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国内の法律事務所において名の通っているのが四大法律事務所です。
四大法律事務所は法律の視点から世界的に活躍している事務所と言えます。
今回は四大法律事務所の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
四大(五大)法律事務所とは
四大法律事務所は、国内の法律事務所に勤務する場合には特に視野に入れておくべき存在と言えます。
四大(五大)法律事務所を、順に紹介します。
- 西村あさひ法律事務所
- アンダーソン・毛利・友常法律事務所
- 森・濱田松本法律事務所
- 長島・大野・常松法律事務所
- TMI総合法律事務所(通称TMI)
西村あさひ法律事務所
世界各地に拠点を置き、800名を超えるプロフェッショナルが在籍しています。
日本最大規模の法律事務所であり、弁護士の在籍数は日本一です。
多様な案件を取り扱い、専門としている分野も多岐にわたります。
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
世界各地に12箇所の事務所があり、弁護士等の数は600名を超えています。
グローバルに展開しており、国際的な案件も取り扱うことから、有名な渉外事務所です。
M&A、税務、ファイナンスなど、会社で必要なほぼすべての法務を任せることができます。
森・濱田松本法律事務所
700名を超える弁護士が所属しており、国内だけではなく、北京・シンガポール・バンコク・ベトナムなどにも拠点があります。
若手の人材育成に力を入れており、勉強会やセミナーなどを行い、ノウハウを学べる環境が整備されているのが特徴です。
長島・大野・常松法律事務所
海外に7つの拠点を置き、弁護士数は500名を超えています。
個々の質は勿論、協力体制により質の高いサービスの提供が当事務所の理念です。
基本的人権を尊重するために、公益活動にも力を入れており、プロボノ活動を行う弁護士を積極的に支援しています。
TMI総合法律事務所(通称TMI)
日本に6箇所、アジア太平洋地域に8箇所のオフィスがあり、他にも世界的に拠点を有しています。
弁護士数は500名超であり、四大法律事務所に当事務所を入れて、五大法律事務所と呼ばれてきました。
多様な価値観を尊重して、顧客のニーズに適合したソリューションの提案ができることを心掛けている事務所です。
四大法律事務所の特徴
四大法律事務所には、共通点があります。
なぜ大手と言われるのかについて、認識することが大切です。
四大法律事務所の特徴は、大きく分けて3つです。
- 所属弁護士数が多い
- 世界に拠点を有している
- 取引規模が大きい案件が多い
それぞれ解説します。
所属弁護士数が多い
所属弁護士数は、500〜800名を超える事務所も存在しています。
弁護士数で言えば、他の事務所を圧倒しているのが特徴です。
弁護士数が多いことで、各人が専門分野を磨いていけます。
問題解決の為には、多様なニーズに対応できなければなりません。
各弁護士が、それぞれの専門分野に関する知識を活かして、高度で質の高いサービスを提供できます。
世界に拠点を有している
大手の弁護士事務所は、世界各地に拠点を置いています。
グローバル社会では、国内の問題だけではなくグローバルな問題に法的観点からソリューションを導かなければなりません。
近視眼的にならないように、視野を広げて海外の弁護士や関係者とのコミュニケーションが鍵を握っているのです。
取引規模が大きい案件が多い
大手の法律事務所では、数多くの案件を取り扱ってきていているのでノウハウが蓄積されています。
蓄積されたノウハウを活かして、今までにない難題にも果敢に挑戦していかなければなりません。
難題の解決には、多くの人材やコストがかかるため、取引規模が大きくなります。
四大法律事務所では、取引規模の大きい案件を取り扱うことも多いのが特徴です。
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四大法律事務所のメリット
四大法律事務所に勤務すると、大手ならではのメリットがあります。
経済的な面だけではなく、多様な経験を積めるのが大切です。
メリットをしっかり把握していくことで、計画的な行動をしていく必要があります。
四大法律事務所のメリットについて、3つ紹介します。
- 年収が高い
- 多様な実務経験が積める
- 転職にも有利
1つ1つ解説していきましょう。
年収が高い
四大法律事務所の年収は、初任給から1,000万円を超えることが多いです。
一般的な法律事務所と比較しても、高い給料が支払われると言えます。
福利厚生も充実していることから、安心して勤務することが可能です。
生活が安定すれば、業務に集中できるので、待遇が良いのは大きな強みになります。
多様な実務経験が積める
大手の法律事務所に勤務することは、待遇が良いだけではありません。
多くの案件を取り扱っているため、実務における多様な経験をすることができます。
自己実現の為にもキャリアビジョンを明確にして、キャリアを積んでいくことが大切です。
四大法律事務所では、専門分野を磨くこともできて、問題なくキャリアを積んでいけます。
転職にも有利
四大法律事務所は、社会的に名の通った法律事務所です。
大手に勤務していた経験があれば、多様な実務経験を積んでいるという保証になるため、安心して業務を任せられます。
転職する際には、四大法律事務所出身というだけでも有利になることが多いです。
四大法律事務所のデメリット
四大法律事務所に勤務するとメリットは多いですが、少なからずデメリットもあります。
事前にデメリットを把握することで、自分に合っているかを検討していかなければなりません。
四大法律事務所のデメリットを3つ解説します。
- 激務になりやすい
- 歩合制により給与が変動
- 求められるスキルや能力が高い
激務になりやすい
取引規模が大きく取り扱う案件も多様なことから、ひとつひとつの案件に労力や時間をかけなければなりません。
従業員のレベルも高いので、協力関係を保つためには、自分も努力を継続する必要があります。
業務の質を高めていくとともに、多数の案件を取り扱うので、激務になりやすいのです。
歩合制により給与が変動
入社後数年は固定給のみなので、周りとの差はあまりありません。
一方で、数年勤続すると固定給に上乗せして、成果給が貰えるようになることが多いです。
給与は上がっていきますが、成果を上げられないと同僚より低い給与になることもあります。
モチベーションが下がってしまう可能性もあり、成果を上げなければならないというプレッシャーを感じるかもしれません。
求められるスキルや能力が高い
大手の法律事務所には、他の法律事務所では取り扱えない前例のない案件をこなさなければならないこともあります。
顧客の多様なニーズに応えるには、従業員のスキルや能力が肝心です。
法的な知識だけではなく、出身大学、司法試験の順位、語学力など多角的な経歴、スキルや能力が必要と言えます。
まとめ
今回は、四大法律事務所の特徴やメリット・デメリットについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
四大法律事務所は、グローバルに展開しており、取引規模が大きいです。
所属弁護士も多く、キャリアを積んでいく環境は整っていると言えます。
メリットやデメリットを勘案して、自分に合っていると感じる場合には、積極的にチャレンジしていきましょう。
Profile レックスアドバイザーズ
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