転職お役立ち情報
監査法人への就職・転職を希望する場合、その業界についての理解が大切になります。
しかし監査法人の志望動機では何を書いたら良いかわからないという人も少なくないはずでしょう。
今回は監査法人への就職・転職の志望動機の書き方を解説します。
この記事を読んで、採用担当者から採用したいと思ってもらえる志望動機が作成できるようになりましょう。
監査法人への就職・転職でおすすめの志望動機
監査法人への就職・転職で、おすすめの志望動機について説明します。
監査法人への就職・転職の際には、なぜ監査法人で働くのかその理由を説明しなければなりません。
監査法人の社会的意義を踏まえた志望動機を書けるようにすることが、採用されやすい志望動機となります。
ここでは、監査法人への就職・転職でおすすめの志望動機について具体的に解説していきます。
資格を生かした専門性の高い仕事だから
監査法人で働いている人の多くは、公認会計士の資格を有していたりと、多くの専門人材が雇用されています。
監査法人での仕事は、様々な専門性が必要となっています。
そのため、資格という自身の専門性を生かして会社の業務に貢献したいというように、志望動機を作成すると、会社にとって必要な人材であるようにアピールできます。
上場企業の経営の役に立つことができるから
上場企業の経営に役立つことができるという志望動機は、監査法人において定番の志望動機です。
しかし、監査法人は上場企業の経営者と対等な立場で議論ができる数少ない会社の一つですから、監査法人に就職・転職したい志望動機としては十分です。
経営に役立つと言っても幅広いので、自分の具体的な専門性を生かして、上場企業の経営に役立ちたいと志望動機を構成すると良いでしょう。
女性が長く活躍できる仕事だから
監査法人では、現在、女性の公認会計士を数多く採用しています。
公認会計士協会でも、女性の採用を推奨しており、女性の働きやすい職場環境の構築を呼びかけているところです。
そうした社会環境の変化もあり女性が活躍できる場として監査法人は変化してきています。
このような状況を踏まえて、志望動機に女性が長く活躍できる仕事であることをアピールするようにすると、現在の監査法人が重視している採用ポイントと合致するため、採用の可能性が高くなります。
多様性のあるフィールドで活躍できるから
監査法人には、監査だけでなく、様々な仕事がクライアントから舞い込んできます。
したがって、監査法人で働く人材には高度な専門性だけではなく、様々なバックグラウンドを持つ人が所属しています。
監査法人には様々な仕事があるため、活躍できるフィールドも多様に用意されています。
そんな監査法人の仕事に魅力を感じたため、監査法人を志望したというのも、採用担当者にとって魅力的に映る志望動機となりえます。
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監査法人への志望動機を作成するためのステップ
監査法人への志望動機を作成するうえでは、上述のようなポイントを押さえておくことが必要です。
その上で、実際に監査法人への志望動機を作成するためのステップを理解しておくことが大切となります。
そこで、以下では志望動機の作成プロセスを説明していきます。
今後のキャリアプランを明確にする
まずは、監査法人においてどのようなキャリアプランを持っているか明確にします。
そのキャリアプランによって、作成する志望動機が変わってきます。
自分のキャリアプランを明確にすることで、どの監査法人に自分が合っているかを判断できるようになります。
監査法人ごとの特色を把握する
次に、監査法人ごとの特色を把握します。
監査法人ごとにどのような特徴を持っているのか、業務内容や取引先などを徹底的に調べていきます。
たとえば、監査法人であれば、代表的な上場企業のクライアントにどんな企業があるのかは把握しておくべきです。
クライアントがわかれば、その監査法人がどの業界に強いのかも理解できるようになります。
監査法人ごとの特色を把握することで、自身の専門性や資質に合わせて志望先を考えられるようになります。
応募する監査法人が求める人材像を理解する
うえで説明した監査法人ごとの特色を踏まえて、応募する監査法人がどのような人材を求めているかを考えていきます。
製造業に属するクライアント企業が多い監査法人の場合、製造業の業種特性を理解した人材の方が比較的採用されやすいでしょう。
自分のバックグラウンドや専門性が会社の採用したい人物像に合っていないと、担当者としては採用しにくくなってしまいます。
監査法人ごとの特色を踏まえて、自分の人物像をしっかりと調整して志望動機を作成することが大切です。
これまでの経験やスキルを棚卸しする
監査法人が求める人物像を理解したら、次は、その人物像に合うような経験やスキルとしてどのようなものがあるかを考えていきます。
いきなり特定の経験やスキルを見つけ出すのは難しいため、まずは自分がどんな経験を持っているか、あるいはスキルを持っているかを把握することから始めましょう。
それは自分の強みや弱みを理解するうえでも大切です。
経験やスキルの棚卸しをしたら、次は応募先で使える経験・スキルが何かを考えていきます。
応募先で使える経験・スキルを明らかにする
応募する監査法人が求める人物像を理解し、これまでの経験やスキルを洗い出したら、監査法人が求める人物像にみえるよう自分の経験やスキルを調整していきます。
たとえば、税理士法人などで製造業の記帳業務を担当していたという経験は、監査法人において製造業の記帳が正しく行われているかどうかの監査に役立つ知識であると考えられます。
一方で、PCスキルのような汎用性の高いスキルは、監査法人でどのように役立つのかをしっかりと考えて志望動機に反映しなければなりません。
監査法人への就職・転職でNGな志望動機
監査法人での就職・転職の際には、会社に自分が何らかの貢献ができることをアピールするべきです。
会社への貢献の前に、志望動機として自分をアピールするのはNGとなります。
以下では、どのような志望動機がNGであるのか、具体的に解説していきます。
自分を成長させたいから
監査法人を志望する動機として、自分を成長させられるという方が良くいます。
しかし、監査法人で働く多くの人は、公認会計士の資格を有する人材です。
公認会計士を含む士業で活躍する人は、当然、自分で様々な勉強をしてスキルや知識を高めています。
つまり、監査法人において、自分を成長させるということは仕事の前提に過ぎないのです。
したがって、自分を成長させたいから監査法人を志望すると言っても、採用担当者にとって魅力的な人材には映らない可能性が高いです。
給与や条件が良いから
給与面は条件を全面に押し出すのも、志望動機としては望ましくありません。
採用担当者からみれば、給与面や条件面が悪くなれば会社に不満を持つ人材になってしまうと見なされやすくなるからです。
したがって、給与や条件を全面に押し出して志望動機を作るべきではありません。
監査法人には、給与面や条件面で劣っていても魅力的なところは数多くあります。
そうした監査法人に給与面や条件面を押し出して志望動機を作っても、採用担当者が採用したい人材とは思えないでしょう。
前職の不満があったから
前職に不満があったため監査法人を志望する、というのも望ましくない志望動機の一つです。
会社に対する不満があるのは、どんな組織であれ同じです。
しかし、それを表に出してしまうのは印象がよくありません。
加えて、この志望動機では、監査法人を志望した理由を説明していません。
そのため、採用担当者からみれば、質問の趣旨と違う答えを回答していると判断されてしまうでしょう。
まとめ
監査法人の採用担当者に志望動機を伝える場合には、どのように仕事に貢献できるかを明確に説明することが大切です。
自分を成長させたい、あるいは給与面や条件面が良いなど、自分本位な動機を伝えるだけでは、担当者がぜひ採用したいと思えるような魅力的な人材にうつりません。
志望動機を作成する際には、まずはしっかりと自分が応募する予定の監査法人の特色を理解したうえで、自分の経験やスキルをそれに合わせて伝えられるように、志望動機を作成することが大切です。
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