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経営企画で英語が必要なのはどんな時でしょうか。
経営企画で英語力が求められる理由についても解説します。
昨今のグローバル経済に伴い経営企画でも英語が求められるケースが増えていますが、どのような状況で必要となるのか、説明していきます。
そもそも経営企画とはどんな仕事?
経営企画とは、経営に関する全般的な戦略の策定を行う仕事です。
会社における中心であり、会社の運命を担っています。
事業企画との違いを適切に把握していくことが大切です。
経営企画における仕事内容について、3つに分けてご紹介していきます。
- 経営計画と戦略の策定
- 経営企画では多様な知識が必要
- 事業企画とは範囲が異なる
1つ1つ解説していきます。
経営計画と戦略の策定
経営企画では、経営をどのように進めていくのかを策定します。
会社がなぜ存在しているのか、どのような戦略で経営していくのか、考えなければなりません。
会社が存続していくためには、経営環境に適合した意思決定が必要になります。
経営計画を策定すると、中長期的な計画として方向性が定まるので、経営に有益なのです。
経営企画では多様な知識が必要
経営企画を抽象的に計画することで、計画が現実と乖離しては意味がありません。
具体性をもって中長期的計画を立てるためには、多様な知識が必要になります。
英語だけではなく、経営企画に利用する知識を獲得しなければなりません。
財務的視点をもって計画を立てていくことが大切です。
事業企画とは範囲が異なる
経営企画とよく混同されるのが、事業企画です。
会社全体が対象の経営企画とは異なり、事業が対象になります。
経営企画に沿った事業企画の策定で、より具体性をもった行動が可能です。
範囲を適切に押さえて、それぞれに沿った戦略の策定が必要になります。
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経営企画に英語力が求められる理由
グローバル経済である現状において、英語力が求められることも多いです。
海外への事業拡大や、現地におけるリサーチなども必要になるので、英語力がないと業務遂行に支障をきたしてしまうこともあるのです。
経営企画に英語力が求められる理由について、3つご紹介していきます。
- 海外への展開を視野に入れている
- グローバルな視野で競合をリサーチ
- 利害関係者とのスムーズな取引
それぞれ解説していきます。
海外への展開を視野に入れている
経営企画自体は、英語が必須ではありません。
一方で、海外への展開を視野に入れている場合には、英語を理解できるスキルが必要になります。
また、海外に展開していく場合には、現地におけるコミュニケーションが大切となりますし、現地の文化に適合した商品やサービスの提供が鍵を握りますので、より英語のスキルが重要となるのです。
グローバルな視野で競合をリサーチ
グローバル経済における競合は、国内の会社に留まりません。
視野を世界に広げて、競合をリサーチしていくことになりますが、英語がわからなければリサーチの際に必要な情報を得ることができません。
会社を継続するためには、多角的視点で分析していくことが大切になってくるのです。
利害関係者とのスムーズな取引
株主・債権者・投資家など、会社にはさまざまな利害関係者がいます。
海外と関わりを持ち、会社を経営していく場合には、利害関係者とのコミュニケーションが大切です。
スムーズな取引を実現するためには、英語力を磨いていく必要があります。
経営企画で英語が必要なケース
経営企画で英語が必要になるのは、基本的に海外へ事業進出をしているケースがほとんどでしょう。
海外の人とコミュニケーションを取る場合、グローバルスタンダードである英語が必要とされる場面が数多くあります。
経営企画で英語が必要なケースについて、3つご紹介していきます。
- 海外に子会社がある場合
- 海外に支店がある場合
- 海外と取引がある場合
1つ1つ解説していきます。
海外に支店がある場合
海外に支店がある場合、経営企画で現地における市場のリサーチを行い、戦略を策定することになります。
外国籍の従業員を多く雇用している場合、言語の壁があると戦略をうまく伝達することができません。
海外の支店に在籍している従業員においても、英語を駆使して正確な戦略を把握してもらう必要があります。
その上で、業績などのフィードバックを現地より直接受け取ることで、実践的な戦略の策定に役立てることが可能です。
海外に子会社がある場合
子会社は別法人ではありますが、グループで連携を図っていくことが大切です。
支配している以上、経営権を握っていますが、海外に子会社がある場合英語ができなくては連携が図れません。
子会社の上層部などと英語でコミュニケーションを取り、随時現状を把握する必要があるからです。
経営企画では、財務的視点も駆使して戦略を練っているので、英語での適格な方針の共有が大切になってきます。
海外と取引がある場合
海外に支店や子会社がない場合、英語はいらないのではないかと考える人もいます。
ですが、海外と取引があれば、英語は基本的に必要です。
現地調査を行い、仕入先などを決定することもあり、英語ができることで取引を円滑に行うことができるので、有用性が高いと言えます。
自社が海外の会社の支店や子会社の場合も考えられ、取引状況の報告のために英語が必要な場合もあるので、注意しなければなりません。
経営企画で必要な英語力以外のスキル
経営企画で英語力があることは、グローバルに活躍できるので有益です。
一方で、経営企画は英語ができるだけでは勤まりません。
経営企画自体のスキル向上に勤めていく必要があります。
経営企画で必要な英語力以外のスキルを、3つご紹介していきます。
- マーケティング能力
- 財務・会計の知識を活かす
- 論理的な思考力
それぞれ解説していきます。
マーケティング能力
経営企画では、さまざまなリサーチが必要です。
計画を立てていくためには、経営環境を把握しなければなりません。
経営環境に適した戦略を練り、遂行していくことが大切です。
マーケティング能力があると、現状を把握して、最適な経営計画が立てられます。
現状を把握できなければ、主観的な経営計画になりがちなのです。
財務・会計の知識を活かす
経営企画では、数字を利用して計画する必要があります。
定性的な情報は具体性に欠けるため、指針として機能しないからです。
経営理念・経営戦略などは、実際に経営の方向性を示していなければなりません。
実践的な経営企画にしていくためには、財務・会計の知識を活かして、より具体的かつ実現可能な範囲で設定することが望ましいです。
論理的な思考力
経営企画は、会社の指針となるものばかりです。
闇雲に設定することなく、論理的な思考が必要になります。
ロジカルに経営成績や財政状態を分析して、戦略を練りましょう。
現状について悩むのではなく、問題を発見・解決できるように考えられる能力を兼ね備えていることが大切です。
まとめ
今回は、経営企画で英語が必要なケースと英語力が求められる理由について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
経営企画として海外との関わりがある場合には、英語でコミュニケーションをとらなくてはなりません。
現地の文化や状況、競合などを把握してリサーチしていく場合にも、英語は必須です。
英語を身に着けていけば、グローバル経済に適応した経営戦略を練っていくことができます。
英語はコミュニケーションツールであり、それだけではコミュニケーションがとれるだけに過ぎません。
経営企画自体に必要な能力も、英語に合わせて身に着けていかなければなりません。
経営企画は、会社の方向性を決める重要な部分であり、慎重な検討が必要なのです。
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