就職活動の際は、なるべく多くの説明会に出席し、興味がある部門やクライアントがある場合には個別相談会にも参加することをおすすめします。

 

法人によっては、合格発表前にエントリーシートを公開しているところもあるので、目を通しておき、おおまかな内容を考えておくとよいでしょう。

大学や専門学校が主催する模擬面接などがある場合、合格発表前に参加した方がよいでしょう。

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公認会計士試験の合格発表後の流れー合格発表後の就職活動から内定まで

監査法人の就職活動は、合格発表から2~3週間ほどで内定が出るように、とてもタイトなスケジュールで進みます。

事前に大まかなスケジュールを把握しておきましょう。

合格発表後の就職活動のスケジュール

11月中旬に合格発表が行われ、合格発表の当日から採用面接の予約やエントリーシートの受付が始まります。

合格発表後にも説明会が開催されますので、志望する法人や部門を決めていない場合は、この時期の説明会に参加する必要があります。

説明会では、業務内容に加えて、具体的な募集要件についてもよく確認しましょう。

ただし説明会が開催される期間は1週間程度なので、すべての説明会に参加できない場合があることに注意しましょう。

 

その後、4大監査法人であれば2回面接が行われ、12月初旬には内定が出ます。

内定通知日の9時以降に電話またはメールで内定が通知され、その当日または翌日には内定者説明会が行われます。

そして内定通知日の翌日が、内定承諾の期限となります。

 

4大監査法人は就職活動に関しての協定を結んでいることから、全く同じスケジュールで就職活動を進められます。

一方、準大手や中小監査法人は独自のスケジュールで進むため、注意が必要です。

 

ただ準大手や中小監査法人の場合、面接や内定、入社日などについて、個別の事情に対して柔軟に対応してもらえることが多いようです。

合格発表から面接までにやるべきこと

面接の予約は、法人や日時によってはすぐに埋まってしまうことがあるため、なるべく早く予約しましょう。

合格発表後は、採用面接の予約やエントリーシートの記入など、短い期間でやるべきことが多いため、スケジュール管理をしっかり行う必要があります。

スピーディーに動かなければいけないので、スケジュール管理はとくに重要です。

公認会計士試験の合格発表後の流れー内定から入社まで

12月初旬に内定が出た後、早ければ12月中旬に入社式が行われます。

また、入社前に補習所が始まる場合もあることも留意しておきましょう。

 

ここでは、内定から入社までのスケジュールを解説します。

監査法人への入社前について

監査法人への入社日は、法人によって異なります。4大監査法人の場合、学生と既卒生とで、2回入社日を設定していることが多いです。

準大手や中小監査法人では、個別に入社日を設けてもらえることもあります。

監査法人への入社のためにやるべきことは、一般的な企業とほとんど同じです。

 

様々な書類に記入したり、年金手帳やマイナンバーカードまたはマイナンバーの通知書などを提出する必要があります。

監査法人の場合、公認会計士の準会員としての登録のための書類も必要となります。

 

必要な書類はとても多いため、計画的に準備するようにしましょう。

実務補習所について

公認会計士の論文式試験に合格しただけで、公認会計士になれるわけではありません。

公認会計士として認められる要件の1つに、実務補習所に通って必要な単位を取得することがあります。

 

実務補習所の入所日は12月下旬であり、実務補習所の講義はEラーニングやライブで行われます。

ライブ講義は土曜日や平日の夜に行われ、監査法人への入社前に実務補習所の講義を受け始める場合もあります。

求人情報はこちら

 

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まとめ

この記事では、公認会計士試験の合格発表前後のスケジュールについて解説しました。

合格発表から内定までの期間はとても短いため、合格発表前に説明会に参加したり、エントリーシートの内容を考えるなどの準備をしておきましょう。

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