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総務は会社における縁の下の力持ちです。
求められている役割を認知して、有効な資格取得に努めていかなければなりません。
今回は総務で求められるのはどのような資格か、業務で活用できる資格についてご紹介します。
総務の業務でなぜ資格が必要なのか
総務には、多種多様な業務があります。
実務経験を積んでいけば、資格は関係ないと思いがちです。
一方で、資格の勉強をしていくと業務の幅が広がり、効率的に進めていくことができるようになります。
総務の業務でなぜ資格が必要なのか、3つに分けてご紹介していきます。
- 資格は必須ではない。しかし持っていると有益
- 業務の幅が広がる
- 学ぶ習慣が身につく
1つ1つ解説していきます。
資格は必須ではない。しかし持っていると有益
総務は資格必須の職種ではありませんが、一方で会社全体を柔軟に支える大切な役割を担っています。
株主総会や取締役会に携わることもあり、専門的知識が必要な場面も多いです。
業務に必要な資格を身に付けていくと、効率的に業務をこなしていくことができるようになります。
業務の幅が広がる
総務の業務の幅は統一されているものではなく、会社により区々です。
会社のニーズに柔軟に対応していくためには、さまざまな知識を獲得していなければなりません。
資格を通じて知識を事前に身に付けておけば、会社のニーズに応じて弾力性を持って業務をしていくことができます。
学ぶ習慣が身につく
資格は、日々コツコツと勉強を継続しなければ合格することはできません。
実務でも同様に、業務の遂行に必要な知識を日常業務から学んでいく必要があります。
資格の取得を通じて学ぶ習慣が身につくと、業務に関するその他のさまざまな知識についても学んでいくことができるようになるのです。
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総務で求められる資格とは
総務で求められる資格は、実際に業務で活かしていける資格です。
業務内容を明確に把握して、必要な資格を取得するように心掛けましょう。
知識を身に付けて、環境を整備して、日常業務を円滑にしていくことがポイントです。
総務で求められる資格について、3つに分けてご紹介していきます。
- ビジネスに関する知識が身につく
- 日常業務を円滑に進められる
- 働きやすい環境をつくる
それぞれ解説していきます。
ビジネスに関する知識が身につく
総務は業務の幅が広いので、絶対に身に付けるべき資格は少ないですが、ビジネス全般に利用できる普遍的な知識を獲得する必要はあります。
総務における業務は、状況を把握して最適な意思決定をしていかなければなりません。
会社を支える役割がある総務では、広い視野を持っていくことが大切です。
ビジネスに関する知識が身につく資格の勉強を通じて、総務として柔軟性を身に付けることができます。
日常業務を円滑に進められる
総務では膨大かつ多様な業務があるので迅速性が要求されますので、スピード感を持って計画的に業務をこなしていかなければなりません。
基礎的なパソコン操作は勿論、スケジュール管理などが大切になります。
ビジネススキルを資格を通じて獲得していくことで、日常業務を円滑に進めていく必要があるのです。
働きやすい環境をつくる
各部署における従業員の努力は、労働環境が整備されている上で成り立ちます。
総務における活動で、働きやすい環境の整備に努めていかなければなりません。
環境が整備されていることで、従業員は最大のパフォーマンスを発揮できるようになっていくのです。
総務として働くにあたって、ビジネスに関する知識が身につく資格
総務として働くには、ビジネスに関する幅広い知識を身に付けていく必要があります。
ビジネスマナーは社会人の基本として学んでおくことが大切です。
他にも、経営や金融、社会保険などに関する知識を獲得しておくと有用と言えます。
総務として役に立つ、ビジネスに関する知識が身につく資格を、4つご紹介していきます。
- 中小企業診断士
- 社会保険労務士
- FP技能検定試験
- ビジネスキャリア検定
1つ1つ解説していきます。
中小企業診断士
中小企業診断士になると、企業における経営状態を診断していけるようになります。
経営分析を行い経営課題を明確にすることで、適切な助言、対策を講じることが可能です。
利害関係者と専門知識を利用して、コミュニケーションを図れることは、総務における強みとして機能します。
社会保険労務士
社会保険労務士は、労働や社会保険に関するプロです。
労働や社会保険に関する法律に基づく書類や帳簿の作成は、社会保険労務士の独占業務として、専門知識を必要としています。
事前に社会保険労務士の学習を通じて専門知識を獲得しておけば、社会保険労務士に依頼せず、自社で行うことも可能です。
FP技能検定試験
FPはお金に関するプロです。
お金に関する普遍的知識を学ぶことができます。
社会保険・税金・投資など、ビジネスに関する知識を幅広く学べるのが強みです。
総務として、働く際に必要なビジネスに関する基礎知識が身に付きます。
ビジネスキャリア検定
ビジネスキャリア検定は、ビジネスに関する知識が問われる8つの試験に分けられています。
人事・労務、経理、生産管理、マーケティングなど、種類はさまざまです。
どれか1つを選択して受験することもできるので、必要な知識を身に付けられるのが特徴と言えます。
自社の業務で必要な分野について詳しくなれるのが特徴です。
総務の日常業務を円滑に進められる資格
総務の日常業務も昨今ではパソコンを利用することがほとんどですので、ITに関する基礎知識を身に付けておくと業務が円滑になります。
また、総務は各部署における従業員の潜在的なニーズに応えることも、会社全体の円滑な業務に大切です。
総務で日常業務を円滑に進められるようになる資格について、3つご紹介していきます。
・MOS
・秘書検定
・ITパスポート
それぞれ解説していきます。
MOS
MOSは、パソコン操作に関する基礎知識を身に付けるのに最適です。
総務でもパソコンで業務を行っていくことが多いので、操作を円滑に行えると業務をこなすスピードが向上します。
書面や図の作成など、基礎的な操作を問題なく行えるようにしておくのが賢明です。
秘書検定
秘書検定は、ビジネスマナーやビジネススキルが身につく資格として有用と言えます。
総務は利害関係者とコミュニケーションをとることもあるので、秘書検定で学べる知識は実務に有効です。
秘書という立場における客観的な視点は、自分の業務を俯瞰して分析することにも役立ちます。
ITパスポート
IT技術が進化し続ける昨今において、ITの基礎知識は誰しも必要です。
これは総務においても例外ではありません。
IT技術や管理に関する知識が身についていると、会社における問題解決の一助となります。
総務として働きやすい環境をつくるための資格
総務は、労務などと共に従業員が働きやすい環境を整備します。
環境の整備は、従業員の利用している設備などの管理だけではありません。
従業員自体のストレスなど、メンタル面に気を遣っていく必要があります。
総務として働きやすい環境をつくるための資格について、3つご紹介していきます。
- 衛生管理者
- メンタルヘルス・マネジメント検定
- ストレスチェックコンサルタント
1つ1つ解説していきます。
衛生管理者
衛生管理者は、法律に基づき衛生管理を行う専門家です。
業務を行うには、衛生環境が整っていなければいけません。
安全性が確保されていなければ、安心して働くことができないからです。
衛生管理は総務によって行われ、衛生管理者を実際に求めている会社もあります。
メンタルヘルス・マネジメント検定
施設における消耗品や備品などの管理も総務が行います。
一方で、管理が必要なのは物だけではなく、従業員の心も管理しなければなりません。
闇雲に話を聞くだけではなく、組織で計画的に取り組んでいくことが大切です。
メンタルヘルス・マネジメント検定では、マネジメントをする方法が学べるので有用と言えます。
ストレスチェックコンサルタント
安全衛生法改正に基づき、常時50人いる職場において、ストレスチェックを行うことが義務付けられています。
ストレスチェックを実施するのは医師などですが、サポートが行えるようになります。
ストレスに対する知識を獲得しておくことは、総務として重要です。
まとめ
今回は、総務で求められるのはどのような資格か、業務で活用できる資格についてご紹介してきました。
総務の業務は多岐にわたり、さまざまな知識が必要とされます。
資格取得を通じて、学ぶ習慣を身に付けておくことで、多くの専門的知識を獲得することが可能です。
実際に資格を活かして、会社における問題に柔軟な対応ができる総務を目指していく必要があります。
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