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40代未経験で経理に転職する成功ポイント!仕事内容や有利な資格は?

更新日:2024.06.06

経理の転職お役立ち情報

40代未経験で経理に転職する成功ポイント!仕事内容や有利な資格は?

専門職というイメージが強い経理事務。

未経験かつ40代になってからの転職は難しそうと不安を抱く方も多いようです。

会社のお金の出入りを計算し経営を支える経理は、会社にとって重要なポジション。

そのため経理としての経験やスキルを積めば、どの会社でも共通して活躍できる職種でもあります。

40代未経験からでも目指せる!経理の仕事内容とは

40代で未経験で経理を目指すのは、多少ハードルはありますが、不可能ではありません。

資格を取得する、今まで働いてきたうえで身につけた経理に活かせるスキルをアピールするなど、応募の前に準備できることはいくつかあります。

まずは、経理の仕事内容を見ていきましょう

 

経理の仕事内容についてもっと詳しく知りたいという方は、こちらもお読みください。

経理の仕事内容を徹底解説!

現金出納や経費精算などの日常業務

経理が日常的に行うべき業務を「日常業務」と呼びます。

主な日常業務を解説します。

 

  • 仕訳伝票の作成……経理の仕事の基本のひとつです。金銭のやり取りが生じた場合取引の内容を記入します。
  • 請求書の発行/申請……サービスや製品を納品後に作成するものです。社外に送付することが多くなります。
  • 現金・頭貯金の出納、記録……給与の支払い、備品の購入など、日々の生じるお金の動きを記録します。締め日に向けて、性格に記入しなければなりません。
  • 経費の精算……交通費、接待費など、社員が立替えた仕事に必要な費用などを、領収書などと照らし合わせ確認する作業です。書類の不備などないように対応する必要があります。

 

次に説明する、月次業務につながる、毎日の業務です。

ルーティンも多いので慣れればそこまで難しくないとされますが、常に正確さが求められます。

給与計算や請求書発行などの月次業務

月次業務とは、その名の通り月ごとに発生する業務です。

 

  • 給与計算……事業会社の場合、多くは月給制です。社員の給与の計算をし、正しく支払う手配をするのは重要な業務です。人事や総務部が行う場合は担当しません。
  • 税・社会保険料の算出……給与計算に付随する業務となります。年金や健康保険料など、毎月天引きされるもの、源泉所得税といった納めるべき税金など、正確に計算しなければ、会社全体に大きく影響を与えかねないので注意が必要です。
  • 領収書/請求書の回収や発行……日常業務で行っていたものを月で取りまとめます。
  • 売掛金・買掛金の計算……計上のタイミングに注意しながら、支払いや入金を確認します。

 

会社の規模や、業種によって違いはありますが、ここでは一例を解説しています。

この月次業務が、次に説明する年次業務へとつながります。

年末調整などの年次業務

年次業務は、日常業務、月次業務の総決算ともいえる決算書の作成があります。

また、税金の計算も必要です。

 

  • 決算書の作成/提出……損益計算書、貸借対照表などを決算日に向けて作成します。とりわけ上場企業の場合、株主への重要な指標になる書類ですので、注意深く正確な業務が求められます。
  • 税金に関する申告と納税……所得税、法人税、消費税など、会社の運営はさまざまな税が関わりますので、経理の大切な業務のひとつです。
  • 年末調整……12月に行う業務です。対象となる社員が記入した扶養控除等申告書や保険料控除申告書などを回収、確認し、差額を調整します。

 

年度ごとの決算書は、会社の歴史となる指標です。

作成する経理の責任は大きいと言えるでしょう。

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40代転職で経理が人気なのはなぜ?

40代の転職において、経理の求人はとても人気です。

それゆえに未経験だと難しいというイメージがあるのでしょう。

 

事業会社で、経理部がないというところはほぼ存在しません。

会社を支える大切な部署です。

 

40代の転職において、経理の求人が人気な理由を2つ解説します。

安定していて転職しやすいから

日本国内の会社であれば、おおむね日本の税制と会社法に準じて経営を行っています。

本国の経理に準拠している外資系でない限り、会社のお金の管理=経理の業務に大きな違いはありません。

 

営業や総務といった業務は、会社によって大きく商材ややり方が異なることもあるでしょう。

経理はある種の専門職であり、知識を身につけ、経験を積んだ人ならば適用しやすい業務と言えます。

 

先ほども言ったように、経理のない会社というのはほとんどありません。

どこの会社でも人材が必要とされています。

 

逆に言えば、未経験の40代の人にとっては、なかなか競争の激しい業種でもあります。

ワークライフバランスを守りやすいから

経理は残業や転勤の少ない業種です。

日々の業務に慣れるまでは大変ですが、ルーティンが多いので、一度覚えれば比較的スムーズに進むことも、人気の理由でしょう。

 

ひと月の仕事の流れがわかりやすく、休みなどのスケジュール管理がしやすいことも挙げられます。

子どもがいたり、体調を崩しやすかったりということが多い40代にとっても、魅力的な仕事であると言えるでしょう。

未経験から経理で勤務するために有利な資格とは

「ブランクがある」「経験が少ない」と不安に思うかもしれません。

しかし、40代から、しかも未経験でも転職に成功し、経理職として活躍されている方も多くいるのも事実です。

 

未経験から経理事務を始める場合、転職活動において有利になる経験や資格があります。

代表的なものをご紹介しましょう。

簿記2級

経理に関係ある資格として、最も有名なのは「日商簿記検定」でしょう。

商工会議所が主催する検定で、経営管理の基本となる簿記についての資格です。

経理の仕事に欠かせない、簿記に関する知識を持っている証明となります。

 

日商簿記は4級から1級まであります。

転職において、格段に有利となるのは2級以上。

そもそも、経理の求人には、簿記2級以上が条件となるものも多いです。

 

年に数回実施されているので、挑戦もしやすいでしょう。

 

日商簿記の難易度についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

簿記2級の難易度は?級の違いや勉強方法などを徹底解説

また、日商簿記2級については、こちらの記事でも解説しています。

日商簿記2級は転職に有利?実務未経験でも大丈夫?取得難易度や活かせる仕事を解説

FASS

FASSとは、経理に触れたことのない方にはなじみのない単語かもしれません。

「Finance Accounting Skill Standard」の頭文字をとったもので、経産省が経理・財務人材の育成事業として行っている資格です。

”経理・財務の実務に特化したわが国唯一の検定試験”(公式サイトより)と銘打たれ、実務に関するレベルを測ることができます。

合格・不合格はなく、A~Eの5段階で評価される仕組みです。

履歴書に書けば、自分の実力を示す客観的な物差しとなります。

 

詳しくは公式ホームページをチェックしてください。

経済産業省 FASS公式ページ

給与計算実技能力検定

一般社団法人実務能力開発支援協会による資格です。

給与計算業務に関連する実務能力を判定する検定試験であり、1級から3級まであります。

 

給与計算は、企業・組織に不可欠な業務です。

知識及び実務能力を客観的に判断できる基準となるでしょう。

 

3級ならばWEB講座を受けたのち、オンラインですぐに受験可能です。

 

試験詳細は公式のページで見ることができます。

一般社団法人実務能力開発支援協会

 

求人情報はこちら

経理・財務・未経験可の求人・転職情報一覧

簿記1級・2級の求人・転職情報一覧

経理未経験でも、他の経験をアピール

40代未経験で経理に転職したい場合、競争相手となる他の求職者は経験者がほとんどでしょう。

他に経験があることをアピールすることが大切になります。

 

もちろん、やる気を伝えるのが第一です。

履歴書や面接でアピールポイントとなるスキルについて解説します。

マネジメントスキル

40代で転職する場合、職場に自分より若い人がいることがほとんどです。

管理職での転職でなくとも、年長者として、まとめ役になることが期待されるかもしれません。

 

プロジェクトを率いた経験、マネジメント役としてサポートしたといった経験はアピールにつながります。

PCスキル

ワードやエクセル、パワーポイントなどのいわゆるOfficeソフトは、経理でも使用します。

とりわけエクセルはよく使いますので、スキルが高ければ有利になるでしょう。

 

また、会計ソフトを導入している企業も増えています。

志望する会社がどのソフトを使っているかはわからずとも、弥生会計などのソフトを使った経験があれば申告しておきましょう。

コミュニケーションスキル

転職すれば、その職場では「新人」です。

円滑に業務を進めるためにきちんと質問するスキル、同僚や上司と良好な関係を築くコミュニケーションスキルが必要になります。

 

また、40代は今までの知見を活かし、調整役を求められる場面も多いです。

例えば、サブリーダーとしてチームを成功に導いた、部署間の調整を行ったといった経験があれば、存分にアピールすべきでしょう。

その他アピールできるスキル

その他にも、経験としてアピールできるのは、営業事務やアシスタント経験でしょう。

これらの職種でも、経費精算や請求書の作成・発行の業務を担当することは多いです。

 

経理に近い業務として捉えられるので、転職時はぜひアピールを心がけましょう。

まとめ

40代から未経験で経理に挑戦するのは、少し大変なことかもしれません。

しかし、ある意味専門職でもあり、長期的なキャリアを築きたい方、スキルを身に付け活躍していきたいならば、経理職への転職はひとつの選択肢です。

今までの経験をアピールすることで、未経験でも採用される可能性はあります。

しっかりとした準備と、やる気を見せることが大切です。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
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