転職お役立ち情報
第二新卒の方は、未経験の経理への転職に不安が多いでしょう。
新卒とは違う見られ方をすると思っている方や、第二新卒であることが転職活動において不利になると思っている方もいます。
今回は、経理未経験の第二新卒が転職前に知っておくべきことや注意点についてご紹介します。
これから経理に転職したい第二新卒の方は、ぜひ参考にしてください。
一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
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第二新卒が未経験で経理に転職する前に知っておくべきこと
第二新卒の方は、転職活動をする前に知っておくべきことがいくつもあります。
転職活動をする前に知っておくだけで、転職活動がしやすくなり期間も短く終われるでしょう。
知っておくべきことは、5つあります。
- 第二新卒はどのように扱われるか
- 第二新卒を募集している理由
- 持っておくと有利な資格
- 履歴書の書き方
- ベンチャー企業が採用されやすい
1つ1つ解説していきます。
第二新卒はどのように扱われるか
世間一般的に『第二新卒』とは、新卒で1度就職しており、3年未満で再就職を希望している人のことをいいます。
そして近年では、第二新卒を採用したいという企業が増えてきています。
しかし、新卒や転職希望者よりも警戒されやすい点は変わっていません。
すぐに辞めてしまうのではないかと思われたり、コミュニケーション能力が低いと不採用になりやすかったりします。
企業側が第二新卒に求めていることは、『素直さ』・『働く意思の高さ』・『柔軟性』の3点を評価しています。
そのため企業の求めているものに、自分がどのくらい応えられるのかを考えて話せるようにしておく必要があるでしょう。
第二新卒を募集している理由
企業が経理に第二新卒を募集している理由は、2つです。
エントリーレベルの業務をしっかりこなせる人を確保したいことと、キャリアアップを明確に示しやすい点です。
経理は企業のお金を管理する重要な部署であるため、専門性の高い職種です。
しかし経験がなければ、務まらない仕事ではありません。
業務内容の難易度は幅広く、日々行わなければならない業務は単純作業のものがほとんどです。
そのため業務が多くて猫の手も借りたい経理にとっては、単純作業を任せたいのです。
そして経理は経験やスキルによって、業務内容の難易度が上がっていくためキャリアアップの道筋が示しやすくなっています。
経理なら未経験者でも経験やスキルを積むことで、財務やCFOのポジションも狙うことが可能です。
持っておくと有利な資格
経理へ転職したいなら、簿記3級の取得はおすすめです。
簿記3級を取得してから、転職活動をした方が選考に進みやすいので先に取得しておくことが良いでしょう。
多くの経理が、未経験者への教育方針にOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の方法を採用しています。
入社すると実務から始めることになるので、予備知識として簿記3級は取得しておくべきしょう。
履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書や職務経歴書の書き方1つで、書類選考の合格率は高くすることができます。
企業が経理未経験者や第二新卒に求めているものは、スキルではなく仕事に対するやる気や高いモチベーションです。
そのため多くの実績だけを淡々と記載するのではなく、やる気や熱意を伝えようと書かれたものの方が書類選考の合格率が上がるでしょう。
ベンチャー企業が採用されやすい
大企業で働きたい方や業種を絞っている方でなければ、ベンチャー企業の経理職を狙うのも良いでしょう。
やはり大手企業よりも、中小とベンチャー企業の方が合格率は高くなります。
大手企業は人員の確保ができていますが、中小やベンチャー企業は慢性的な人員不足の状態があり、チャンスが多くあるといえます。
中小やベンチャー企業の方が採用されやすいでしょう。
第二新卒が経理に転職するための注意点
第二新卒で経理に転職するならば、知っておかなければ転職活動が長引いてしまう注意点を3つご紹介します。
この3つを知っているだけでも、転職活動が進みやすくなるでしょう。
- 転職エージェントを使う
- 焦って早期退職しない
- パソコンスキルや専門用語の事前学習
1つ1つ解説していきます。
転職エージェントを使う
転職活動をするなら、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントを利用すれば、1人1人に専任の担当者がつきます。
転職サイトから気になる企業を見つけて応募する方法でも良いのですが、頼れる人がいると心強いでしょう。
さらに、転職エージェントを利用すれば多くの特典がついてきます。
代表的なものは、面接練習・非公開求人の紹介・履歴書の添削・スケジュール調整などです。
ほとんど転職活動をしたことのない第二新卒の方にとっては、大きな助けになる特典ばかりです。
転職サイトからの応募よりも、転職エージェントからの紹介の方が企業から信頼というアドバンテージを持った状態で、選考に望めます。
焦って早期退職しない
第二新卒の場合、企業からは前向きな転職ではないとマイナスなイメージを持たれる可能性が高いです。
そのため、現在所属している企業を1年未満で退職するのは避けた方が良いです。
転職先の企業から持たれる印象を考えると、退職時期を考えて転職活動をすべきだといえます。
1年未満で退職した経験があると、忍耐力があまりない人材だと思われかねません。
パソコンスキルや専門用語の事前学習
経理はパソコンでの作業が多い上に、知っていなければならない専門用語が多数あります。
そのためパソコンスキルも専門用語も知らない状態で、仕事を始めるのは大変な面が多いです。
パソコンスキルを磨きたいのであれば、MOS資格の取得を目指しましょう。
WordとExcelは初心者レベルであれば十分に業務が行えるので、スペシャリストレベルの取得を目指してください。
専門用語に関しては、決算や会計などの用語を40語ほど覚えましょう。
決算書や売掛金など聞きなじみのある用語もあるので、覚えるのにそこまで時間はかからないはずです。
第二新卒の未経験者が経理に転職した成功例
第二新卒で経理への転職に成功した例をご紹介します。
成功例は、金融業の営業からサービス業の経理に転職した男性の方です。
転職に成功したポイントは、収入が一時的に減ってしまうがしっかりとしたスキルが身につく企業を選んでいることと、やる気や素直さなどを面接時にアピールしたことの2つです。
業種や業界を問わずに、とにかくスキルとキャリアが積めるところを選んだことで転職先が決まりました。
転職先がグループの傘下である子会社のため、全ての経理業務に触れられる点が転職先を決めた理由になっています。
面接官の方は、「久しぶりに初々しい若者に出会ったことで気が引き締まった」というコメントをするほど男性の方に期待をされているようです。
まとめ
今回は、経理未経験の第二新卒が転職前に知っておくべきことや注意点についてご紹介致しました。
第二新卒の場合実績も経験もあまりなく、転職活動をはじめるかさえも悩んでしまう方もいるでしょう。
しかし企業が第二新卒に何を求めているのかを知れば、不安は少し和らぐはずです。
どんなベテランも初心者の時代があり、失敗を繰り返してベテランになっています。
だからこそあまり不安に思いすぎずに、転職活動を始めてください。
周りの力を借りながら少しずつ成長していきましょう。
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