転職お役立ち情報
日本の大半は中小企業に分類されるため、経理職の求人が豊富です。
また、中小企業の経理求人ならではのメリットもあり、転職先として選ばれています。
そこで、転職を考えている時に役立つ、中小企業の経理求人のメリットをまとめました。
また、大手企業と中小企業の経理の違いについても解説します。
大手企業への転職も視野に入れており、中小企業の求人に応募するかどうか迷っているのであれば、ぜひ、確認してみて下さい。
中小企業の経理求人のメリット
就職や転職を成功させたい時は、大企業の求人をチェックする方が多いかもしれません。
しかし、中小企業の経理は、中小企業ならではのメリットがあります。
中小企業の経理求人のメリットを解説します。
中小企業の経理は出世がしやすい
大企業と比較すると、中小企業の経理の方が出世しやすい可能性が高いです。
中小企業の場合は、一緒に働く従業員の人数が少なく、ライバルも多くありません。
大企業では、たくさんの従業員が働いており、チームワークや部全体のバランスを大切にしています。
そのため、優れたスキルがあっても、周囲の反感や嫉妬を買ってしまうかもしれません。
特に、若い社員だと出世が難しく、年功序列で昇進するケースが目立ちます。
中小企業であれば、前任者が退職もしくは退職などを理由に、周囲の目を気にせず出世することが可能です。
経理として、できるだけ早く出世をしたいと考えているのなら、中小企業の求人をチェックしてみると良いでしょう。
中小企業は経理業務全般を経験できる
企業の大きさによって、担当できる業務内容が異なります。
中小企業の経理は、業務内容を分担せず、経理全般の仕事を任されることが多いです。
日本の多くの会社は中小企業に当たるため、経理全般の業務をこなせるスキルが求められるでしょう。
比較的簡単な経費精算や支払業務に加え、ある程度スキルが必要な決算業務など、経理の仕事は多岐に渡ります。
少ない人数で業務を行わなければいけないため、経理業務全般の経験を積むことができます。
経理業務全般の経験を積み、経理としての早く実績を作りたい場合は、中小企業の求人をチェックし、転職をするのがおすすめです。
中小企業の経理なら幅広いキャリアが積める
中小企業では、経理業務だけでなく、その他の業種に分類される役割を任されることがあります。
総務や人事に該当する業務を兼任したり、生産管理などの経理以外のスキルが学べる環境も多いです。
そのため、経理としてだけでなく、幅広いキャリアが積め、今後の業務に活かすことができるでしょう。
経理の枠を超え、会社全体の経営に関しての知識が得られ、キャリア形成に繋がります。
また、いろいろな業務に携われるため、やりがいを実感しやすいのも中小企業の経理のメリットです。
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中小企業の経理求人と大企業を比較
中小企業の経理求人に応募する際に、比較対象として、大企業の条件を確認する方は珍しくありません。
そこで、中小企業の経理求人と大企業を比較しました。
中小企業と大企業、どちらの求人に応募するか迷った時は、ぜひ、参考にして下さい。
求人の雇用条件に差がある
まず、大きな違いは雇用条件です。
雇用条件に関しては、大企業の方が優遇されることがあります。
特に、給与や福利厚生は、中小企業と比べると大企業の方が待遇が良いです。
しかし、中小企業は大企業よりも出世しやすい環境のため、能力を評価してもらえればキャリアアップにより雇用条件が優遇される可能性があります。
また、大企業と比較すると、中小企業はコミュニケーションを円滑に行える環境です。
人間関係が良好だと働きやすい環境が作れるため、長く働ける点も中小企業の特徴でしょう。
担当する経理業務の範囲が違う
大企業は、経理部だけでも多くの人材を確保しており、業務を細分化して担当するケースが多いです。
ところが、中小企業では、経理を含むバックオフィス業務をまとめて、仕事を担当している会社があります。
経理業務以外にも、人事や法務、総務などを生産管理部門にまとめている企業も少なくありません。
場合によっては、営業やマーケティングにも経理の人材が携わることもあります。
大企業よりも幅広い知識を身につけられ、日々の業務をこなす中でスキルアップができる環境です。
このように、大企業と中小企業では、担当する業務範囲に大きな差があります。
中小企業の経緯求人を探すときは、一人でどの程度の範囲の業務を行うのかも確認しておくようにしましょう。
社内外の人脈作りが異なる
大企業と比べると、中小企業は人間関係の構築がしやすいです。
社員数が少ないため、コミュニケーションがとりやすく、良好な関係を築けます。
部署を超えて、経理以外の部署の人とも関わりが持ちやすく、人脈を広げることが可能です。
また、社内に多くの社員がいる大企業は、会社内で必要な情報を集められます。
しかし、社員数の少ない中小企業では、社内だけで情報では不十分な場合もあります。
そのため、セミナーなどで社外の経理の人と繋がり、情報収集することも珍しくありません。
横の繋がりができる中小企業の経理職は、社内に限らず、社外でも人脈作りがしやすいでしょう。
大企業から中小企業の経理へ転職は求人内容の確認が必須
大企業と中小企業では、経理の人材が担当する業務の範囲が異なるため、スキルや実績に差が生まれてしまいます。
同じ勤続年数でも、細分化された業務内容を極める大企業と、マルチに様々な仕事を任される中小企業では、経理スキルに差があるのは仕方ないことです。
大企業と中小企業では、扱う業務範囲が異なるため、スキルもしくは経験不足と判断される可能性も少なくありません。
そのため、大企業から中小企業へ転職をする場合は、求人情報を細かく確認しておく必要があります。
反対に、中小企業から大企業に転職する場合は、大企業ならではの連結仕訳や連結決算書作成業務に対応できないのが問題です。
多岐にわたる業務に対応できるスキルはありますが、大企業で必須となる業務を覚えなければいけません。
大企業と中小企業に関わらず、会社の規模が異なる職場に転職を考えているのであれば、自分が対応できるスキルや経験があるかどうか、求人内容と照らし合わせて確認しておきましょう。
中小企業の経理求人の年収事情
年収の違いは、企業の規模に比例して変化する傾向があります。
一般的に1番年収が高いのは、大企業です。
大企業の経理の場合は、年収約600万円と言われています。
外資系企業の経理の場合も、大企業と同じ程度の年収が多いです。
中小企業の経理の場合は、一般的な年収は約400万円となっています。
求人情報を確認しても、年収約400万円程度の内容が多いようです。
また、フリーランスで働く場合の年収は約300万円と言うデータがあります。
企業の経済力が影響している部分もありますが、担当する業務内容により年収に差が出ている可能性が高いです。
大企業では、経理担当者が経営戦略や、決算報告会や株主総会など、経営に大きく関わる業務を担当します。
中小企業では発揮できない高い能力を求められるため、大企業の方が年収が高いのでしょう。
まとめ
大企業の経理に比べ、出世がしやすく、幅広い業務の経験が積める中小企業は、自分の価値を高めることができる環境です。
経理業務全般のスキルが身に付くため、今後、経理としてキャリアアップしたい場合は、中小企業の経理求人をチェックしておくと良いでしょう。
また、中小企業は、経理以外に仕事にも携われ、円滑なコミュニケーションが行えます。
やりがいを感じられ、人との関わりも大切にできるため、人生を豊かにできるかもしれません。
経理として新たな一歩を踏み出したい時は、中小企業の求人を確認してみて下さい。
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