転職お役立ち情報
転職の面接は、職務経歴をどうアピールするかで大きく変わります。
経理では、特に実務経験や即戦力としてのスキルが重要視される傾向にあるので、好印象を持ってもらう内容や伝え方が大きなポイントになります。
ここでは、面接で職務経歴をうまくアピールするための3つのポイントについて詳しく解説します。
そもそも職務経歴書とは何か?
職務経歴書とは、その名の通り、これまで働いてきた会社の経歴の詳細を記載したものです。
転職時には必須の書類で、面接時にもこれまでの職務経歴を聞かれることは非常に多い傾向にあります。
しかし、「そもそも職務経歴書ってなんだろう」と、疑問を持っている人もいるかもしれません。
ここではまず、経理への転職を成功させるためにも、面接で聞かれる可能性の高い「職務経歴」というものがどんなものなのか、改めて確認してみましょう。
職務経歴書は履歴書の職歴とどう違うのか
職務経歴書と履歴書の職歴は、似ていますが、別のものです。
履歴書の職歴では、
- 入社日
- 会社名
- 所属部署
- 在籍年数
- 退社日
などを簡潔に記載します。
一方、職務経歴書では、
- 会社名
- 会社の規模
- 会社の事業内容
- 会社に在籍していた期間
など、一般的な情報の他に、
- 会社でどんな業務を行っていたのか
- どんな成果をあげてきたのか
などの詳細を記載するものです。
履歴書の職歴欄が「目次」のようなものとすれば、職務経歴は「あらすじ」と言ったものになります。
経理の面接で職務経歴書は必要か
実務経験や即戦力としてのスキルを高く評価することが多い経理の転職では、面接時に「どんなことをしてきた人なのか」「どんな成果を上げてきたのか」「どんなスキルをもっているのか」などを判断するための指標として、職務経歴書は重要視されます。
経理未経験の転職でも、職務経歴書を通じて「役立つスキル」や「これまでの成果」などを具体的にアピールすることができます。
中には「職務経歴を重視しない」という企業もあるようですが、一般的には職務経歴書の提出が不可欠となっており、面接につなげるための大切なツールとして活用されています。
職務経歴書の書き方のポイント
職務経歴書は通常自由書式です。
A4サイズの書面2~3枚程度に記載します。
職務経歴書は、基本的に新しいものから順に時系列で記載します。
書式自由のため、インターネットなどで検索するとさまざまなレイアウト見本が出てきます。まずは必要な項目をしっかりと記載するようにしましょう。
これまで勤めてきた会社に関する詳細について、入社日や退社日、働いていた部署、就いていた役職、成果を上げられたエピソードなどを数字などをとりまぜながら、簡潔かつ具体的に記載することが大切です。
職務経歴書の書き方のポイントとしては、以下のようなものがあります。
- いつ
- どこで
- 誰に対して
- 何を行って
- どんな成果をあげられたのか
職務経歴は、入社後の活躍や意欲などを裏付けるための資料として、とても重要なものです。
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経理の転職面接で職務経歴をアピールする3つのポイント
経理に関わらず、転職面接で、職務経歴についての質問をされることが多くあります。
実際に質問を受けたとき、どのように答えれば良いのでしょうか。
職務経歴は面接で自分をアピールするための重要な要素です。
ぜひここで、職務経歴をアピールするポイントを理解して、今後の面接の参考にしてください。
ポイント1:具体的な実務経験とそこから学んだことを伝える
経理の転職面接で職務経歴をアピールするポイントの1つ目は、「具体的な実務経験を伝えること」。
そして「そこから何を学んだのか」というエピソードを伝えることです。
面接担当者は、求職者が「これまでどんな分野で活躍してきたのか」「うちの会社ではどんな貢献をしてくれるのか」などを知りたいと思っています。
もし職務経歴の質問を受けた場合、まずは「前職でのマネジメント経験」や「プロジェクトリーダーとしての実績」「そこからどんなことを学んだのか」「どんな成果を上げたのか」,「この会社でどう貢献していきたいのか」などを具体的なエピソードを通して、「自分はこんなことができる」という強みをアピールしましょう。
ポイント2:入社してから活かせるノウハウやスキルをアピール
経理の転職面接で職務経歴をアピールするポイントの2つ目は、「入社してから活かせるノウハウやスキルをアピール」するということです。
経理の経験があるなら、ぜひこれまでの業務内容や持っているノウハウ、スキルなどをアピールしましょう。
経理が未経験なら、これまで働いていた会社で得た経験や実績を全て洗い出し、「経理に活かせる」ノウハウやスキルとしてアピールするのが良いでしょう。
ポイント3:1分を目安にわかりやすく簡潔に自分の言葉で伝える
経理の転職面接で職務経歴をアピールする3つ目のポイントは、「職務経歴は簡潔に自分の言葉で伝える」ということです。
1分を目安に長くとも2分以内で、具体的かつ簡潔にこれまでの職務経歴を自分の言葉で伝えることが重要です。
面接では、緊張してうまく話せないという人もいるかもしれませんが、転職を成功させる大きなポイントとして意識しておきましょう。
話し方のポイントとしては、「結論から話す」ということです。
先に何を伝えたいのかを言ってしまえば、あとはそれを裏付けるための根拠を内容を整理して伝えるだけです。
1分は短いようですが、自分が話をしていると意外に長く感じるものです。
書き上げた職務経歴書をもとに、何度も練習を重ねておくことをお勧めします。
経理の転職面接で職務経歴以外によく聞かれる5つの質問
経理の転職面接では、職務経歴以外にもよく聞かれる質問の傾向があります。
なぜその質問をするのか、その理由が理解できていれば落ち着いた受け答えもできるようになります。
質問内容と質問の理由について詳しくみてみることにしましょう。
1. なぜ経理を選んだのか
経理をしたことがない未経験者の人に対して多く聞かれる質問です。
これは「経理を募集して未経験者を採用したものの、すぐにやめた人がいる」ことがある会社に多い質問です。
経験がなくともこれからどんどん経理の仕事で活躍したい。そのために資格を取得した(目指している)など、経理の良さを踏まえた理由をアピールするのがポイントです。
2.. 応募先の会社を選んだ理由
企業は目の前の求職者が自社についてどれくらい知っているのか、どれくらいの熱意で自社への入社を希望しているのか、などが気になっています。
事前に面接をする会社についての研究をしておけば、さほど難しいことはありません。
会社の業務内容や社風、規模、社員数、待遇、企業理念などから、その業界や市場、競合他社などについてもできるだけ詳しくリサーチしておきましょう。
その上で、経理としてなぜ働きたいと思ったのか、魅力を感じた点を伝えましょう。
3. どれくらいの実務経験があるのか
経理への転職では実務経験が重要視されることが多いのは、先述の通りです。
即戦力を求める会社の面接では、よく聞かれる質問の一つでもあるでしょう。
経験者であれば、「経理としての実務経験期間」や「行ってきた業務内容」「あげてきた成果」などを具体的に伝えましょう。
未経験者であれば、前職で身につけたスキルや、経理に活かせる資格などをアピールするのが良いでしょう。
4. 取得している資格はあるか
経理の転職面接では、取得している資格はあるかどうかを質問されることがあります。
パソコン業務や簿記の能力が必須となる経理では、資格は即戦力として活躍できるかどうかの一つの指標でもあります。
絶対に取得していなければならないというわけではありませんが、未経験者ならぜひパソコンや簿記の資格を目指してみましょう。
それを面接の場で伝えることで、「経理として活躍するための努力を重ねている」というイメージにも繋がることでしょう。
おすすめの資格は、
- パソコン検定
- 日商簿記2級
- USCPA
などがあります。
5. 将来のキャリアプランについて
経理の転職面接では、将来のキャリアプランについて聞かれることがあります。
これは、将来また別の会社へ転職されてしまうのではないかという懸念と同時に、入社後にどのくらいのキャリアアップを目指しているのか、という本気度をみるための質問でもあります。
将来はその会社で役職についたり、より責任のある仕事を任されるようになりたいなど、会社とともに自分が成長していきたいという強い意志をアピールするのがポイントです。
まとめ
転職面接で職務経歴をアピールすることは、経理を目指す人にとってとても重要なものであることがわかりました。
しかし職務経歴書には「これが正解」というものがありません。
面接官にいかに好印象を与え、「会ってみたい」と思ってもらえるか。
面接で「この人と働いてみたい」と思ってもらえるかが一番の重要なポイントです。
職務経歴は、自分の言葉でできるだけ具体的に、的確に伝えなければなりません。
完成した職務経歴書をもとに、何を質問されてもしっかり受け答えができるよう練習を重ねることも大切です。
職務経歴書の書き方や面接の受け答えなどをしっかりプロにみてもらいたいという時は、ぜひ転職エージェントを利用してみることもおすすめします。
この記事を読んで、ぜひこれからの転職活動の参考にして下さい!
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